「私なんかが幸せになってはいけない」という呪い。



ラブ・カウンセリング

クリスマスも終わりましたし、ちょっと怖いテーマでもいいでしょう?(苦笑)

恋のご相談に関するカウンセリング。
好きな人ができなかったり、うまく行かない恋が続いていたり、なかなか結婚に踏み切れなかったり、別れ話やケンカが頻発していたり、ずっと昔の彼を引きずっていたり、、、様々な恋のお話を伺っていて、ふと思いついてお聞きする質問があります。


「何か、自分が幸せになってはいけないって理由、思い当たりませんか?」

もちろん、その回答は「???」なことが多いです。

「そんなつもりはないんですけど・・・。」

と考え込まれるクライアントさん。そして、しばらくして「あっ」と気付かれたりします。

「私、理由は分からないですけど、幸せになっちゃいけないって思ってるかもしれません・・・」

それはまるで、自分で自分に「幸せになってはいけない」と“呪い”をかけてるようなもの。
呪い、というと怖いですが、言ってみれば一つの“思い込み”ですよね。

酷く傷つけてしまった彼氏がいて、そのことで強い罪悪感を持ち、自分にその呪いをかけてしまうことがあります。
大好きだった彼に別れを告げられて、すごく辛くて、自分に言い聞かせるように「私は幸せになれないんだ。なっちゃいけないんだ。」と繰り返された方もいます。

もちろん、はっきり意識しなくても、どこかぼんやりとその思いに捉われてしまうこともあるでしょう。

さらにはもっと古い時代にその呪文をかけてしまうこともあるのです。

例えば、お母さんから「ほんとにあんたはダメな子なんだから」常々否定されていたとしたら、やはり「自分は幸せになっちゃいけない」と思うでしょうし、同じように「あんたのせいで私は苦しいのよ」みたいに感情をぶつけられたとしても同じことが起こるでしょう。

学校でのいじめ、友だちとのトラブル、受験の失敗。

様々な「心の痛み」から、自分が幸せになってはいけないという呪いをかけてしまうものかもしれません。

特に10代~20代前半くらいにかけてのこの呪いのパワーはすさまじく、また、それ以外の年代でも、強い痛みを伴うでいごとがあれば、そのパワーは侮れません。

ぬぐってもぬぐっても消えない汚れのように、心の中にこびりついてしまうこともあるんです。
そんな呪いを取るのは、抵抗もあり、嫌悪感や否定的な感情も湧いてきます。

でも、呪いを解くのはやはり“愛”。
自分の中にある“愛”に気付き、自分を愛することなのです。

自分を慈しむこと。愛すること。大切し、思いやること。

皆さんが、愛する人ができたとき、その人にしてあげたいな、と思うことを、自分自身にしてあげるんです。

友だちや仲間が困っていたら優しくしてあげたり、辛ければ傍にいてあげ、落ち込んでいれば励ましてあげたいと思うように、自分自身にも、それと同じ事をしてあげてください。

もし、あなたの大切な人が「私は幸せになってはいけない」と自分を責めていたらどうでしょう?
きっと「そんなことないよ。あなたは幸せになる価値がいっぱいあるよ」と言ってあげたいと思いませんか?

だから、自分にその言葉をかけてあげてほしいのです。
それは自分の古い痛みを癒すことにもなるでしょう。

自分を愛し、慈しむこと。

いい1年の始まりを迎えるために、大切にしたいですよね


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