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どうしたらいいのか分からないならば、そのどうしたらいいのか分からないっていう自分を抱きしめて話を聞いてあげることがまずは必要かもしれません。
どんな自分も肯定してあげることが自己肯定感を高める秘訣ですね。
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私は一年前から10歳以上年上の既婚男性と不倫しています。一度二ヶ月前に私の感情が爆発して別れましたが、彼からその一ヶ月後に連絡があり、また戻ってしまいました。
現在、私は海外に約10ヶ月ほど滞在予定で彼とは遠距離です。私からは連絡をしないことが付き合うためのルールになっているのですが、彼はあまりマメな方ではなく、現在1ヶ月以上連絡が来ません。また感情が爆発してしまいそうです。
このままではいけないと思いつつもどうしても辞めることができず、路頭に迷い、根本さんのブログ始め、様々な心理学のブログを読みあさっています。
そしてどんなに不倫が辛いものでも、今の現実は自分が選択したもの、私にとっての何かしらのメリットがあるからいま不倫をしているのだということを学び、自分なりに不倫を求めてしまう原因は何かと考えると、
(1)自己肯定感の低さ(2)理想の父親を彼に求める(3)結婚を潜在的に恐れている
ことがあり得るなと思いました。
どのような選択をするにしても、私が自分がどうしたいのかを軸に選ぶことが大事だと分かっているのですが、どうしたいのかが分からなくて、でも今の状況は辛くて悶えています。
このように迷走している私をネタに、華麗な根本節でアドバイスかつ斬って頂けると幸いです。
(Aさん)
どうしたらいいのかが分からないという声をよくお聞きします。
根本先生は華麗に「好きにしたらええやん」という風に答えて「それが分からないから聞いとるやんけ!」と啖呵を切られてしまうわけですけど、でも、私はあまり「こうしたらいい」という話はしないようにしています。
不倫をしていて苦しい、というのもAさんがおっしゃるように自分で選択したもので、何らかのメリットがあり、苦しい一方で好きでやってるところもあるんです。
だから、根本先生はそういうときは「なんで苦しいのに続けちゃうんだと思う?」というごくごくふつうの質問をしてしまうわけですね。
そこに何かメリットのようなものがあるんです。
不倫をしてしまう、ということについてよく耳にする「なぜしちゃうんだろうね?」の答えは・・・
・好きになったから
・寂しかったから
・一緒にいると安心するから
・将来のことを考えなくていいから
・あまり近すぎる関係にならずに済むから
・一人でいるのは辛いから
などがよく出てきます。
「好きになっちゃったから」という答えが一番多いように思うんですけど、そうすると根本先生は華麗に「じゃあ、しょうがないじゃん」と元も子もないことを言って「それでもお前はカウンセラーなのか!その辺とおっさんと変わらへんやないか!」と啖呵を切られるわけです。
でも、しょうがないですよねえ?好きになったんだから・・・。
で、そんなあたりをぐるぐるしてても話が進まないので、もう少し深堀していくんですね。
するとAさんが出してくれたような答えが出てくるわけです。
>(1)自己肯定感の低さ(2)理想の父親を彼に求める(3)結婚を潜在的に恐れている
私のブログは「とりあえず自己肯定感を上げましょう」ということしか書いてないのですが(笑)、この原因らしきものが見えてきたのなら、彼との関係をどうのこうのする前に(あるいは、どうのこうのしながら)このテーマに取り組んでみる方がいいと思うんですよね。
そもそも自己肯定感が低いということは、何かと自分にダメ出しをする癖が付いている、ということで、まずは自分を認めてあげるレッスンが必要なわけですね。
この辺はセミナーでも散々やりますし、本にも書いている最中なのですが、要するに、今の自分=不倫してる自分=時々爆発してしまう自分、というのを認めなさい、というわけなんです。
自分に対して親友のように語り掛けてあげてますか?
「寂しいよね~」
「連絡がこないのは辛いよね~」
「あたしって何?って思っちゃうよね~」
「好きになったんだもん、しょうがないよね~」
そんな言葉を自分にかけてあげるわけです。
実は私がカウンセリングやセミナーで語り掛ける言葉の多くは、そうした「自分が自分に言ってあげるといい言葉」のつもりなんですよ。
否定が強いから、肯定する言葉を使いますし、何とかしようともがいて苦しんでいるから、しょうがないじゃん、何もしなくていいんじゃない?という言葉を使います。
とにかく「今の自分を否定する癖」というのを手放したいわけです。
だから、Aさんにとっては不倫をしちゃってる自分自身と仲良くする(友達になる)ということがテーマです。それが自己肯定感アップの秘訣です。
「それが私なんだもんね」
「私なりに頑張ってるよね」
「幸せになりたいよね。うん。幸せになってもいいんじゃない?」
「彼のこと、一生懸命考えてるもんね。偉いよね」
そうやって自分自身を肯定するレッスンをしていくわけですな。
で、(2)(3)のテーマについても自分なりに見ていくのがいいんですな。
お父さんを求めてるってことは、実父に満たされてない部分があるんでしょう?
じゃあ、そのお父さんとの関係をじっくり見ていくのがいいわけですね。
子どもの頃、どんな気持ちでお父さんを見てたのか?
お父さんにしてほしかったことって何なのか?
どんな風にお父さんのことを好きでいたのか?何かしてあげたのか?
お父さんに分かって欲しいことはどんなことなのか?
お父さんに怒ってることは?または、謝りたいことは?
お父さんに感謝してることは?
切り口はいっぱいありますが、そんな風に実のお父さんとのことを振り返っていきましょう。
さらには「なんで結婚を怖れてるんだろう?」ということを考えてみるのは意味のあることです。
両親との関係が影響しているのか、過去の恋愛の影響か、どうして結婚したくないんだろう?って自分と対話していくことがいいと思いますよ。
その時大事なことは、出てきた答えをイイの悪いの判断しないことですね。
そこでも自己肯定力使うわけです。
そうだね~
そうだよね~
って友達の話を聞いてあげるように、自分の心の声に耳を傾けてあげるわけです。
なかなか今の時代、忙しくてばたばたしちゃうけど、一日に5分でも10分でも、そうやって自分と対話する時間を作れたらいいよね。
お風呂に浸かりながら考えるのもいいし、スマホにそういうノートを作って気が付いたときにメモしていくと良いですよ。
1か月くらいそういう対話を自分と続けていくと少なくても地に足が着いた感覚が出てきます。
そうしてまずは自分を振り返ってから「どうするか?」を決めればいいんです。
ということで、まずは自分に優しくしなはれ、というお話でした~
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