夜の野良猫談義。



「え?いったい彼はどういうつもりなの?」という話をよく聞きます。

ある時はすっごく優しくて気を遣ってくれたと思ったら、次の機会はとっても素っ気なくて冷たくされて、それで、距離を置こうと思ったら、サッと手が伸びてくるような感じで心つかむようなことをして。

「好きになっていいの?本気になっちゃうよ?」って言うと、「構わない」という返事なんだけど、でも、「でも、付き合うことはできないよ」とか言ってくる。
ちょっと凹んでると、別件で優しいメールを送ってくれたりして、また気持ちがぶり返してしまう。

他にもきっと女の子がいるんだろうと思うけれど、彼は頑なに「いるわけないじゃん」って。
でも、やっぱり怪しい。でも、決定的な証拠も見せない。
一緒にいるときに別の子から連絡とか来たら見逃さないのに、なぜかそういうこともない。

友達に相談すると「やめなよ」って言われるし、自分の友達がその彼と付き合ってたら、やっぱり同じことを言うと思う。
分かっちゃいるけど、でも、やめられないんだよなあ・・・。

「利用されてる?」「都合のいい相手?」という言葉が過ぎるし、それは嫌だけど、でも、そうじゃないと信じたいし、でも、正直、それでもいいから一緒にいて、とも思う。

でも、そもそも私も彼と付き合いたいのか分からなくなってしまった。


「ねえ?どうしたらいいと思う?」って飲み会の席で聞かれたら、私はきっと「知らねーよ、好きにしなよ」って答えます。冷たいでしょ?(笑)
そのセリフをセミナー終わった後にちょっと相談が・・・って質問されたら、私はきっと「好きにしたらいいよ。」って答えます。
そのセリフをカウンセリングで相談されたら、私はきっと「自分の好きにしたらいいよ」って答えます。

ま、結局は同じ答えを言ってるんだけどね。

まあ、「どうしたいの?」ってくらいは聞くと思います。
彼と付き合いたいの?
エッチするだけでいいの?
たまにデートできればいいの?
友達でいいの?それはよくないわなあ。

でも、それが分からないんでしょう?
自分がどうしたいのか分からないのに僕は答えられないよね~(笑)

こういう展開すごく多いです。
ほんとすごく多いです。

でも、実はこのやり取りには嘘や欺瞞や虚飾がいっぱい含まれてると思うんですね。

その質問してくる方はたぶん、彼のことが好き。彼と付き合いたい。
でも、傷つきたくない。プライドもある。
そして、上手にやりたい。失敗したくない。
時には、スマートにやりたい。かっこ悪いことはしたくない。

正直になってみようよ、自分の気持ちにって思うんです。

あいつ、めっちゃむかつくんです!でもいいし、あいつを口説き落としたいんです!でもいいです。

でも、確かに僕のところに相談に来る頃には疲れ果ててることも多いんですよね。
「ほんと、どうしたらいいのか、どうしたいのか、分かりません。それくらい疲れちゃいました」みたいな。

こういう野良猫系の彼って、のらりくらりと距離を詰めさせてくれないから、ほんと都合よく扱われてる感じがするのよね。
でも、彼こそが親密感の怖れ(恐れ)が強いタイプなのかもしれないなあ、と思うんですね。
だから、そういう彼を好きになる人は、彼を助けたい人なのかもしれません。

彼を助けられる女ってどんな女だと思う?
それになってみない?って言います。

彼を振り回せるような女ってどんな女だと思う?
って聞くと、みんな、答え知ってるんです。

自由で、わがままで、彼のことなんて気にせず、自分の人生生きてる人。

そうなりましょう。それが答えです。

だから、「好きにしなよ」って答えるんです。自分が好きなように振る舞うことが大事。
彼に会いたいときは会いに行く。
連絡したいときは連絡する。
あれこれ考えない。
自分の気持ちに素直になる。

でも、それは「傷つくことを怖れない」というのと同義だから、すぐには難しいけどね。

誤解を恐れずに言えば、こういうタイプの男性とお付き合いするなら、他にも遊べる男が2,3人は欲しいところ。
余裕が必要なんだわな。
つまり、、、何て言うの?経験値??恋愛偏差値???が必要。

色んな男と付き合ってる人は彼みたいなタイプと出会うと、いろいろと見えちゃうみたいなんですね。
で、きっと彼はそんな百戦錬磨の女性は怖いから近づかないと思う。

だから、彼一筋!という人はうまいことやられてしまうんですよね。
それで、他にもそういう関係の人を作った方がいいんだよなあ、と思ってしまいます。

それといつも同じ話になっちゃうんだけど、振り回されないためには「自分」をしっかり持つ必要があるでしょU?
自分をしっかり持つ、というのはグラウンディングができてる状態なんですよね。

グラウンディングができてる、ということは、どれくらい自分の気持ちと繋がっているか?ということなんですよね。
言い換えれば、どれくらい覚悟ができてるか?とも言います。

そのために何ができるのか?
やっぱり自分が好きなことを楽しむってことじゃないかなあ、と思うんです。

楽しい、嬉しい、幸せ、笑顔を感じられることをする。
そこにとことんこだわってみてはどうかな?
自分に正直に、素直に、正直に、素直に。それを徹底的に。

計算や戦略や考えやマニュアルやシステムなんてどうでもよくて、自分の気持ちに正直に。

そうすると、野良猫男子のこと、かわいく見えてくるよね。


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