幸せになりそうになるとぶち壊したくなる自立系武闘派女子のための恋の処方箋。



そんな自分を許すこと。
幸せになっていい、て自分に言い続けること。
そして、素直な気持ちを伝え、ごめん、って言うこと。
もちろん、好きと言う気持ちもちゃんと伝えます。

根本先生、こんばんは。
ロックマンの記事を読みながら、最近自分がロックウーマンだということに気が付きました。

一回り以上年上のロックマンを好きになり、昨年体の関係を持ちました。遠距離でしたが、生まれて初めて自分のことよりも相手の幸せを願えた人で、自分本意な恋愛ばかりしてきた私が、この恋だけは丁寧に、とても大切に育ててきました。
セックスの瞬間はそれは本当に幸せな気持ちでいっぱいになれたのですが、同時に全てが終わってしまったような感覚になってしまい、その翌日、私の体調を気遣ってくれた彼に対して全てをぶち壊すような内容のメールを送っていました。
彼は私と付き合うつもりでセックスしたようなのですが、これ以上好きになるのが怖い、本当の自分を知られるのが怖い、自分は毒だから傷付けてしまいそうで怖い、などなど…なんかもう色んな恐怖に耐え切れなくて意図的に送りました。(真のロックウーマンならこんなことしないでしょうか?)
過去の彼の発言から、あまりにも私を美化しているように思えたんです。「本当の私はあなたが思っているような心の綺麗な人間ではありません」って知らせたかった。それが誠実なんじゃないかって思いましたし、自分が彼を幸せにしてあげられる自信がありませんでした。
ロックマンの彼からは「わかった」とだけ返信があり、本当にわかったのかはわかりませんが、それきりです。お互いの好きな気持ちがピークのまま終われば傷付くこともないし、ずっと幸せな思い出を抱いて生きていけると思いました。
彼が追いかけてこなかったことに心からホッとして、もう会いたくないのになぜだか苦しいです。
彼の前では自然に優しくなれていたので、一度彼に「なんでそんなに優しいの?」と言われたときに何とも言えない嫌な気分になりました。結局は鎧の上から女神の皮をかぶって接していただけのような気がします。
こんなに大切にしてきた恋を、最後の最後にまたしても自分の手でぶち壊してしまったことが残念でなりません。もういい歳なので、いつまで5歳児みたいなことしてるんだろう?って。どうかこんな私が幸せな恋愛をする方法を教えてください。
(Mさん)

まずはそんな自分を許してあげることですよね。
よしよしって慰めてあげることですよね~

怖かったんだよね~
傷付けたくなかったんだよね~

そんな風に感じていた私を受け入れて、許してあげることがまずは大事じゃないでしょうか。

幸せになるのって怖いですよね。
罪悪感があれば自分を毒だって感じるし、自分を凶器のように思って傷付けちゃうように思うし、そんな自分を知られるのが怖いし、そしたら、やっぱり大切な恋だけに、これ以上うまく行くのが怖くなりますよね。

だったら、潰してまえ。

と武闘派女子は思うものです。

これ以上、幸せになるのが怖い、というのも出てきます。
このままうまく行くはずがない、という疑いも出てきます。
きっといつかはダメになる、という思いも出てきます。

それだけいい恋をした、本気の恋をした、ということかもしれません。
それだけ頑張って彼のことを大事にしてきた、ということかもしれません。

でも、同時に自分をずっと責め続けてきたわけです。
お前はダメな女だ、と。
自分を嫌ってきたわけです。
お前みたいな女が幸せになっていいわけがない、と。

それを手放すには、まずは今の自分を受け入れ、許してあげないとね。
よしよししてあげないとね。

夢が叶う、とか、成功が目の前に来る、とか、あと一歩で幸せになる、というのは怖いものです。

彼との恋が大切なもので、彼の前では優しくなれていたとするならば、その恋を続けるのはものすごく怖いものです。

知らない世界だし、まさかだし、ね。

マリッジブルーもそういう風にやってきますね。
何度も壊したくなります。
実際、壊しちゃった武闘派女子もたくさんいます。

それもまた経験だし、そこから学べますよね。

だから、くどいようですが、まずは今の自分を許すこと、なのです。

素直になるのって難しいですが、また、ゴメンって謝るのはロックマン&ウーマンにはなかなか難しいことですが、私に送ってくれたこの文章をそのまんま彼に送ることをお勧めしたいですね。

素直になれなくてごめんなさいって言葉を添えて。

彼が許してくれるかどうか分からないけれど、彼もロックマンなら似たところがあるから、グッと近づくかもしれません。

お互いが距離を縮めて行くとき、そこには結構なサイズの壁が横たわっていたりします。
それは過去の傷がもたらす幻想なのですが、かなり難解な障害のように感じます。

その壁をぶち壊すのがケンカであり、暴走であり、爆発なんです。
でも、時に仕掛けるダイナマイトの量を間違えて相手まで吹き飛ばしちゃうこともあるんですけどね(笑)

でも、たぶん、Mさん、次の恋でもいい恋をすればするほどその壁をまた感じます。
そして、潰したくなります。
そらそうですよね。その壁がなくなれば彼ともっと親密になれるわけですから。

でも、その壁は自分を守るために存在してるのも事実。
これ以上傷つかないために、傷つけないために。

だから、それだけ大きな爆破が必要になるんです。大きな葛藤ですよね。

その壁をぶち抜いて彼に近付こうと思ったら、そのリスクを越える必要があるんですよね。

暴れて、素直になれなくて、傷つけて、距離が開いて、でも、お互い好きだから、また近づいて、許し合って、愛が深まって、また壁が出て来て暴れて、爆破して、ケンカして、それで距離が開いて、でも、また近づいて・・・。

その繰り返しがお互いをかけがえのない存在にしてくれるんです。

次はもうちょっとダイナマイトの量、減らせるといいですね~(笑)

毎日、もう十分戦った。だから私は幸せになっていい、そんな言葉を自分にかけてあげてください。

それがたぶん、今、一番効果的です。

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