失恋して半年後の抑うつ感。



ラブ・カウンセリング

失恋してから無気力な私。(2011/5/23) の続編です。

大失恋してすごくショックで、始めは何とか頑張ろうとしたんだけど、でも、何だか最近はやる気がなくて、ちょっと燃え尽き症候群みたいになっているんですよね。。。

失恋の度合いが大きいほど、最初は大きなパニックに陥って苦しい反面、周りの人たちも協力的だったり、理解してくれたり、助けてくれたりして人の有り難味などがすごく良く分かります。

しかし、それもある時期を過ぎると周りも一時の熱は冷め、祭りの後の寂しさというわけじゃないのですが、何となく「前を向いて、もう次、行きなよ」と言う空気が芽生え始めます。
しかも、同じ頃に失恋したり、失職したりで一緒に慰めあい、励ましあっていた子がいると、始めはすごく助かるのですが、その子が立ち直り始めると、途端に置いてきぼりを食らったような気がして孤独感がすごく増してしまいます。


落ち込んでる自分が許せないし、前に進めない自分がすごく嫌いになっていきます。
笑顔は“作るもの”となり、気持ちは常に沈んだまま、でも、今更友だちの前でもそれを出すことなどできない・・・、そうすると気持ちは行き場を失いますよね。

頑張り屋さんはそこで何とかしようと頑張るんですよね。でも、それは悪循環。
案外、そういう人って外からは分からないんです。
もうすっかり立ち直ったように見せてますし、全然自分は大丈夫!てパフォーマンスをしたりしています。

でも、人知れず溜息の数が増え、未来には絶望していきます。
どうしていいのか分からない・・・それが正直な気持ちではないでしょうか。

自分でもおかしいと思うんだけど、何とかしようにも気力が湧かないんですよね。
でも、そういうコントロールは良くないんですね。
感情はコントロールできるものではありませんものね。

できればこういうとき、重たい腰を挙げて誰かに今の正直な気持ちを話せるといいんです。
周りの人は大丈夫そうに見えるあなたにあまり関心を払わなくなります。
だから、なかなか「大丈夫?」て言う声も、かかりにくくなります。

心の中にはそんな風になってしまった自分との葛藤があるでしょう。

そこで気付いて欲しいんです。この半年間、あなたがとても頑張ってきたことを。
具体的に何か結果が出てるわけでもないかもしれません。
自分の期待値に結果が追いついていないかもしれません。

でも、頑張ったでしょう?自分なりに、何とかしようとしたんじゃないでしょうか。
周りの期待に応えようとしたかもしれないし、自分の痛みをおいて友達の悩みに付き合ったかもしれないし、早く次に行かなきゃって前向きに考えようとしたり。

それを認めてあげて欲しいな、と思うんです。

おそらく、今あなたが戦っているのは、自分自身が作り出した“理想の自分”ではないでしょうか。
自分が理想とする姿になっていないから、全然そこに近づいていないから、落ち込んでしまうのかもしれないですよ。

今の自分を見てあげませんか?
そして、その心が発する声にじっくり付き合ってあげませんか?

きっとそういうこと、人にはしてあげられるでしょう?
でも、今度は自分の番。

そうして、今の自分が受け入れられると、人にも徐々に言えるようになります。

「今、私、何か無気力なんだよね」

ちょっと勇気要ります。恥ずかしいし、情けないかもしれません。
でも、その一言が言えると、ちょっと変わっていきます。少しずつ、確実に。

中には「そんなこと言ってても始まらないでしょ」なんて言う厳しい友達もいるかもしれません。
そしたら、「私もこの半年、自分にずっとそう言ってたな」て思ってみてください。
友だちのその言葉で傷ついた分、いかに自分で自分を傷つけてきたかが分かるかもしれません。

「へえ、そうなんだ。意外だな。もう立ち直ってるかと思ってたんだ。気付いてあげられなくてごめんね」と言ってくれる友だちもいるかもしれません。
心に染みると思いません?その優しさが。
きっとその子は始めからそんな優しさを向けてきてくれたんだろうと思うんです。
でも、「頑張らなきゃ」というあなたの耳には半分くらいしか届いていなかったのかもしれません。

そうして、少しずつ真っ暗闇の心に光を一つずつ点していくんです。
半年後、こんな風になっちゃう恋ですよ。
あなたの人生を大きく変えるものに違いないんです。
だから、このトンネルを抜けた先には、今までの自分とはまったく違う自分がいます。

多くの方とお会いして思うんです。
すごく失恋して辛いんだけど、その辛さと同じくらいの恩恵が同時に与えられている、と。
それが何か分かるまでは苦しいんだけど、でも、それに気付けると、悪いだけのできごとではなかったことに気付くことができるのです。

参考になりましたら幸いです。


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