[73]「優しすぎ」とか「たまには怒って」という彼女の希望に応えるにはどうしたらいいでしょう?



<リクエスト>

付き合うといつも「優しすぎ」とか「許しすぎ」とか「たまには怒って」とか「私のイヤなところないの?」とか言われます。

彼女が大好きなので、わがままも聞いてあげたいし許したいし、特に不満も感じてないのでそう伝えるのですが、腑に落ちない反応をされることが多いです。

「わがままを許しすぎると、相手はそんなわがままな自分のことが嫌いになり、離れてしまいたくなる」と聞いたこともあります。

不満や怒りを感じられるようになるには、彼女の望むものを与えられるようになるには、どうしたらよいでしょうか??

(ハッシーさん)


<根本からの回答>

彼女の自信の無さを抱きしめてあげよう!

どうして彼女は「優しすぎ」とか「たまには怒って」とか「嫌なところあるでしょう?」とか言ってしまうのでしょう?

その背景には彼女の自己評価の低さ、自信の無さが隠れてるんです。

私はそんなに許してもらえるほどにいい人じゃない。
あなたにそんな愛してもらえるほどいい女はない。
それだけのことをしてもらっても、私は何も返せないのに。
私は自分でも嫌になるところがたくさんあるのに、あなたはそれをなんとも思わないの?(ということは私のことを本当に愛してるの?)

などの思いがふつふつふつふつ沸きだしてしまうようです。

その結果、彼女は怖くなってしまうのかもしれません。
すなわち、ハッシーさんからの愛情を十分に受け取れないんですよね。

パートナーにはバランスの法則というものがあります。
一方が「とてもいい人」になると、もう一方は「とても悪い人」になってしまいます。
ハッシーさんがいい役ばかりを取ると、彼女は必然的に悪役しか残っていなくなるんです。
そうすると、「いい人」と一緒にいるだけで、自分がどんどん惨めになり、悪いような気がし、迷惑をかけているような感じがして、そして、傍にいてはいけないように思うんです。

例えば、女性はそうした自信の無さや罪悪感や惨めさから、「私ってこんな悪い女なのよ。それでもあなたは許せて?」というテストをしてきます。
あなたのことが好きであればあるほど、そうして試したくなるんです。
それはこれ以上あなたのことが好きになるのが怖いし、好きになった上で捨てられるのはもっと痛い、だから今のうちにブレーキをかけておきたい、というもの。

だから、そこで、その手に“乗ってあげる”というのも愛情なんです。
「アホか!そんなことしてほんまにアホやな!」って怒ってあげるのも愛情なんですね。

そこを「大丈夫?そんなことしなくてもいいんだよ」って優しく接してしまうと、彼女はもっと惨めになってしまうんです。

自分のダメなところを真剣に怒ってくれる(叱ってくれる)というのは、父性を感じられて女性はむしろ安心するんです。
でも、全てを許すとなれば、彼女はどうしていいのか分からなくなってしまいます。

そういう意味で
「不満や怒りを感じられるようになるには、彼女の望むものを与えられるようになるには、どうしたらよいでしょうか??」
という態度なのですが、これはハッシーさんの優しさであり、愛情なんだろうと思いますが、彼女から見ると、これも自分に気を使われてるような気がして嬉しくはないと思うんですね。

ある意味「わが道を行く」ということが大事なんだろうと思います。

不満がないのに不満を探す必要はありません。
堂々と、「いやー、おれ、アホやろ?目が悪いからなー。あんたの悪いところ、全然見つからへんわー。頑張って探すけどなあ・・・。うーん、無理やろなあー」と言い切ってしまうと安心してもらえると思います。

それともう一つ。
こういう風に彼女から言われるときは、本当に不満を言って欲しい時ではないんですね。
この言葉に乗じて本当に不満を言うと「あんた、何言うのよ!!」とケンカになったり、「そんな酷いこと言って欲しくなかった」と引かれたりするんです。

こういう言葉の裏には、ハッシーさんの男らしさ、力強さを感じたい気持ちが隠れているんだろうと思います。

だから、「私を怒ってよ」といわれときは、ガシッと強く抱きしめて「そんなこと言うお前がアホや。俺の愛情、全然分かってへんやろ。」と怒ってあげると良いのではないでしょうか?

ただし、この台詞も3回くらいしか使えません。
4回目以降はまた新しい台詞を開発することが求められます・・・。

=お勧め!エクササイズ=

【パートナーがいらっしゃる方へ】

(男)ガシッと抱きしめる。(女)ふにゃっと甘える。

普段やってらっしゃる方はそのままで、なかなか出来ない方は勇気を持って。

【パートナーがいらっしゃらない方へ】

欲しいものを欲しいという

変化球は通用しません。何が欲しいのかをはっきり伝える練習をしよう。

男と女の心理学

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