野良猫に冒険するか?元ダンナで安定を選ぶか?さあ、どっちだ!?



選べないときは選べないだけの理由があるのです。だから、今は選ばない方がいいケースも多いです。
それよりもやっぱり自分のこと。自分を知る、磨く、というところに意識を向けて見ましょう。

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根本先生、こんにちは。いつもメルマガを楽しみにしています。
迷える自立系アラフォーです。横浜のKと申します。

シングルで2人の子どもを育てていますが、元カレと別れて、今度はちゃんと恋愛したい!と思ったとたん、まさかのモテキが来ています。
でも、実際デートしたりしてみると、今一つドキドキが足りません。

そんな中、一番気になる相手は、まさに野良猫系、育った環境に難があって、という武闘派女子が放っておけない相手です。
その彼は、仕事とはいえキャバクラには行くし、遠距離なのにちょっとしたことで怒り出して急に音信不通になるしで、先々を考えると、難しいだろうなあと思ってしまいます。
でも、そんな彼にすごく会いたい。とずっと思っている自分がいて、彼のこと好きなんだなあと自分で思ったりしています。

一方で、元夫からも復縁を持ちかけられました。当時は、自分を正当化して別れてしまいましたが、今思えば、私が仕事と育児で余裕をなくしていて、彼を責めることができるように仕向けたのは間違いなく私で、そのことはとても反省しています。
そして、それでもずっと私や子どもたちのことを愛してくれている真面目で優しい彼と復縁することはみんなにとっても幸せであるようにも思います。
でも、元夫とは第2子出産後はすっかりセックスレスになっていたりして、
(彼を責めるモードに入っており、私がそんな気持ちになれませんでした)
今もう一度やり直したところで、子どもが生まれる前のような愛情を彼に対して思うことができるのかな、と自信がないのです。

冒険か、安定か。まだ恋愛を望む欲張りな私ですが、こんな時、どう決断をするのがよいのでしょうか。アドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
(Kさん)
***

まあ、私にそういう質問をすると「どっちでもいいんじゃないですかー?」って言われるのがオチなんですけど、いいですか?(笑)

ドキドキが欲しいって思うでしょう?
例えば、麗しきローティーンの時代を思い出してみましょう。覚えてますか?皆さんがまだ初心だったころの話ですよ。あ、そんな時代なかった??(笑)

その頃って気になる人と目が合うだけでドキドキしたり、嬉しかったりしませんでしたか?
○○君のことが好き、と思うだけでもう十分ドキドキしましたよね?

その後、好きな人や気になる人とデートするようになったら、それこそ前の晩は眠れなかったり、念入りにシャワーを浴びたり、服を選ぶのに何時間もかけたりしましたよね。
めっちゃドキドキしてました。

もちろん、ベッドインなんて緊張しかしなかったんじゃないでしょうか?

そんな麗しき可愛い時代があったんです。(遠くを見つめる目)(ため息)

それがどうでしょう?
慣れとは恐ろしいもので、だんだんその程度では“感じられなくなる”ようになるんです。

好きな人とデートする、、、まあ、ふつうよね。
食事して、ホテルに行って、エッチする、、、まあ、いつもの流れよね。

「気が付けばさー、ドキドキなんて、ないわけー。なんか退屈してきたんだよねー」ってことなんです。

しかも、妊娠→出産→子育て、というなかなかのビッグイベントを経験してくると、ちょっとやそっとのことでは感じにくい体になっちゃってるわけです。

すなわち不感症ってことですなあ(笑)

そうすると「誠実で真面目で優しくて穏やかで紳士的で気が利く」根本くんみたいなタイプには全然惹かれなくなり、「野良猫で、話が通じず、浮気するし、会ってないときに何してるか分からないし、急に怒り出すし、音信不通になるし」という人にすごく反応しちゃうようになるんです。

つまり、受ける刺激が強い方が“感じる”ということなんですね。

そもそも「ドキドキする」というのは「先が読めない不安」「これからどうなるか分からない怖れ」「どう思われてるのか分からない」などの「不確定要素」が作り出します。

だから、安定的で紳士的で優しくちゃんとした仕事をしてる根本くんみたいなタイプだと、先が読めちゃうし、その紳士的な誘い方振る舞い方酒の飲み方リバースの仕方などにもある程度思い通りなので不確定要素がほとんどないんです。

それで「ドキドキしない」ってことになります。

「結婚して幸せになるならさー、彼みたいなちゃんとした人がいいって分かってんだよね~。でもさー、心がさー、動かないのよぉ。ほんと、どうしたらいいんだか・・・。おやじぃ、もう一杯・・・」ってことになるわけですね。

だから、「ドキドキ」を求めて恋をしていこうとすると、野良猫、ロックマンなどの手に入りにくい希少価値の高い男にしか目がいかなくなっちゃうのです。

それがそもそも冒険心探求心度胸満点な自立系武闘派女子と呼ばれる種にとっては普通の男じゃ満足できないわけです。

で、「どっちがいいですかー?」って質問をされると、私は「どっちでもいいですよー」って答えるんですけど、それだとサービス悪いって言われるんで、もう一言付け加えて「自分らしい方を選べばええがな」とこれまた役に立たない回答をするわけです。

さあ、Kさん。どんな生き方がしたいですか?
私らしい、生き方ってどんなんですかー?

結局、そこなんですねー。

例えば、私のクライアントさんには「恋に生きる女」という種族がいます。
既婚、未婚、バツあり等、どのタイプにもいますが、常に恋をしていたい人。

で、先ほど書いたように恋をしたいとなるとドキドキを求めるのでだんだん刺激的な人を捜し求めるようになります。

最近「あなたはほんと恋に生きる女ですよね~」って認定書を渡したある女子は、今一番狙ってる男はまさにKさんが書かれてるような野良猫で、いつ連絡が取れるか分からないし、連絡が取れても会えるかどうかは向こう次第、さらには性格にも難あり、で、彼女にとってはほんとドキドキが止まらない彼なんですね。

で、彼女はそれだと寂しいのでご飯を食べに行くのとセックスが目的で付き合っている既婚の彼が2人ほどいる上に、時々、バイトでデートクラブみたいなところで働いています。
「いつも恋していたいし、愛されたい」という思いを明確に持っています。
好きな人がいなくなるとたちまち枯れてしまうタイプですね。

また、別の恋に生きる女は、徹底したロックマン至上主義者で、結婚してるんですけど、外にロックマンな男を常に探してハンティングしています。
ちなみにロックマンがその鎧を外して素直になってくると「なんか退屈になっちゃって、別れようかと思う」とおっしゃいます。

このタイプがどちらかというと「広く浅く系」でして、それに対して「狭く深く系」と言えるのが、「愛に生きる女」ですね。

一人の人との関係をどんどん深堀りしていくタイプで、このタイプの女性は離婚問題があっても何とか乗り越えようとしたり、「永遠の愛」「究極の愛」を求めてバツを重ねて行ったりします。
そして、常により充実した深い関係性を求めるので何でも知りたいし、何でも共有したくなります。

一般的にはこっちの女子の方が多いでしょうね。

「何とか旦那とやり直したい」
「何だかんだ言いながら旦那との関係を深めたい」
「私が一生愛したいと思える男に出会いたいんだがどうしたらええか教えろや」

そんな方々が多いでしょう。

実際どちらの要素も持ってると思うので、そのバランスですけどね~。
果たしてKさんはどっちが強いのでしょうか?

せっかくのモテキが来てるんですからねえ~
一通りの男を味見してから決めてもいいですしね~
貴重な機会ですしね~
十分楽しみたいですよね~~~

「私らしさ」ってのは恋だけを見なくてもいいんですね。
仕事もそうだし、友達関係もそう。趣味なんかにも自分らしさが如実に現れますね。

で、まあ、これもまたあるあるなんですけど「決められないときは決めなくてもいいんじゃね?決めるだけの根拠がまだ揃ってないってことっしょ?」ってよく言います。

要するに野良猫の彼も、元ダンナも、Kさんに言わせれば「うーん、まだちょっと味が足んないんだよね~。うーん、何だろなあ?コクが足んないんだよね~」みたいなもんでしょう?

ってことはお互いともう少し関係を深めてから決めても良いと思うんですけどね。
言い方を変えると、決められるくらい「いい女度に磨きをかける」ってことですね。

例えば、日本にいるとほんとうに世界各地の料理が食べられるでしょう?
聞いたこともないような国の料理があったり、同じイタリア料理でも州単位の料理が食べられたりしますよね。

そうすると始めはあちこち目移りしてロシア料理からトルコ料理からエジプト料理からブラジル料理からあちこちのレストランに行きまくるわけです。
でも、だんだん自分の好みや舌の感覚が分かってくると、「うーん、やっぱり何だかんだ言いながら中華に落ち着いた」とか「自分は素材を活かす料理が好きだなあ。日本食とイタリアンかなあ」とか「やはり肉!肉!だからアメリカ!ブラジル!!」ってなっていくと思うんです。

いわば、モテ期というのは田舎に住んでた少女がいきなり都会に来て「おお!なんだこのきらびやかなレストランは!!」と目移りしてる状態と言ってもいいでしょう。

だから、そこでいきなり「やっぱりインド料理!!」っていきなり決めなくてもいいんです。しばし目移りしましょう。いろいろ試しましょう。

で、だんだん自分の舌に慣らしていきましょ!(っていう言い方をするとなんかエロいでしょ?(笑))

で、私はこういう人間だからこういう風に生きるんだな、ということが見えてくると、野良猫だろうが、元ダンナだろうが、新参者だろうが、何とかやっていこうと思えます。

どっちみち誰とやっても同じっていうか、困難が待ち受けるのはもう分かってるでしょ?
武闘派女子なんですから。
そしたら、「どの困難が一番興奮するか!」で選べばいいと思うのです。

まあ、結局は自分を知る・・・といういつもの答えになるんですな。

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