自立系武闘派女子の恋愛あるある2題。「相性の合わない彼」と「この私を振り回す彼」について。



武闘派女子にとって困難とは望むべきものであり、また、忙しい彼女たちにとっては「男は都合の良い存在であるべき」との観念があり、一概に表面的に感じてるのが問題ってことでもないのです。

『相性とか気にするな』

先日、こんな話をいきなり振られまして。

「なあなあ?あたしが追いかけてるロックマンいてるやん?とある心理テストみたいなのをやってみたら、私ら相性最悪やねん。しかも、絶対うまく行かないからすぐに距離を取るように!みたいなアドバイスされてな。しかもな、星占いでも最悪なカップルみたいやねん。どないしたらいい?」

いやあ、あんたの彼氏がロックマンだってことも初耳だったけどね(笑)

で、例によって「どないしたいの?」って聞くと、分からん、とのこと。
もう少しネタをちょうだいってツッコんだらいろいろと話をしてくれたのですが、纏めると

・彼は筋金入りのロックマン
・会うとラブラブ、でも、ある程度近づくとシャッターが下りる
・恋人よりも家族や仕事が大事らしい
・私は彼のことが好きになってしまっており、手遅れ
・彼のことは別にタイプではないけれど、ずいぶん好きになっていて、手遅れ
・別の男に行けばいいと分かってはいるのだけど、情が移っていて、手遅れ

私、メディアの依頼で心理テストなども作ることがあるんですけど、作っておきながらこんな話をするのはアレなんですけど、こうした診断ツールってあまり意識してないんですよね。

だって、占いにしても、心理テストにしても、「すでに手遅れ」という局面で使いません??
「気になる」とか「好きかも」って辺りで使うわけで、そこで「距離を取れ!」と言われても、逆にええーっ!!もっと早く言ってよ!!おせーよ!!ってことになりません?

それにね、自立系武闘派女子ってジャンルに属する人たちは「相性が悪い」と聞くと、逆に興奮して、「よっしゃやったるでぇ!!」って気合入ったりしません??

ということで、相性とかは無視、が正解だと思います。

「しゃあないやん。もう好きになってもうてんから」というわけで。

それにですね。ある程度、それ、確信犯でしょ?
自立系武闘派女子でも、特に情熱派に所属する方々は、そもそも相性が悪いってことくらい薄々気付いてると思うのです。はじめから。
備わってるセンサー(直感)だって相当鋭いわけだし。

でも、なぜか知らないけれど「困難を選んで生きるべし」とか「難関を越えてこその愛」とか「茨の道こそ、我が人生」みたいな格言を好むだけあって、「相性が悪く、合わなさそうな相手」と見るや「相手に不足なし!」と突撃しちゃうんですよね。

しかも、案外、彼女たちの手練手管はさすがなものがあって、ある程度までうまく行くんですね。
で、後は底なし沼っちゅうわけですわ。

向こうだって命がかかってるわけで殺られまい!と必死です。
そら、必死に抵抗して逃げようとするし、シャッターも必死に下ろします。
そうすると逆にコーフンして、相手を倒しにかかるのが武闘派女子ってわけですよね。

そう、まさに「ライオンvs象」あるいは「虎vsサイ」みたいなもんなのですよ。

だから、心理テストだろうが、占いだろうが、悪いって言ったって手放せるわけでもなし、良いったって信じるわけもなし、で、やはりやりたいようにやるしかないんです。

だから、そういう女子に伝えられる言葉は2つだけなんです。

「それとは別に自分を大事にせえよ」
「自分がいい女って自覚はちゃんと持てよ」

後は好きにするのがよろし、なのです。

『結局は自分に都合がよい相手』

また、先日、今度は野良猫男子を追いかけてる野良猫系武闘派女子から相談されましてね。
「こちらから連絡しないと返事してこない彼がいきなり『今日会いたい!』って言ってきて、よっしゃ!と思って待ってたら全然来ない。しかも、連絡しても既読にもならない。それで、ああ、ドタキャンか・・・と思ったら、どうやら朝まで仕事してたみたいで、朝になって『今からなら行けるんだけど』って。
あたしもその日、仕事休みだったからいいよって受け入れたんだけど、それってやっぱり都合のいい女ってことだよね?」

そんな話を振ってくるので、「じゃあ、どんな付き合いがしたいの?そんなべたべたしたかったっけ?」と言うと、

「それは嫌。無理無理。仕事もあるし、やりたいこともいっぱいあるし。」

と言うので、「じゃあ、今くらいでちょうどいいんじゃないの?」って言うと、

「あっ・・・。確かに。結果的に今のペースがちょうどいいかも。そんなにマメに連絡取りたいタイプじゃないし、しょっちゅう会いに来られても困るし。」

とのこと。「結局は自分のペースで話が進まないところが嫌なんだよねぇ???」と意地悪く言うと、

「そ、それがむかつく。相手に振り回されてる感がすっげー嫌」

と怒り出すので、「でも、それくらいが結果的にちょうどいいんでしょ?」とツッコむと、

「まあ、そうなんよね。私から望んで振り回されてるのかもしれん。何だかんだ、今のペースがいい感じだし、そんなに深い付き合いしたいわけじゃないし、セックスの相手と思えばちょうどいいし・・・。なーんだ。そっか、じゃあ、ちょうどいいわけか。」

会えない、振り回される、考えてること分からない、気持ち言うてくれない、連絡よこさない、等々の不満はあれど、自立系武闘派女子たるもの、仕事や趣味や友達や遊びにけっこう忙しかったりして、「よくよく見れば今の彼でちょうどいい」なんてこともよくあります。

つまり、「思い通りにならない」=「自分が会いたいときに会えない」ということが不満なのであって、案外、自分に都合がいい相手を選んでるのかもなあ、と思うのです。

この自分に都合がいい相手、というのは、深層心理的にはすべてのパートナーシップに言えることで、

「連絡取れない彼」
「浮気症の彼」
「セックスレスな相手」
「価値観の合わない彼」
「アスペってる彼」
「すれ違いばかりする相手」
「結婚してる彼」
「振り向いてくれない彼」

なども、「今の自分にフィットしている相手」として見ることができるんです。

えっ!?と思うかもしれませんが、その彼を選ぶ私、がいるわけですからね。

今日は2題お届けしましたけれど、どちらも「何だかんだ今の自分にフィットしている」というところがオチになります。
相性が悪いったって好きなもんは好きだし、そういう彼の方が燃える自分がいるわけだし、なかなか会えないし、体だけの関係?と思うけれど、案外今の自分が求めてるのもそれだったりするのです。

つまり、なんだかんだうまく行ってるじゃん、ということを言いたいわけですね。

で、この意見には大いに反論もあるところですが、その前提で少し心を掘り下げてみると、確かに・・・というところが見つかると思います。

たいていは「何らかの傷が彼との間の距離を縮めさせないようにしている」というのが心理学的分析なんですけどね。
で、そこからどうするか?ってのは、ほら、根本先生がやってるセミナーがお勧めってわけですよ。ふふふふ。今日もステマでっせ。皆さん(笑)

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