罪悪感を感じてちゃんとしなきゃと思うからこそ、彼のことがもっと好きになってしまう心理。

「そういうこともあるよね~」って流せずに「そんなことしちゃいけない」って禁止すればするほどその人のことが好きになってしまいます。
背景には「私のホンネ」に素直じゃない私がいるのかも。

***
先生、こんにちは。
セミナーや毎日のメルマガで、いつもお世話になっております。
自己肯定感を高める試みを続け、自分の価値にも気がつき始めて、日常が少しづつ変わってきているのを実感しています。
今回リクエストしたいのは、「夫を愛しているのは間違いないのだけれど、気になる人がいる」問題についてです。
結婚して12年になりますが、結婚当初からセックスレス気味で兄妹のような感覚で過ごしてきました。子どもがなかなか授からなかった時期も越えて子宝にも恵まれ、穏やかに幸せだなぁという日々でした。
レスのことは片隅にありましたが、今更夫と・・という気持ちもあり、また、夫のプチモラハラチックな言動に呆れるところもあり、全てが満足ではありませんでしたが・・。
そんな中、自分が入院を余儀なくされるような病気に罹り、退院後の生活に突然現れたのが意中の彼でした。
初めて会ったときに、何故かとてもほっとしたのを記憶しています。
出会いから2年が経ち、はじめは堅かった彼の態度も少しづつ柔らかくなってきているように思います。
ですが、彼にとって私はお客の立場ですし、進展はこれといってなく、挨拶を交わす程度です。
どうありたいか考えるほど、彼をもっと知りたいという気持ちと罪悪感に悩まされます。
この2年の間に、夫は随分と優しくなりましたし、セックスレスも解消されました。ですが、ここでの相談の例のように、夫が大好きで苦しい、という悩みを見るたびに、私にはそこまで夫を追いかけたい気持ちがないなぁと、寂しくなってしまいます。
ちなみに、意中の人は、夫と正反対かというと、夫より素直そうな雰囲気ですが、イケメンではなく地味なところ(失礼!)、真面目なところは酷似しています。
夫を愛しているし感謝に絶えませんが、彼とももっと仲良くなりたいです。
私は一体、どうしたいのかなぁと、2年ほど平行線をいっていますので、先生のご意見をお聞きしたいです。
(Sさん)
***

>今回リクエストしたいのは、「夫を愛しているのは間違いないのだけれど、気になる人がいる」問題についてです。

こういうことは別に珍しくなくて、ふつうのことだと思っていいと思うんですよね。
最近はそれで「気になる」から「本気」になって関係を持つようになってしまったり、それが原因で離婚問題になったりするケースも多いですよね。

あるアラフィフのクライアントさんも最近、とある深刻な問題に悩まれてたんです。
「今度、友人に誘われたからなんですけどキスマイのコンサートに行くんです。ここ何年か、エイト一本だったのに!!あ、もちろん、エイトも行くんですけどね。大阪ドーム取れたから。本命はエイトなんです。でも、最近、キスマイも悪くないなあ、って思ってきて。それにすごく言い辛いんですけどジャニーズWESTもちょっといいなあ、と思い始めて来て・・・。」

その話をうんうん、と優しく聞いた上で「好きにしたらええやん」と敢えて突き放すように、冷たく、言い放ってみたんですけどね。
「やっぱり私って浮気症なんだわ・・・」と号泣していました。

ここで「夫婦や恋愛とジャニーズを一緒にするなんて・・・」と言ってはいけないことは皆さん、よくご存じだと思います。
そのアラフィフ・バツ2のお姉さまは「ジャニーズのお陰で老後が何とかなりそう」との悟りを得てる方ですのできっと反乱を起こしますよ。

つまり、あまり真面目に深刻に考えちゃいけないってことなんです。

なぜかっていうと、深刻に考えると罪悪感を持ってしまいます。
真面目にそのことに取り組もうとすればするほど、彼のことばかりを考えるようになります。

そうすると、この罪悪感だったり、彼のことを考える時間だったりがSさんにこんな囁きをもたらしてくるんです。

「彼のこと、好きなんじゃないの?」

そうして、彼のことをどんどん好きになってしまうんです。

つまり、「気になる人がいる」ということが「ふつう」でなくて「いけないこと」だとすると、私たちの意識は「いけないこと」に目を向けますから(これが罪悪感の作用の一つ)、余計に注目してしまうようになって、余計に「気になる」ようになるんです。

そこではなんと!彼が素敵な人かどうか?というのはあまり関係ないんです(笑)

「タブー(禁忌)の心理」と言います。
「禁止されるほど欲しくなる」という心理。
「今、後ろ向いたらダメですよ」と言われると後ろを振り向きたくなる心理。

「彼のこと、好きになっちゃまずい、と思えば思うほど、好きになっちゃうんです。」

皆さん、こんな経験ありませんか?

「クラスのパッとしない男の子Zくん。ある時『Z君、あなたのことが好きみたいだよ』って同級生が囁いてきました。
 『え?でも、彼、全然パッとしないから興味持てないわ』というあなた。同級生も『そうだよね~。好きになられてもメイワクだよね~』と相槌。
 でも、その日を境にちょっとZ君のことが気になりはじめ、『友達にバレたらどうしよう』と思いながらも彼と一緒に下校するシーンなんかを想像してドキドキするようになってしまいました。これって恋ですか?」

「気になる」という思いが「もっと気になる」という現実を作るんです。

あるクライアントさんはいつも恋をしています。
産休明けに復帰した職場がけっこう若い男性が多い部署で、いろんなトキメキがやってくるそうです。
「子どもも生んだし、もう女は卒業なのかな。嫌だな~、そういうの」と思ってメイクも控えめにしようと思ってたんですが、未婚の若いOLに対抗すべく、「大人の女に見える、色気メイク」を日々研究しています。
そして、若い営業マンにとって「憧れのお姉さま」のポジションを何としても確保するんだ、と鼻息を荒くしています。
ちなみに今、彼女が狙っている男が2名ほどいて『一人に絞り切るのはかなり難しいので、もう少し競わせたい』そうで、かつ、妄想の中では「2人同時にギラギラした目で告白されて困り果てるシーン」が一番のお気に入りだそうです。
ちなみに「2人とも彼女がいて、私のことなんて振り向いてはくれないんですけどね(笑)」とのこと。
ちなみに「旦那様が一番で、出産を経て緩くなったとか言われないように夜の生活は相当気合を入れて頑張ってる。」そうです。

つまり、Sさんは「意中の人がいるなんていけないこと」と罪悪感モードで扱うのではなく、「いやあ、あの男、ええわあ。もっとお近づきになりたいわあ。もっと彼のこと、知りたいわあ」という気持ちに素直になることをお勧めしたいんです。

もっと気軽にね~
そうしないとどんどんガチになっちゃいますよ~ということです。

ただ、そうした思いに真面目に、深刻になってしまうSさんはそもそも旦那さんと向き合い切れないところがあるみたいです。

それはどんなところなんでしょう?
もっと親密感を高め、つながりを深めるために抵抗しているのはどんなところなんでしょうか?

怒り、罪悪感、不満、寂しさ、我慢、犠牲などは元々ありませんか?
またはそういうのを溜め込みやすい性格ではありませんか?

旦那さんとのこともちゃんと向き合うなんてことは考えなくてもいいのですが、素直に、正直になってみるといいんですね。

たとえばSさんはどこからどうみても情熱の女ですよね??
それには気付いていらっしゃいますよね?

いつも恋をしていたい気持ちもありますよね?

だから、

>結婚当初からセックスレス気味で兄妹のような感覚で過ごしてきました。

この時期は退屈していましたよね?
もちろん、安定・安心はあり、穏やかで幸せを感じられる日々ではあったと思います。
けれど「なんか、足らねえ。こんな人生、あたしには向いてねえ」と思ってましたよね?(笑)

安心、安定は嬉しいものだけれど、それだけでは「優しすぎる味のカレーも悪くないけど、もうちょっとピリッと刺激があった方が好きなんだよね」と満足できな私がいるでしょう???

だから、結婚生活を維持するためにもいろいろガマンしたり、見ないようにしたりしてたところがあるのかもしれませんよね。

・いい妻でいよう。
・結婚したんだから家庭を支えることを一番にしよう。
・素敵な旦那様と結婚できたんだから、これを幸せだと思わなきゃ。
・ちゃんとした家庭を築くのが今は一番。
・ちょっと物足りないって感じることもあるけど夫婦ってそんなもんだよね。

そんな風に思うこと、ありませんでしたか?

あるいはもともとも「怒り」が苦手だったり、何かと「罪悪感」に捉われたがったりするところはありませんでしたか???

ざっくりしていますが「今の幸せな結婚生活を維持するためには少々のことには目を瞑らなきゃ」と思う気持ちが「隙間」を作り「不満」「後悔」「怒り」「寂しさ」に繋がり、それが「浮気願望」へと結びつきます。

そうした思いが「彼」の出現を招きます。

しかも、時には子どもも生まれ、レスも解消し、安定して、ますますこれから家族を大事にしていこう!と思った瞬間に「彼」が現れるんです。
(似た現象に、「家を買った/建てたら離婚したくなる」というものもあります。)

だから、ちゃんとこの問題に取り組もうと思うのであれば、「彼」のことは横に置いといて、「夫」との結婚生活で出たゴミを処理する方がいいと思うんです。

・夫に対して言えないこと。
・我慢していること。
・怒っていること
・ごめんなさいと思っていること
・本来の自分ってどんな自分なのか?
・自分が望むセックスってどんなものなのか?
・どんな恋をしたいのか?
・自分らしさって?
・自分がしたい仕事はどんな仕事?

そんな風に「自分をより深く知る」ということをテーマにしてみるのもいいですね。

自己肯定感を上げるために色々と取り組んでこられたのならば、タイミング的にもちょうどその流れの延長線上にありますね。

「え?ほんとの私ってこれなの??」なんて体験ができたら素晴らしいですね。
でも、「ああ、やっぱり。。。知ってたわー、分かってたわー」てことかもしれませんが(笑)