仕事を頑張ってきた夫婦はついつい仲良くしたくても争いを始めてしまうもの。

競争の中に生きていると夫婦はライバル。どちらが強いかを争う関係に。
それだと仲良くするのにも自分のやり方を主張して新たな火種になります。
「素直」が一番のキーワードかもしれません。

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私も多くの方同様、これまで思いっきり戦って来たのです。
しかし、一つのバトルに勝っても、二人の関係性という大戦において勝利するわけではありません。

戦うのにエネルギーを裂くのもソロソロしんどいし勿体無いので、ここは解脱して今回のメルマガにある「私は私、だんなはだんな」と心の平安を満喫していたのです。

ところが、主人は「二人に関係を良くするためのリスト」なるものをメールして来たのです。僕のことをもっと分かってもらうため、だそうです。そしたら私が何をしたらいいか分かるだろうから、って。

リストには、
・一緒にコンサートや夜遊びに行く
・友達を家に招いてディナーパーティーをする
・一緒にスポーツをする
・美術館に一緒に行く
・思いつきでどっか新しいとこ行きたい
・定職について欲しい
・ラブラブでいたい
などなど。

とはいうものの、去年スキーリゾートに誘ったのも私だし、新しいビーチにも連れてってるし。ラブラブでいたいって言っても、こっちはいきなりじゃ痛いからって時々ヒントあげたり直接こう変えてって言ってるのに変わらず。

主人的には、自分はこんなに会社で働いて稼いで家に尽くしてるのに、どうしてその見返りを少しでも貰えないんだ。感謝の気持ちをオレが指定する方法で示して貰えないんだ。ということなのです。

私はと言うと、以前はキャリアウーマンで世界を股にかけてた感じでしたが、子供が生まれて一変。
バイリンガルならぬトリリンガルの環境で生きていかないといけない子供たちは、思ったほどアカデミックアドバンテージがあるわけじゃないので、落ちこぼれないようにと弱冠タイガーマザー気味です。
主人とは子供のことを巡り喧嘩したことがあり(主人が子供との絆を私より優先したこと)、それ以来、私も子供の方が大切になってしまったのです。

関係修復も大変だし、よって主人にも解脱して欲しいと思っているのですが、他人は他人というのはそういう捉え方でいいんでしょうか?
(Cさん)
***

Cさんは今もまだ戦場にいらっしゃって、ドンパチやってるようなもんですよね~
旦那さんのリストはいわば「和戦協定案」というもので、こういう条件を飲んでくれたら平和条約結びましょうぜ、と言ってるわけですね。

当然、敵の条件なわけですから「お前の言うてることはおかしい!」わけです。
うちの軍はこんなこともやってる、あんなこともやってる、にも関わらず、なんだかこの協定案は!!とC軍の参謀チームは激怒してるわけですね。

しかも、C軍は子ども軍を支配下に入れるべく日々戦闘に明け暮れているわけですから忙しい上に、子ども軍に対しても夫軍との間での熾烈な主導権争いが行われてるわけですから、気が抜けません。

・・・平和には程遠い状況のようです(笑)

「平和な関係は結びたい。しかし、それは我が軍の主導権の下に置いて成り立たせたい」

という新たな戦いが始まっているんですよね。
実際のドンパチは収まってきていますが、その一方で制服組の激しい交渉が始まっているような感じでしょうか。

>関係修復も大変だし、よって主人にも解脱して欲しいと思っているのですが、他人は他人というのはそういう捉え方でいいんでしょうか?

こう思うときってのは投影の心理も含めて「まだ私が解脱してないんだな」と気付き、相手を変えようとしている自分に気付き(~してほしいと思っている部分)、そんな自分の欲求を手放すことに意識を向けます。

つまり、まだ自分には関係を修復するだけの力がないことを知れ、ということです。

関係修復というのは、まず自分が地に足を着けてから行うのが理想的です。
そうしないと相手の言葉や態度を真に受けてしまったり、曲解してしまったりして、和平交渉が新たな戦争の火種になってしまいます。

そもそも旦那さんとの関係において「許し」はどの程度進んでいらっしゃるでしょうか。
許しとほぼ同義ですが「執着を手放す」というのはいかがでしょうか。

「お互い仲良くなりたい」という局面でよく出て来るのは「お互いのニーズ」です。
「~してほしい」という思いが溢れてくるわけです。

それは別名「依存の競争」と呼ばれるもので、どっちがどっちの面倒を見るのか?というドロドロした争いになります。

その相手の「~してほしい」を受け止めて、それを「それはまあ満たしてあげたいな」という思いになったり、あるいは、「うーん、残念ながらそれは難しいなあ。もう少し時間が欲しいなあ」となったり、自分の行動を選択できるようになることを「自立」と言います。

つまり、Cさんも夫くんもまずはお互いの関係性において自立することが大切というわけです。
で、この文章を読んでるのがCさんだってことは、まずはCさんが彼との関係性で地に足を着けて自立する必要があるのですね。

だから、相手を変えようとせずに、相手に要求をぶつけずに、まずは自分のことを何とかしましょう、という言い方になるのです。

ただ、今はまだ戦争状態なのですが、お互いに和平協定を結んで、ラブラブになりたい、という意志はあるんですよね??
旦那さんはそうリストに書いてますが、Cさんもそれは同じ気持ちなんですよね?

「依存」の状態は自分のことしか見えていません。
また、戦争状態にあれば、相手のことを否定的にしか見ません。

そうすると相手の「~してほしい」に対しては「なんで私が!」になってしまうわけです。私だって・・・と言いたいことがいっぱい出てしまいます。

それが↓の部分ですね。

>去年スキーリゾートに誘ったのも私だし、・・・(中略)・・・言ってるのに変わらず。

だいたいこういう夫婦の揉め事に参入する根本くんは面白がって二人の話を聞いてるわけですが、ある一つの結論に至ることが多いんです。

それは「何だかんだ似た者夫婦だよな」ということです。

Cさんたちも似てますよね。
お互いに好き合っているのに素直になれなくて、主導権は渡したくなくて、あれやこれやと主張して、時には張り合ったり、きーっ!って恨んだり。
お子さんを巡る葛藤なども大変似た者の匂いを感じてしまいます。

まあ、こういう話をするとCさんも、そして多分夫くんも「屈辱的な気持ち」になって、「違う!!!!!!!!!」と主張したがるものですけれど・・・そこも似てるんですよね(笑)

確認しましょうね。

ラブラブになりたい、というのはお互いに一緒。

まずは、そこに素直になりましょう。
仲良くなりたいんだ、やり直したいんだ、夫婦関係を改善したいんだ、とお互いが思っているわけです。

で、揉めてるのはその方法だし、その姿勢ですね。
方法何て何百万通りもあるわけで、そのうちのいくつかをお互いに出し合って「気に食わん」と言ってるんです。

でも、旦那のことが好きだわあ、愛してるわあ、けっきょくこの人なんだわあ、と自分自身の愛に気付いていれば旦那さんのリストってのは「あらやだ、興奮するわ」って思うでしょう?

だって、ロマンス真っ只中だったら、このリストてめっちゃ嬉しいと思いません?

「うん、コンサートもガンガン行ってヘッドバンキング一緒にするし、一緒に泥酔して路上でリバースごっこするわ」
「友達を招いてパーティするのって、私たちのイチャイチャを見せつけるためでしょ?うふ」
「スポーツもするする!!どんなスポーツがいい?あ、もちろん、ベッドの上での激しいスポーツは毎日しましょうねっ!きゃっ!」

などなど。

でも、そうなるんですよ。二人とも。ここを乗り越えるとめっちゃロマンスが来ちゃいますからね。どう?どう?いや???(笑)

ということで、表面上の和平協定案であれこれ言うんじゃなくて内なる愛と繋がりなさい!ということが今日の主題です。

そのために自分を見つめて行って、手放し、許し、地に足を着けて、自分がいかに夫のことを愛しているかに気付きましょう!というわけです。

「白旗作って毎日振ってなさい!」って言うんです。
負けを認めなさい、って。

「こんな夫なのに嫌いになれない、別れられないバカな妻」ってことに気付きなさい!ってわけです。

仕事バリバリやってきた男女にとってそれは屈辱的ですね。
常に競争だったから。どっちかが勝者なら、一方は敗者って世界に生きて来たんだから。

でも、素直になること、徹底的に素直になっていくこと、が解決の秘訣です。

旦那の前では強がってしまうのはなかなか抜けないんですね。
でも、一人の時、友達と話してるとき、カウンセラーと一緒にいるとき、そういう時にその本音と向き合えたらいいなあ、と思います。

ということで今日の宿題は「毎日夫くんにラブレターを書く」です。

武運長久を祈る!じゃ!またな!!

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