[91]男の人が心を開いて話してくれると、それを遮ったり意地悪な気持ちになってしまう


<リクエスト>

男の人と会話していて、心を開いていろいろ話してくれていると(その人が好きなことなどについて)、それをさえぎりたくなるような感情になります。調子にのっているなという意地悪な感情になったり、ペットを飼っているなら最初は動物のことを聞いてるけど、だんだん自分は動物はちょっと苦手みたいな話をしてしまう感じになったりします。

父親は女性をあまり大切にできるような感じではなく、外面がよいので、調子にのってハメをはずすようなことを発言し、それで傷ついたりすることがあります。
私は男の人が苦手ですが、父親の投影でそのような心もちになるのでしょうか?どのように考えていけば、さえぎったりすることなく男の人の嬉しい気持ちを受け止められたりできるようになるのでしょうか。男の人に対しての不信感や鎧をとってゆくことができるのでしょうか?

(ねこさん)


<根本からの回答>

自分の存在が許され、愛されてることに気づく時。

ねこさんもお感じのように、男の人の嬉しい気持ちを遮ってしまうのはお父さんとの関係に起因するかもしれませんね。
なぜかというと、むかし、ねこさんが心を開いて嬉しい話をしているときに、お父さんから散々水をぶっ掛けられるような態度をとられたのかもしれませんし、そうでなくても、散々嫌な思いを感じてこられた思いが痛みとして心の中にあるのかもしれません。
その辛さ、痛みを男性にわかって欲しいという潜在意識が、相手の嬉しさをさえぎるような言動へと繋がってしまう可能性は高いでしょう。

ただ、そこまで分かっているのに、どうしようもできないのは辛いですよね。
その辺をきちんと癒していくと、必ず変わっていくと思います。
今回の回答はそのきっかけにしてみてくださいね。

でも、こうしたパターンはねこさんだけでなく、私達はみんな、おなじパターンを持っています。
意地悪をしたくなったり、ネガティブな話を振ってしまったり、相手のテンションを下げるようなことを言ってしまったり、冷たい態度を取ってしまったり。

そうした背景には、自分自身が昔、誰かから似たようなことをされたか、あるいは、されているのを身近で見て感じていた経験があり、心がとても痛んだことを示唆しています。
そして、私達はその痛みから復讐心という感情を持ったり、あるいは、その痛みを分かち合うために身近な人に同じ態度を取ってしまうのです。
そうした連鎖はさまざまな面で見られるものです。

さて、ねこさんの場合は本格的な癒しのアプローチが有効かもしれません。
よくご自身のことを理解されているようですし、お父さんというキーパーソンの存在も浮かび上がってきていますから、後はその関係性をどう癒していくのか?というテーマを持ってみるといいでしょう。

そういう意味では日常的には“男の人にちょっとでも優しくしてあげたいな”との思いを持ち続けることが大切かと思うんです。
具体的に何かする、というのではありません。
思いついたときに、ちょっと声を掛けてあげる、お茶でも入れてあげる、などでも十分すぎるほどです。
日常で頑張ろうとしても、付け焼刃になって疲れてしまいます。うまく行かなくて絶望しちゃいます。
だから、あんまり頑張らずに思いを持ち続けることだけに意識を向けていればいいんじゃないかと思います。

後は異性に関わらず、自分を持ち、夢や目標を持ってまっすぐに自分を磨いていくことを優先させてみましょう。
お父さんとの関係に問題があると、社会性もしくは、アイデンティティの形成に問題が生まれ、仕事上のトラブル、人間関係の問題、さらには、自分がなんだか分からないといった不安を抱えることも多いんですね。
だから、自分が楽しいと思えることに当たり前に関わる意欲はとても大切なんです。

さて、さえぎりたくなるのは感情的には“怒り”ではないかと思うんです。
だから、その怒りの解放というものがまずはテーマですね。
そして、その怒りの裏側にある感情・・・寂しさなのか、もっと自分を認めて欲しい気持ちなのか・・・に気づくことも目標ですね。

セラピー的な流れで見れば、単純に言えばお父さんと向き合うこと。
現実というよりは、感覚・感情的にお父さんと向き合ってみることが大切ではないかと思うんですね。
もうされたこともあるかもしれませんが、たとえば、お父さんに手紙を書いてみましょう。
手書きで、実際に渡さなくてもいいので。
そのときどんな気持ちが溢れてくるのかをじっくり見つめてみるんです。

カウンセリングでも、グループセラピーでも、そうしたアプローチがたくさんありますから、癒しのアプローチもぜひ検討されてみてくださいね。

そうして、怒りを解放していく目的は「許し」です。
お父さんがなんで女性を大切にできないのかを感情的に理解し、そして、「そっか、お父ちゃんもそんなんやってんなあ。むかつくけど、そりゃあ、しゃあないなあ。」という気持ちに達することが目標です。

その頃になればねこさん自身、とっても“男心”がよく分かる女性になり、接し方もよりやわらかく、また、優しいものになろうかと思うんです。
そして、そんな女性を男性はどう感じるか?はもう分かりますよね。

そんな自分を持った素敵な女性を目指してみるのはいかがでしょう?

その頃にはお父さんだけでなく、自分自身の存在にも魅力を感じられるようになっているはずです!

=お勧め!エクササイズ=

【パートナーがいらっしゃる方へ】

気づいたことは私の仕事。一日一善。

してあげたいな、とか、こうすればいいのにな、と気づいたことを、即実行。一日一つを目標に。

【パートナーがいらっしゃらない方へ】

異性の親にミニお手紙を書いてみる。

女性ならばお父さんに、ちょっとしたメモ帳に今伝えたいことをお手紙にしてみます。小さいけれど気づきと解放が訪れるはずです。

男と女の心理学

 

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