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「道」という言葉を使う時点で武闘派情熱女子であることがバレバレなYさん。
男性不信なのに恋がしたい、と思うところに軸があると思いました。
頭で考えず、気持ちに素直になるのがポイントです。
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いつもブログの更新楽しみにしています。
特に恋愛系の記事、みなさんのネタを私の状況と照らし合わせて参考にさせてもらっています。今回私の恋愛事情もネタになれば、と思いメールしました。
私は今まで恋愛がうまくいったことがなく、ちゃんと彼氏ができたことがありません。
小さい頃から男性が苦手でした。
・父、兄からいつも否定的なことを言われていた
・小学生~高校生まで同級生の男子には悪口しか言われた覚えがない
というのが原因だろうと思っています。
しかし大学生になり、私も人並みに恋愛がしたいと思い、男友達を作ったり、友達に紹介してもらったりして彼氏を作ろうと必死でした。
そんなこんなで十数人好きになったり、なられたりしましたが、誰とも両想いにはなれませんでした。
そうこうしているうちに、卒業が迫り、就職も地元に決まっていたので、「もう彼氏作るとか無理だから、せめて処女だけでも捨てて地元帰ろ~!」と訳のわからない精神で遊びまくりました。
そして1人の男友達に狙いを定め、無事(?)処女を捨てました。
と、ここまでは計画通りだったのですが、予想外の事態が。
その人にどハマりしてしまったのです。
彼に出会い、自分がすごく「女」であることを自覚しました。男性を愛する喜びも知りました。そして「情熱的な女」だとも(笑)
でも身体の関係から始まった恋はうまくいきませんでした。卒業間近に「もう会えない」と言われ、泣く泣くお別れをしました。関係を持ってから、たった2ヶ月でした。
それから1年以上経った今、まだ彼の事を忘れられずにいます。
出会いもあったけど、誰も好きになれません。
今となって冷静に考えれば、彼は「リハビリ君」だったんだとわかります。
それでも彼からもらったものは大きく、今でもほぼ毎日彼を思い出して夜寝る前に泣いています。
そんな自分が怖いです。このままだと、誰も好きにならないんじゃないかって。
このまま思う存分彼の事を想い、「もう充分だ」って思ったとき、自然と出会いがあるのでしょうか?
もともと男性不信で、かつ情熱的な女である私が進むべき道をご教授頂きたいです。
(Yさん)
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まあ、情熱の女というのは“訳のわからない精神”というところに集約されてると思いますけどね。
ツッコミどころ満載のYさん。素敵です(笑)
不器用だけど、一生懸命。
まっすぐだけど、融通が利かない。
熱い女で、その熱さに自分が振り回される。
そんな女性は人気者になれますよ。
友達とか多くないですか?
すぐに人と仲良くなれたりしませんか?(男女関係は別として)
で、そもそも女性はセックスすると情が沸きやすいんですよね。
それほど好きじゃない相手だったとしても、一度関係を持つと「好きかも」って思っちゃうんです。
(最近はその辺、男性的にさっぱりする女子も増えてきましたけどね~)
だから、Yさんがその彼にどハマりするのはごくごく自然なことだと思います。
でも、ハマったのは「彼」であって、「彼」でないんです。
だって、元々その彼のことは「友達」だったんですよね~。
男としては見てなかったですよね?
で、とりあえず、誰でもいいからセックスできる相手を~!!!って定めた男なんですよね?
そこで情が移るのはもちろんなんだけど、それだけじゃないんです。
・自分が初めて女だと認識した。
・自分を初めて女として扱ってもらえた。
・女性であることの喜びを初めて感じた。
・今まで苦手だった男性と近づくことができた。
その感動が今に続いているんです。
「ずーっと憧れだったイタリアに旅行したの。もう、今まで写真でしか見たことのなかった風景が目の前にあって・・・。夢のような1週間だったの・・・。ああ、また行きたい・・・」
そんな体験した人が帰国してからイタリア料理店ばかり行きまくり、イタリア語スクールに通い、理想のパートナーはイタリア人と見定め、次期イタリアツアーに向けての貯金をし始める・・・って話を聞いたら不思議ではないでしょう???
Yさんにとって、ずっと念願だった「男性とお近づきになる」という経験ができたんですから、そりゃあね、1年経とうが2年経とうが夢心地になるのは当たり前なことです。
しかも、ずっと苦手だったんですものね。
「外国は怖いし、言葉も分からないし、日本から出たこともない自分が、どうしても行ってみたかったイタリアに行った」みたいなものです。
(もちろん、それよりもずっと強烈な体験だったと思いますが)
だから、その気持ちを「リハビリ男だった」って頭ごなしに否定するのはあまりお勧めできません。
ブログでもよく書いてますが、「心で起きていることはすべて正しい」のです。
だから、「心で起きていることは“理解”すべきであって“判断”するものではない」のです。
その彼にドハマりしてしまった自分がいるならば、
「なぜ、こんなにもハマってしまうんだろう?」
という疑問を持って、それを理解し、受け入れることはOKです。
でも、「そんなことダメ」と否定したり、「これはリハビリなんだから」って説得しようとしたり、「早く忘れなきゃダメ」と指示したりする権利は私たちの意識にはないんです!!
ゲリラ豪雨に見舞われたときと同じです。
「なんで、このタイミングで雨?マジ?やだなあ」と思うことはあれど、その雨を止めさせようとしたり、「いや、降ってないし。めっちゃ晴れてるし」って傘を差さずに歩きだしたりすることってしないでしょう?
「天気」と「感情」は同じようなもの。
だから、彼のことが忘れられないのであれば、それが正しい状態なんです。
>それでも彼からもらったものは大きく、今でもほぼ毎日彼を思い出して夜寝る前に泣いています。
それくらいすごい体験、素敵な体験、素晴らしい体験をされた、ってことです。
その「私」を否定しないであげてくださいね。
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ということでメインテーマは「男性不信」ってところです。
はい。
ここからが本題ですよ~。
教科書の108ページを開いてくださいねえ~~~~
そこにこんな記述がありますよね。はい。佐藤君、声に出して読んで下さい。
>・父、兄からいつも否定的なことを言われていた
>・小学生~高校生まで同級生の男子には悪口しか言われた覚えがない
はい、ありがとう。
Yさんはそういう思いを抱いて大人になってこられたってことですね。
そもそもYさんは男性からロクな思いをされてないんですね。
ところがここでポイントです。
ここは受験でとてもよく出題されてるところですから皆さんちゃんと聞いてくださいね!
おい!田中君、起きてるか!?
Yさんは周りの男性からずっと否定的なことを言われ続けて傷ついてきました。
ところが続くところにはこんな記述があるんですね。はい、注目。
>しかし大学生になり、私も人並みに恋愛がしたいと思い、男友達を作ったり、友達に紹介してもらったりして彼氏を作ろうと必死でした。
>そんなこんなで十数人好きになったり、なられたりしましたが、誰とも両想いにはなれませんでした。
さあ、ここから言えることは何でしょう???
これ、去年もとある学校で試験に出されてたんですよー。この夏休みに克服すべきポイントはコレです!
1つ目。
Yさんは頭で考えて行動するタイプ???
さっきの「リハビリ君」発言からも分かりますが、「こうあるべき」「これが正しい」という答えや理想を思考的に持ってしまうタイプなのかもしれません。
「大学生なんだから恋をしなきゃ」みたいな感じ。
だから、人目を気にしたり、周りと一緒じゃないとヤバいって思いを持っているのかも、と推測されます。
ちなみに、もしそうだとするとこれはお母さんの影響も考えてみたいところですね。
ただ、これだけの理由でここまで情熱的に動き回ることは難しいんです。
おい、鈴木。何だか分かるか???
2つ目。
Yさん、ほんとうは「男好き」???
ドキッとした?
バレた!って思った?
父、兄に否定され、同級生男子に悪口を言われて男性不信になる・・・ここまでは自然ですよね。
でも、そこまでだったら、その後の人生で「男とは関わらない」という生き方をしてもいいと思うんです。
「男嫌いだし、関わりたくない」って共学でも男子と接しなかったり、職場でも表面的な付き合いしかしなかったりする女性もいっぱいいます。
でも、Yさんは違うんですよね。
「大学生だし、男でも作るべ」って猛烈な活動をされてきたわけです。
ってことは、そんなひどい目に遭ったのになぜ、そんなに恋愛を求めるの???ってことなんです。
根っからの男好きだから。以上。
でも、これって全然悪いことじゃないんですよね。
男の人をめっちゃ愛したい人なんですよね~。
この愛したいって言葉には、助けたい、癒してあげたい、支えたい、励ましてあげたい、などの様々な意味が入ります。
まあ、ヤラシイ意味で「男好き」でもいいんです。
この文章ではあまり触れられていませんが、初めてセックスして、恋愛だけでなく、セックスにドハマりしちゃった方もけっこういらっしゃいます。
それもまた「自分」なんですよね~
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さて、「女」であることに自ら気付き、「男好き」なことがバレてしまったYさん。
今、姿見に自分を写してください。
その鏡に写っている人は
・どれくらい女を醸し出していますか?
・どれくらい男好きな雰囲気を出してますか?
ちなみに、その判断基準は「自分自身」です。
他の人が掲げる「女」や「男好き」は関係ありません。
自分がどう思うか?なんです。
もし、そこに写っているのが「いやん、めっちゃ女だわ」ならOK。ほんとにOK。素晴らしいです。
でも、「うーん・・・」って感じるのであれば、もっともっと自分が思う「女」を演出してみた方がいいです。
さて、昨晩のできごとを思い出してみましょう。
女であるためにどれくらい自分に投資しましたか?
スキンケアとか、食事とか、家での過ごし方とか、肌に付けるものとか。
まさか、大衆酒場でオッサンたちと盛り上がって、カラオケで歌いまくって気が付けば路上で寝てた・・・なんてことないですよね???(笑)
「いやあ、季節が夏でよかったっすよ。冬だったら凍死してましたもんね。でも、14箇所も蚊に刺されましたけど!」とか言ってないっすよね?(失礼!笑)
学生時代にしたことは間違ってないと思います。
それくらい必死だったんだし。
でも、今大切なことはそれくらい自分が情熱の女だと気付いたのなら、その情熱の女により磨きをかけることではないでしょうか。
「あの彼に再会した時にドキッとするくらいいい女になってやる!」ってのはいい目標だと思います。
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さて、彼のこと。
失恋のカウンセリングでよくこんな話をするんです。
「自分でもびっくりするくらい引きずるのはまだやり残したことがあるから」
>でも身体の関係から始まった恋はうまくいきませんでした。卒業間近に「もう会えない」と言われ、泣く泣くお別れをしました。関係を持ってから、たった2ヶ月でした。
その時の自分では残念ながらダメだったのかもしれません。
じゃあ、より自分らしく、女になっていったら???
彼がドキッとするような視線や表情になってみたら???
彼が喜ぶようなベッドテクニックを学んでみたら???
「彼」を出汁にして、自分磨きに投資することをお勧めするんです。
で、自信が付いてきた頃にもう一度チャレンジしてみます。
そうするとね、結果はどうであれ、すっきりすることが多いです。
だから、執着してるのは彼自身ではなく「女として認められたこと等」なのかな、っていつも思うんです。
この彼のことはそこまでハマっちゃったんだから無理やり手放そうとか思わずに、いつかある再会の日のために「見てろよ○○!!ドキッとさせたるからな!!」作戦で行くのがいいと思います。(○○には彼の名前を入れてあげてください)
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本題からずれてるような気もしますけれど、再び、男性不信の項に戻ります(笑)
さて、ここは「許し」というのがテーマになりますね。
1.否定されて傷つきまくっている昔の私を助ける。
→セミナーではロールプレイやイメージワークを使います。
→自宅では「その時の自分に慰めの手紙を書く」宿題を出します。
2.父、兄、同級生どもを恨む。
→人数分の藁人形を購入し、めった刺しにする。時間は丑三つ時。
特にお盆の時期にこれやるとめっちゃリアリティある!
→恨み辛み憎しみ怒りの手紙を書く。できれば筆、筆ペンで。
→そうしてその感情を解放する。
この2つをまずはきっちりやってみたいですね。
怒りについてはこの方の体験談が参考になると思います。
>http://nemotohiroyuki.jp/event-cat/14360
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Yさんって元々素直な人だと思うんです。
でも、それをなんだかんだ隠してしまい、頭で考えて生きるようになったのかも。
素直な自分。
素直な気持ち。
それを大切にしてみればいいと思うんです。
頑張るのはワクワクすることだけ。
無理は禁物です。
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