自立と依存がひっくり返ったとき、離婚問題はどうなる!?



それまでは旦那様が主体的に話を進めていた離婚問題も、奥様が手放しを進めて自立すると関係性がひっくり返って今度は奥さまに主導権がやってきます。
そうすると今までと勝手が違うので戸惑うのですが、いよいよ我が天下ですぞ!

はじめまして。
私は妊娠、出産&旦那さんの多忙が重なり、暴言、セックス拒否し離婚を言われ現在別居8ヶ月目になります。
別居中いろんな方のブログ&メルマガを読んだり、カウンセリング受けて自分の過去と向き合ったり、自分のしたかったことをしたりと重ねてきました。
そのかいあってだいぶ手放しできてきたのか今私は自分から離婚を進める気はありませんが、旦那さんが離婚と言うなら受け入れようと思えるようにもなりました。

私たちは年内に結論を出す予定にしていましたが旦那さんから仕事が忙しく話し合いできないと言われ、私は別居継続するなら転職しなければならずそのことも前もって伝えていたにも関わらずLINEで「このまま別居のほうが落ち着いて居れそう」と返信が来ただけでした。
私たち夫婦は旦那さんが8才年上ですが私の方がお給料少しですが多いです。資格もあり子供1人いても経済的にはなんとかなります。
大事なことなのにLINEで一言返信して終わりにされたこと、離婚と言いながらなにも進めるでもなく仕事だけしていること、あまりの無責任さに一気に冷めてしまい、電話で私から離婚を伝えました(それまでは私から一度も離婚は口にしてません)。
そしたら旦那さんから「もぅ待てないの?」と言われ、その後は疲れたからまたにしてと言われ電話を切りました。
それからは頑なに子供の話以外はすべて無視され、私から少し深い話するとLINEの返信もあからさまに一週間~二週間なかったりと明らかに様子が変わりました。

私は今は自分のこと子供のことを一番に考えて来月から仕事も始まるのでそれに慣れることに集中しようと思うんですが、旦那さんにどう関わったらいいのか分からなくなってしまいました。宜しければネタに取り上げて頂ければ嬉しいです☆
長々読んで頂きありがとうございました。
(Mさん)

えーっと、すっかりイタくなってしまった旦那さまの話でよいでしょうか?(笑)
まあねえ、同じ男性として心がチクチクしますねえ(なんでだ!?)。

>自分から離婚を進める気はありませんが、旦那さんが離婚と言うなら受け入れようと思えるようにもなりました。

ふふふ。素敵ですね。手放しがものすごく進んでる証拠ですね(^^)
私は私、彼は彼、という意識ができると、この境地に行けますね。素晴らしいです!!

ただ、そういう風になっていくとMさんのところみたいに、旦那がちょっとめんどくさくなる、というか、イタくなる、というか、ウザくなるという現象が発生するんですよね。

ま、「追うと逃げる、逃げると追う」みたいなもので、奥様の「手放し」が進むと、逆に旦那様が「執着」するようになったり、奥様が「自立」すると旦那様が「依存」してきたり、奥様が「前に進む」と旦那様が「後戻りする」みたいなことがよく起こります。

ほんとバランスの法則ですよね。

だから、それまで「離婚すんぞ、おらー!!」と息巻いていた旦那様が、奥様が「いいわよ、離婚しても」と方向転換すると、「え?あ?ま、待てよ。いや、ちょっとお腹の具合が・・・」とかなったりするわけですね。

まあ、そういうバランスも考えて私はよく手放し手放し手放し手放しと申し上げているわけです。
手放しって「主体性」を取り戻してくれるだけでなく、関係性においても自由になりますものね。

特に女性は感情が伴った行動を取ります。(男性は思考で動きます)
そのため、動くまでは時間がかかるかもしれませんが、動き出したら迷いなくずんずん進んでいくんですね。

つまり、腹をくくってるわけです。心理学の専門用語を駆使するのならばコミットメントできてるわけです。

そうすると、得てして男性はその動きについていけなくなったりするんです。

「え?もうそんな話?え?ま、まだ、心の準備ができてないの。」てな風に。

それと・・・こういう話って「自分がリードする側で進めたい」という思いがあります。
つまり主導権を自分が握っていたいわけです。

それで「離婚する」だの「少し待ってやる」だと「早く結論出せ」だの「仕事早く決めろ」だの揺さぶりをかけてくるのです。

で、Mさんところも始めは旦那様が主導権を握ってましたよねー。
ところが、Mさんがいつしか腹を括っちゃったわけです。
ま、腹を括る、というか、「冷める」でしたけど。以前とは全然気持ちが違うと思います。

困るのは旦那様。

「え?そ、そうなの?ほんとに離婚するの?え?いいの?ほんとにいいの?」みたいなものです。

奥さまからすれば「は?あんたが先に言い出したことじゃないの!?」と思うんですけど、要するにそれは「自分ががっちりと握ってると思っていた主導権がいつしか奥さんに盗られちまったぜ。はてさてどうしたもんかのぉ」という心境を表しているのです。

すなわち、「離婚」という話には、「主導権」というテーマが内包されてるのですね。
これは何事も同じですけどね。

ま、立場が逆転しちまったぜ、という話なのです。
心理学的に言うと「自立と依存がひっくり返った状態」になります。

ここで注意したいのは、依存側は力を持たないけど、自立側は力を持つ、ということ。

今まで依存側にいた奥さんの言葉は自立側の旦那様にはそんなにダメージを与えませんでした。えーい!!ってパンチを見舞っても「なんだ?この蚊の鳴くようなパンチは!全然効かんぞ~!おほほほほ!」だったのです。

ところが、それが逆転すると、いきなり奥さまのパンチはメガトン級の破壊力を持つに至ります。それでどうせ前みたいにダメージなんてないだろう!って、えーい!!ってパンチを見舞うといきなり旦那様が目の前で血を噴いて倒れたりするから不思議ですよねえ、ほんと(笑)

だから、依存→自立の関係性の変化は、その力関係の変化であるから発言には注意しないと、気が付けば目の前にボロボロになった旦那様が横たわってる・・・なんてことにもなるのです。

で、自立側に変わったMさん。旦那様は依存側ですから、まあ、これまた情けないというか、イタいというか、ウザいというか、何考えてるのか分かんない、というか、イライラするとか、はっきりせえよ!とか、なるわけですね。

それが最近の旦那様の態度になるわけです。
話し合いを拒否する、逃げる、引きこもる、、、「あれ?あんたが離婚したいって言ってたんじゃなかったっけ?」みたいな。

で、その結果、「旦那にどう関わっていいのか分からない」という状況になるわけです。

そもそもMさんの方がお給料が多かったり、資格があったり、8歳若かったり、自立するだけの要件って揃っているのも大きいですね。

だから、そういうときってMさん側がものすごく自立してしまい、旦那様のことがしょうもなく思えてくることも多いですからご注意です。

で、自立側に回った奥さまはそれまでとは違って「離婚してもいい」→「離婚したい」→「離婚するぞ、おら!」と発展しやすい心理環境に置かれます。

そもそも私のブログを読んでくださるくらいですから、バリバリの武闘派であられるはず。
スイッチ入ればどこまでも突っ走っていく危険性をお持ちですよね?(笑)

ということで、大事なのは「自分の気持ち」。

主導権はこの手にあり!ということを意識しながら、これからの人生設計をしていきましょう。

ただ、今、依存側に突き落とされた旦那さまは立場が弱いんですよね。
そして、主導権を握ってるMさんは強いんです。

そうするといとも簡単に「旦那のいない人生」が設計できますし、むしろ、ワクワクしてきます。

「こいつ、情けねーなー」と思うわけで、むしろ、こいつ意外との再婚を夢見たりもできます。

でも、関係性において依存側にいる旦那様は、とても今、不利な立場で、Mさんから見れば、かっこ悪いところばかりが目につくシーンです。つまりは弱り目ってことです。

もちろん、それで離婚を選んでもいいですし、自ら主導権をとって話を進めてもいいのですが、離婚して関係性がフラット(対等)に戻ったときに後悔するかもしれません。

なので、本来の旦那様ってどんな人だっけ??みたいなことを想定しながら、これからの将来を考えるのがアリです。

そして、離婚するにせいても、別居生活を続けるのせよ、修復するにせよ、今までと違って「私が決める」ということが今求められているんです。

それが「自立側」の立場です。

だから、旦那の態度を見たり、発言に合わせたりすると路頭に迷うので、「自分がどうしたいのか?」「私はどんな人生を歩みたいのか?」「夫とどうなりたいのか?」ということを主体的に決めて行動に移されるといいと思います。

まずは私が!というところに今はいらっしゃるのです。

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