今の彼と幸せなのに「思い出しイライラ」が邪魔をする。

平和になると、戦争時代の嫌なできごとを思い出して処理しようとします。
無価値感があると今の幸せを受け取れず、元カレという幻想に逃げます。
どちらも心の正しい作用です。

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根本先生こんにちは。心にグサッとくるお話、しんどいときの参考にさせてもらってます!!

同じような例の記事を探したけど見つらないので、ネタとして使っていただければ~と思い、メールしました。

ネタ提供と個人的な相談の境目がイマイチわかってないのでボツかもですが、、私には今2歳年下の優しくて可愛くてよく出来た彼氏がいて、すごく幸せです。

なのに、最近元彼の事を思い出してしまいます。

別れて1年以上経っていて、未練はありません。むしろ今彼と比較して嫌悪感すら感じます。
それなのに事ある毎に思い出してしまって、不快で仕方ありません。

元彼は年が20歳上でした。
彼と付き合うことで友人関係や親との関係が悪化したことに耐えられず、直接会わずに別れたいという旨の手紙を送って、当時は泣く泣く別れたという感じでした。

別れ方がよくなかったから、思い出すんでしょうか?
でもしばらく経ったらフツフツと怒りがこみ上げ、今彼と付き合ってからは嫌なところが更に見えて、思い出すのも嫌です。

どうして思い出すのも嫌な人が、いつまでもつきまとうのでしょうか?
自分に未練があるとは思えないので不思議だし、正直もう思い出したくありません。
自分自身が思い出したくないと思っているのに、何故思い出してしまうんでしょう?
対処法も理由もわからないので、困ってしまいます。
(Kさん)
***

そもそもカウンセリングなどの心理療法は戦争から帰ってきた兵士のトラウマや、平和な国に帰ってきた後の無気力さを癒すために発達した側面があります。
それまで毎日ドンパチやってた世界から、急に生命の保障された生活になったらなかなかなじめないですよね?

つい武器を抱いて寝てしまうだろうし、
朝起きたら五体満足であることを確認してしまうだろうし、
人を見れば敵だと思うし。

で、そういうまさに「武闘派中の武闘派」という女子にとっては、「戦いこそすべて」であり、「戦にこそ我を見たり」であるわけです。

・・・。

あ、昨日と同じ文だ・・・と気付いた方は偉い。というか、読み込んでくださった方=もろ該当する方=自立系武闘派女子ですな。

さて、今日はすでに武器の手入れは済みましたか??
ちなみに自立系武闘派女子にとって武器とはメイク、服、アクセ、香水等を指しますね。もちろん、切れ味鋭い「言葉」もそうですが。

うーん、そもそも「2歳年下の優しくて可愛くてよく出来た彼氏がいて」という時点で、「あたしには関係ないわ」とページを閉じちゃう人が続出してないか不安なんですよね。
うちの読者、野良猫、ロックマン、ダメンズ、わけわからん奴とかじゃないと読む気しないみたいで。

でも、そんな皆さん、安心してください!
ちゃんとKさんも皆さんと同じ武闘派女子設定にして話を進めますから!
本人が違う!違う!そうじゃない!って叫んでも聞こえませんから大丈夫です!(笑)

平和になるとね、思い出すんです。戦場の日々を。
今の生活に安全が保障されると、あの危険に満ちた日々が思い出されるんです。

Kさんはベトナムが恋しいですか?
それともクリミア戦争の日々を懐かしんでいますか?
あるいはやはり応仁の乱に思いを馳せてしまうのでしょうか。

これは心の仕組みでよくあることなんです。
その当時は「夢中」で「必死」で、いっぱいいっぱいになっていて感情を感じる余裕がないんですね。それで潜在意識にあらゆる感情を抑圧していきます。
特に、不安、怖れ、怒り等が抑圧されやすいですね。
それが、安心、平和な状態になったときに、じわーっと出てくるんです。

例えば、皆さん、こういう体験分かりませんか?

「けっこう高くて揺れる吊り橋をとにかく夢中で渡った。
 渡っている最中は必死だったから先に向かうことで何も考えていなかった。
 ところが渡り終えた後、急に恐怖心が襲ってきてガタガタと震え出した。
 震えながら振り返って渡り終えた吊り橋を見る。
 とこんな怖いところを渡って来たのか・・・と更なる恐怖に襲われた。」

また、こんな例えもあるんです。

「迷子になっている子は迷子の最中はそんなに泣かない。
 でも、ママの顔を見て安心した途端、うわーーん!!!と泣き叫ぶ」

だんだん分かってきましたか?

今の彼がとても素敵な人なんですよね。
「年下の優しくて可愛くてよく出来た彼氏」ですもの。

そうすると、この彼に愛されて、幸せで、ラブラブで、平和を感じる分だけ、未処理になっていた元カレとの思いが蘇ってくると言えるのです。

こういうの「思い出しイライラ」とか「思い出し嫌悪感」とか「思い出し罪悪感」なんて言います(今作った造語です)。

恋愛では案外そういうことってあるものです。

「今の彼は私の話を黙って聞いてくれて共感してくれる。
 元カレは私の話など一切聞かずにあれやこれや意見を言ってくる人だった。
 当時は『男なんてそんなもんか』と思ってたけど、今の彼と知り合って、元カレのことがめっちゃむかつくようになった」

みたいな感じでね。

それくらい今の彼が素晴らしいわけです。
それくらい元カレに対しては我慢してた(?)犠牲してた(?)のかもしれません。

こういうケースでは今、幸せになったからアイツの亡霊が付きまとうんじゃ、と解釈して、ひたすら写経とかすると良いでしょう。
ちなみにここで言う写経とは、お恨み帳のことですし、それに藁人形をセットするとさらに効果が高いです。

ひたすらその嫌な思いを吐き出して解消しましょう!ということです。
感じたくないからって抑圧すると、きっとまた出てきますから。

よく言いますよね?「感情とウンコは同じ」って出てきたものはひたすら流す、流す、流す~♪なのです。

嫌だけど、浄化のつもりで、デトックスしてるつもりで、ああ、この思いは嫌だけど、これを流したらまた今の彼への愛でハートを満たせるわ・・・なんて思いながらやってみるといいですよ。

ただ、こういう場合もあるんです。

「もともと私は戦場に生きる女。
 年下の優しくて可愛くてよく出来た彼氏などつまらん。退屈に過ぎぬ。
 年上の冷たくてチャラくて全然思いやりのない彼氏にこそ、我が情熱もたぎる。
 そろそろ年下の男にも飽きてきた。
 よし、そろそろ本来の戦場に戻るか。
 野良猫よ、カモン!ロックマンでも良いぞ!!あははははははは!」

顕在意識ではそんな思いを「違うーーーーーーーっ!いやーーーーーっ!お願いだからそうじゃないって言ってーーーーーーーーーっ!」と夕日に向かって叫ぶかもしれませんが、潜在意識はそんな選択をしてることもあるんです。

例えば、嫌な男なんだけどついつい会っちゃう、離れられない、別れられない、で、ずるずるってケースありますよね?
我が読者の97%を占めるダメンズメーカー&コレクター諸氏にはお馴染みの現象かと思うのですが、やはりこの意識が働いているんです。(3%は貴重な男子読者)

だから、たまにまぐれで奇跡的に偶然「年下の優しくて可愛くてよく出来た彼氏」なんてのができると、もうパニック!超パニック!

「え?嘘だよね。借金あるよね?」
「え?そんな優しいのって、あとからドーンって暴力とか来るんだよね?」
「え?そういう愛情表現はほかの女にも同時並行でやってるんだよね?」
「え?可愛いふりしてトゲとか毒とかいっぱい持ってるんだよね?」

と疑いしか持たなくなるわけです。

Kさんの場合は大丈夫?
いっぱいテストしなかった?
身辺調査に3軒くらい探偵雇わなかった?

だいたい元カレが20歳上ってことでちょっと匂う部分もあるんですけどね。
なぜ、そこに行った?という。

根本「何かあるよねえ????」
世論「うんうん。あるある~」
Kさん「(ドキッ)」

そもそもね、嫌な奴ほど印象に残りやすいでしょう?
学生時代も優等生な奴よりも、劣等生の方が印象に残ってると思いません?
だから、今の彼が素晴らしいほどに元カレの嫌なところを思い出しやすいというのも確かにあるんです。

で、ここからが一番お伝えしたい話なのですが(相変わらず長い前戯ですね♪)、今の彼のこと好きなら、より今の彼にコミットしましょう!ということなんです。

元カレのこと思い出して悶絶した時は、さっさと御恨み帳に書き出して水に流し、今の彼の愛情にフォーカスしましょう。

◎どれくらい彼に愛されて私が幸せなのかをじっくりと味わう。

◎私が彼に愛されるにふさわしい魅力を持っていることをひたすら受け取る。

◎今の彼をどう喜ばせてあげようか、どう感じさせてあげようかをねっとりと計画する。

◎今の彼と巡り合えたことを神や仏や先祖や根本さんに感謝する。

潜在意識のもう一つの作用として「こんな幸せが続くわけがない」とか「こんな素敵な彼に私が愛されるわけがない」とか、今の恋に向き合うことへの「怖れ」が影響することもあるんですね。
怖れじゃなくて、無価値感や罪悪感が邪魔することはよくあることです。

そういう時に潜在意識は今の彼から目を逸らさせるために元カレの存在を浮かび上がらせたりするんです。
だから、元カレのことを思い出すこと自体が「逃げ」になっちゃうことがあるわけです。

それで、その怖れに流されぬよう、意識的に「今」に注目し、「今の彼」にコミットしてみるわけです。

それが上の「◎」の部分。

私は「起きてることは無条件に全部正しい」という見方をします。
だから、嫌なことであっても起きているということは、「嫌なことだけど元カレのことを思い出す必要がある」という見方をします。

その可能性についてお話ししましたので参考にしていただければ幸いです。

結論。今の彼にもっととろけなさい。

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