考えすぎて手放せない恋。


ラブ・カウンセリング

恋愛は「心」「感情」でするものなのですが、怖れや不安が強く、「思考的」「理性的」な生き方をしてくると、失恋においても“考えすぎてしまう”ことが少なくありません。

感情ってとても巨大なものなので、思考・理性では制御できないものなんですね。

でも、自立的な人ほど“感情をコントロール”しようとしてしまって、実体(心の状態)からかけ離れてしまうことが少なくないんです。

その結果、なかなか失恋の痛みから立ち直れなかったり、次の恋に進みにくかったりするのです。


例えば、こういうカウンセリングがよくあるんです。

「元彼と別れて半年なんですよね。もういい加減引きずってるのも嫌だし、次に行こうと思うんです。でも、なかなかいい人がいなくて。この間も友だちに紹介してもらったんですが、いい人なんですけど、でも、付き合おうって言う気持ちになれないんです。元彼とやり直したいって気持ちはないんですよ。今はもう彼にそんなに魅力を感じませんし、むしろ、彼にも幸せになって欲しいと思ってます。私もこの失恋からかなり学んで成長したと思いますし、次はきっといい恋ができると思っているんですけどね。どうしたらうまく行くんでしょうか?」

言葉だけを見れば、失恋から立ち直り、前向きに進もうとしているものの、中々出会いがなくて行き詰っているように見えますよね。

こういう話をしてくださる方がとても頑張り屋さんで魅力的で、女性的にも仕事人としても素晴らしい人も少なくありません。
自立されていて、きっと周りからの支持も厚いんだろうな、と思わされるだけの人格も備わっています。
確かに、とても素敵な方なので恋愛だってきっとうまく行くだろう、と自然と感じられます。

でも、話を直接聞いている私からすると、何となく「ん???」と感じるニュアンスがあちこちに紛れ込んでいたりするのです。

だから、つい「元彼のこと、正直、今は、どんな風に思ってます?」と聞きたくなってしまうんです。

もちろん、彼女は上の文章にあるような「もう過去のこと。いい恋だったけれど、もう後戻りはしない」というニュアンスで答えられます。

それ自体はとても模範的な、前向きな回答なんですけど・・・やはり、どうも腑に落ちないんですね。

少し感覚的な話をしましょう。

前向きな状態にある方って、キラキラとして、とても輝いていらっしゃいます。
そして、次の恋にワクワクしていたり、過去の彼に感謝していたり、自分のことも好きだし、「さあ、どんな人と出会えるのか楽しみ!」という雰囲気に溢れていることが多いのです。

前向きな状態ですから、どんな男性と出会っても前向きに捉えることができます。
「友だちに紹介してもらった彼。素敵なんだけど、何か合わないって感じなんですよね。いい人だから今も連絡を取ってますよ。でも、彼には悪いんだけど、次にはもっといい男性と出会えるような気がしてるんです」

みたいな感じ。元彼を手放して前に進んでいるので、やはり、そこでの出会いにも前向きな意味に捉えられるのです。

そうした感覚的な雰囲気、いわば、オーラのようなもの、伝わってくるものから、その方の状況を推測することもできるわけです。

皆さんもしんどそうな人に「大丈夫?」て聞いて、笑顔で「うん。大丈夫大丈夫」って言ってくれてたとしても、その表情や態度から「え?嘘でしょう?」て感じることありますよね。

「前向きになろうとしている」と「前向きである」は違いますし、「前向きにならなきゃいけない」とはもっと違います。

ここで自立して理性的な人ほど、「どうすべきか?どうあるべきか?」を考え、その答え通りに自分の心を制御しようとしてしまうんです。

失恋して半年も経ったんだからもう立ち直るべき。
いい加減、元彼を引きずっているのはみっともない。
さっさと次に向かうような姿勢でいなければいけない。

でも、心ってそんな風にコントロールできるものじゃないですよね・・・。

半年経ったんだから立ち直るべきかもしれないけれど、大好きで、まだまだ遣り残したことのある彼がその相手だったら、半年だろうが、1年だろうが、ずるずると引きずりますよね。

元彼を引きずってるのはみっともなく思えるかもしれないけれど、それが事実だったら、素直に認めてしまったほうがいいかもしれないよね。

次に向かう姿勢も心がけは立派だけど、もし心が準備できてなかったら、単に痛々しいだけじゃないでしょうか。

頭で考えずに、素直な気持ちを感じて見ましょう・・・て良く提案します。

好きなものは好きでしょうがないんですよ。
執着したり、憎しみを感じたり、むかついたり、悲しくなったり、惨めで辛かったり・・・・そんな気持ちを素直に認めてあげませんか?という風に。

素直になった分、無理をしなくていいですから、あなたはとても自然体になれるでしょう。
我慢することもなく、自分に嘘を付く必要も無いですから、肩の荷が降ります。

たとえば、そういう彼女に「元彼のことが今もまだ好きなんだ」と気付いていただくセラピーをしていきます。
「バカみたいですよね」とか「情けない」とか自己嫌悪しながらも「まだ好き」ということを認められたとき、まるで憑き物が取れたようなすっきりした表情になり、「なんだか、体の力が抜けました」とおっしゃってくださる方、少なくないんですよね。

さて、元彼を好きでいることは惨めで、苦しいことなのでしょうか?

確かにプライドは傷つくかもしれません。
世間体には恥ずかしいことかもしれません。

でも、「片想い」であったとしても、恋をしてることは素敵なことですよね。
そして、素直に気持ちを受け入れられた分だけ、実はその状態のまま次の恋に進むことが出来るんです。

「実はまだ前の彼のことが忘れられなくて。せっかく私に好意を持ってくれて嬉しいんだけど、今はまだその気持ちに答えることができないの」

とあなたが素直に告白したとき。
本当にあなたを大切にしてくれる人ならば、きっと、そんなあなたの気持ちを尊重してくれるでしょう。

「いいよ。それでも。素直に言ってくれてありがとう。準備ができるまで待つよ。」と言ってくれたり、「じゃあ、俺が元彼を忘れさせてやろうじゃないか!はははは」とおどけてくれる人もいるかもしれません。

考えてもできなかったことが、素直になった途端、できることも少なくないのです。

考えずに感じること。
すなわち、素直に自分の気持ちを認め、受け入れること。

プライドや色々なものが邪魔するかもしれません。
でも、まずは、自分ひとりでもそれを認めてみませんか?

もし、私はどっちなんだろう??なんて思われた方、良かったらカウンセリングもご利用くださいね。

 

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