重たい女にならない方法。


そもそも「重たい」って何が重たいんでしょう?

一言で言うと「ニーズ(欲求)」です。

「会いたい」とか「好き」とか「寂しい」という気持ちは実は重たくありません。
でも、それを我慢したり、抑圧したり、気にしたり、気を使ったり、遠慮したり、犠牲したりすると、そこにニーズが張り付いて重たくなっていきます。

そのニーズって言うのは「会いたい」とか「好き」とか「寂しい」という気持ちに張り付くもので、

「分かって欲しい」
「気付いて欲しい」
「察して欲しい」
「会いたいって思って欲しい」

などの「欲しい」です。

そして、その「欲しい」を「相手に求める」と重たくなるんです。

人は自分のエリアを持っています。
物理的にもパーソナルスペースというのがあり、心理的にも自立している人ほど自分の中に許可なく入ってきてほしくない、コントロールされたくない、という思いを持ちます。
つまり「干渉されたくない」わけですね。

「会いたい」という気持ちは「私」の気持ちなので、相手からすれば重たくありません。
でも、「会いたい」と言う気持ちを我慢してるとその思いが増幅していきます。
「相手に求める」けれど「満たしてくれない」ので、それが「不満」になります。

「なんで会ってくれないの?」
「なんで会いたい気持ちがあるのに気付いてくれないの?」
「なんで会いたい気持ちを我慢してることに気付かないの?」
「なんで私がこんなにも会いたいのに、あなたは同じじゃないの?」

となり、

「会ってよ!」
「気付いてよ!」
「同じ気持ちでいてよ!」

と相手に「要求」するようになるんですね。

ここまで行くと領空侵犯ですね。
相手の行動を支配しようとする態度になり、干渉的行為です。
これが「重たい」ということになります。

だから、実際に重たいのは「会いたい」という気持ちではなく、「不満」であり、「要求」なんです。

そうすると相手は「会いたい」という気持ちに反発するのではなく、「なんで分かってくれないの?」という干渉的な態度(不満、要求)に反発を覚えるんですね。

ところが、実際はもう少し複雑化します。
その相手も気を遣う人、期待に応えなきゃと思ってる人、我慢してる人だったりすると、相手のその気配や態度に「応えなきゃ」と思ってしまいます。

「会いたい」という思いに応えてあげたい、と思っちゃうんですね。
もちろん、そこに愛情があるケースがほとんどなのですが、犠牲的に生きている人ほど、それが「義務」のように感じてしまいます。

また、「断ったらまたぎゃーぎゃー言われるんだろうなあ」とか「泣かれるのは叶わない」とか「これで嫌な雰囲気になるのは嫌だな」などの防衛的な思いが出て来ることもありますね。

「彼女が会いたいって思ってるなら会わなきゃいけない」と。

もちろん、彼女としてはそんな風に思われてもあまり嬉しくないですし、感性の鋭い女子なら、その彼の態度が「本意ではなく義務的なこと」に気付いてしまいます。
これでまた傷ついて不満に変わるんですよね。

彼の気持ちを引き留めようと何とかこっちを振り向かせようと頑張ったり、嫌々会ってくれる姿にこれ以上嫌われないように気を使ったり。
でも、当然これも我慢なわけですから、不満はどんどん増幅します。

さらには、「そんな嫌々な気持ちなら断ってもらってもいいのに!」と思ってしまうと、「せっかく会う時間を作ってやってるのになんだその態度は!」と怒られて、「嫌々会ってくれても全然嬉しくないもん!」と拗ねてケンカに発展します。

まあ、そこでドカンとケンカできるならまだいいんですが、そうなることを怖れて我慢したり、嫌われる恐れが噴き出て来て気を使ったりすると、これまた不満が溜まっていくんですね。

不満ってのは時限爆弾の火薬です。
だから、何かの瞬間に発火して大爆発を起こすわけです。

それが情熱女子の場合は時に地球をも吹っ飛ばすくらいのエネルギーを持ちまして、これまた収拾にものすごい時間とエネルギーがかかります。

お互い気を遣い合う関係性ではよく見られる光景です。
(こうした関係性の研究に私は20年くらいの人生をかけておりまして・・・苦笑)

つまり、「重たい」と思われるには、お互いの“共同作業の結果”であることが現実的には大きいんですね。

そもそも「不満」という気持ちは「満たされない」という意味ですが、「満たされることのない思い」と解釈してもいいものなんです。

それを感じてるのは自分。
でも、それを他者に解消を求めるんです。

そこに矛盾が生じます。

しかも、自分が望むことをピンポイントに与えてくれる他者は残念ながらあまりおりません。

だから、不満を抱えて相手にそれを解消してほしいと望むと、その不満が膨らむことはあれど、解消することは難しいのです(もしくは一時的に解消されるのみ)。

でも、なんで不満を他者に解消してほしいと望むか?というと、そこにある種の快楽が潜んでるんです。

自分の抱えてくれる不満を彼が見事に解消してくれる・・・ああ、めっちゃあたし、愛されてるぅ!!!めっちゃあたしのこと思ってくれてるぅ!!!ということです。

もちろん、これは男子にもありますよ。めっちゃありますよ。すごくありますよ。

でも、その愛されてるぅ!を感じたいのですが、なかなか与えられないわけですから、その不満はますます増幅するわけです。

そこでどうしたらいいんだ?という話になるわけですが・・・。

じゃあ、我慢しろって言うわけ?

それも違いますよね。

自分で解消しろ!って言ったって無理だもん。と思いますよね。

解消って「結果」なんです。

解消しようとすると解消できないってパラドックスに陥ります。

だから、その気持ちをきちんと見つめて心の中に降りて行く必要があるんです。
それが「素直さ」って奴です。

「なんでこんなに不満なんだろう?」
「どうして分かって欲しいって思っちゃうんだろう?」

「そっか、寂しいんだよね」
「大事にされてる感がないんだよね」

「好きだもんね」
「一緒にいると落ち着くし、嬉しいもんね」

言わば、元々あった「会いたい」という素直な気持ちに張り付いたニーズをはがしていく作業をしていくんです。

そして、それを伝えるんです。

領空侵犯しない一つの方法は「私は」「私が」と主語を明確に付けることです。

「私はあなたに会いたいの」という風に。

でも、お気付きの方も多いですが「会いたい」ってのも実は「欲求」なわけです。

「なんで会いたいんだろう?」

「だって好きな人とは一緒にいたいもの」

そこまで降りて行ったら意外とスッキリします。

「私はあなたのことが大好きなの。だから会いたいと思っちゃうの」

当たり前じゃん!というこの気持ち。
意外と伝えられてないことが多いんです。

気を遣う人、我慢する人は特に。

さて、ちょっと心理学の話をしましょう。つまりは少し難しい話です。

私たちは自分の欲求や不満を誰かに満たしてほしいと思うのですが、実はそれは先ほどみたように「愛されてることを感じたい」「必要とされてることを感じたい」という気持ちがベースにあります。

つまり「分かってもらったことが分かって安心する」という仕組みを心は持っているわけです。

だから、彼に「分かってるよ、お前の気持ちなんか」と言われても、彼の態度から「分かってる」という思いを“私が”感じられなければ不満は解消されません。
「全然分かってない!」と思っちゃうんです。

つまり、人に解消を願っている欲求や不満も、実は最後は自分自身の中でしか解消されないのです。

要するに「自分の気持ちを相手に分かってもらって、それが分かってもらえると自分が安心する」のです。

最終的には「自分」なんです。
自分が受け取れなければ解消されることはないんです。

当たり前のことでしょう?

ということは・・・自分が自分の気持ちをちゃんと分かってあげる。
これが不満や思いを解消する方法なんですね。

だから、さっき本音に気付くとスッキリする、となるんです。

だから、究極のところ、すべての思いは自分で解消できるんです。他人なんて必要ありません。

それが理解できると、不満を感じたときはその解消を相手に任せるのではなく、協力を依頼するってことができるようになります。

「私はあなたのことが好きだから会いたいと思っちゃうんだ。だから、会えないかなあ?」と。

「私はあなたと一緒にいると安心するんだ。だから、忙しいと思うんだけどちょっとだけでも声が聞きたいなあ」と。

「最近会えなくてイライラしてたの。あなたのせいじゃなくて、私があなたのこと好きなだけなんだけど。だから、好きって言ってもらえたら安心するから」と。

「要求」ではなく「お願い」ができるようになります。

そうすると叶えられる確率は上がります。

こうなると「依存」ではなく「自立」になります。
自分の足で立ってるんです。

もちろん、自分もなかなかうまく素直なコミュニケーションができないわけですが、相手にもトレーニングが必要です。
だから、急にあなたが「私は」を主語にして素直に気持ちを伝えて「お願い」をしたとしても、相手はすぐに反応できません。

相変わらず反発したり、素直じゃない態度を取ったりしてきます。
それで「せっかく素直な気持ちを伝えたのに!」と不満が出て来ることもあります。

でも、そこで「私が素直に言ってるのに何よその態度!」と思っちゃうんですけど、これもまた干渉的態度ですね(笑)

難しいでしょう?(笑)

でも、そこでちゃんと自分の足で立っていると、その態度に振り回されなくなります。
彼にも準備が必要なことが理解できるからです。

だから、ちょっと待ってあげてください。

そして、その時感じてる気持ちを素直に素直に伝えて行くことを続けてみてください。
怖がりの彼のハートも少しずつ開いていきます。

「安全だ」「干渉されてない」「要求ではない」ということが彼にも分かっていくからです。

そうすると「いつもゴメンな」という言葉を引き出すこともできるんです。

「私が」「私は」という意識を持って自分の気持ちを見て行くことで、素直なコミュニケーションが可能になっていきます。
でも、これは大人になってからトレーニングするものだと思ってください。
だから、彼に対してだけでなく、友達や家族、職場でもこの意識を持ってみてください。

「主語は私。私が人生の主人公。すべては自作自演。」

はい。以上は理想論でありきれいごとです。
なかなかうまくできません。
ほんと難しいです。
でも、いずれできるようになることです。
そうすると何よりも自分が楽になるんです。

なんで苦しいか?
自分の気持ちに自分が振り回されているからです。
自分の気持ちを自分がちゃんと受け止められるようになると楽になるんです。

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