次の恋に向かう前に。



ラブ・カウンセリング

失恋をして、傷ついて、立ち直れないくらいの思いをして、しばらく時間が過ぎて少しずつ心が蘇っていきます。

さあ、次に向かおう、と思った時に思い出していただきたいのです。

失恋すると「どうしてだめだったのか?」「自分の何がいけなかったのか?」って考えますよね?
そして、そのダメなところを見付けて直そうとしますよね。


例えば、気が利かなくてやさしくできなかったら、次はやさしくできるようにしようと心がけたり、感情をぶつけすぎて彼の心が離れたと思ったら、もっと感情をコントロールできるように自制しようとしたり。

でも、実際は本番は「彼ができたあと」なわけで、どれだけ気を付けても、自制しても、実践を積めないので自信はつかないんですよね。
それが「次もダメだったらどうしよう」という不安、すなわち、自信のなさを作ってしまうのです。

問題を見付けてそれを直す、というのは、実に合理的なやり方なので、機械やコンピュータなどの論理的なものや、学校で学ぶような理論については必要かつ役立つ方法だと思います。

しかし、論理的ではない相手に対してはどうでしょう?
例えば、ペットを育てること、漁に出ること、作物を育てることなどはどうでしょう?
理論はあれど、その通りには行かないことが多いですよね。だから、経験が大切になり、いわゆる「勘」が頼りとなりますし、熟練していくと「職人」のような世界になります。

恋愛はどっちだと思います???

いうまでもないですよね。

ダメなところがあって、それを反省することは悪いことではないんだけど、そこを頑張って直そうとしても、次の恋でそれが活かせるのか、直せるのかは分からないんですよね。

だから、こういう風に考えることを提案することが多いんです。

「欠点を直すのではなく、その恋で出し切れなかった魅力に注目してみませんか?」

表面上、失恋するには何か欠点が作用しているかと思うんです。
でも、その欠点を補って余りある魅力があれば、別れまでは結びつかないと思うんですよね。

だとしたら、魅力を十分発揮しきれなかったから、別れちゃったんじゃないのかなあ?という風に考えてみるんです。

どこがダメだったのか?ではなく、どうしたらもっと魅力的な自分を与えられるだろう?と思った方がずっと前向きになりやすいと思うんですが、いかがでしょう?

問題や欠点を探すよりも、長所・魅力・価値を見付けて受け取ることにした方がずっと恋はうまく行くはずです。

もっと素敵な笑顔があるのに出し切れなかった。
ちゃんと相手のことを考えてるのに、表現してこなかった。
もっと女らしいのに、恥ずかしくて隠してしまった。
聞き上手なのに、彼の話は理解しようとしなかった。
・・・。

もっと笑顔を大切にしよう。
ちゃんと自分の気持ちを伝えよう。
優しさを表現しよう。
女らしさをちゃんと出していこう。
もっと話を聞いてあげよう。
・・・。

そういう意識を持つ時間ができると、失恋の痛みが少し和らいで希望の光を感じることができます。

もちろん、これをするのは、失恋して痛みの時期を過ぎた1,2か月後の方がいいですよ。
彼を失ったショックが大きいときは、どうしても自分を責めてしまいますからね。

そして、気付いてもすぐにはうまく行きません。出せなかったなりの理由があるわけですから。
でも、それを知っておくことは今すぐにでもできますし、それを実践するのは彼氏相手じゃなくてもできることがいっぱいあります。

そして、少し落ち着いてきたら、自分の魅力を見つめていきましょう。
失恋が教えてくれたあなたの魅力に気付けたら、素晴らしいですよね。

次の恋の希望になりましたら幸いです。


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