野良猫同士の恋と、依存の競争について。


自分がどうしたいのか?が分からない恋は往々にして野良猫関係に陥りやすくなります。
その方がお互いはっきりさせなくていいので責任が回避できて楽だからです。
そこでは自立系武闘派情熱女子による、男らしい決断が求められているわけです。

***
初めまして、こんにちは。いつも拝見しており、勇気づけられています。
恐縮ですがお忙しいと思いますので早速本題です。

私はいま7年付き合っている彼氏がいながら自立系男子疑惑の年上男性に恋をしています。
その彼は一年半前、6年付き合った彼女から「距離を置こう」と言われ、前向きな気持ちで了承したところ、その3か月目に、彼女と共通の後輩と結婚すると告げられた過去があります。

私と彼は昨夏に二度、関係を持ちましたが現在は友人です。
持った後も複数人で遊んだり、友達のような連絡や何事もなく帰宅することもありつつ、恋人のような親密な連絡を取ることもあり、何とも言えない関係に不安を抱くようになりました。
ある日私は、嫉妬と不安のあまり彼を雑に扱ってしまい、彼は「あいつはあのままでは人が離れて行く。今わからせないとダメだから距離を置く」と共通の友人に告げ数か月私を無視しました。
飲み会が続いたのをきっかけに、相談に乗ったり連絡をとるようにはなりましたが、ひどく冷たい態度でした。徐々に遊びに誘われたり、急ぎでもない連絡をくれるようになり、二人でお茶をした際には遅れる私を一時間待っていてくれ「忙しく余裕もないから断るかもしれないけど会いたいならめげずにもっと誘え」「お前の愛情表現はわかりにくい」「俺が返信しなくても気にせずに、返しやすい内容のメールなら送って」と言われましたが、その通りに行動したところ、「お前は甘くするとつけあがるから、よく考えろー」と言ってまた無視をされています。
これは自立系男子なのか、それとも肉体関係は過去のことで、後輩や一友人として想って接してくれているだけのか、全くわからずにいます。たまたま彼と二人で布団に寝てしまうこともありましたが、足が触れているだけで何もなく。
簡潔にと思い分かりづらい表現になってしまっていますが、彼は、自立系男子なのでしょうか?また彼と付き合うためには、私は追い続けた方がいいのか、突き放した方がいいのかも、わかりません。
ネタとしてお答えいただけたら嬉しいです。
(Yさん)
***

Yさんとしては、彼を追いかけてもし付き合えるようになったら、元々いる彼氏とは別れるってこと?
それとも二股続けるってこと?
それとももう別れてるの?

それありき、だと思うんですよね。
どうなりたいのか?
どうしたいのか?

Yさんは今、彼に振り回されてる、といか、彼主体になっちゃってますよね。
だから、いちいち彼の言動に不安になっちゃうんだと思います。

彼は彼でそんな大きなトラウマ持ってるわけで(たぶん、相当デカいダメージを受けてるはず)、近付いて来たら遠ざける、遠ざかった引き寄せるって野良猫的生態になってるんだろうと思います。

つまり彼もまたどうしたいのか?という意図が明確でないのでしょう。
そんな彼の葛藤、そして、Yさんの葛藤が見え隠れしますよね。

ちなみにそんな彼の心理を推測して翻訳してみました。
分かりやすく書いてくださったので引用させていただきます!
助かります(^^)

ただ、電車の中では読まない方がいいかもですよ(笑)

***

○野良猫男子が近づいたときに発する鳴き声。

「あいつはあのままでは人が離れて行く。今わからせないとダメだから距離を置く」

(ポイント)我が行動を正当化しているけれど、結局は怖いし、この先のことが考えられないだけ。この言葉を関西弁に翻訳するとこんな感じ。

「俺、このままだとあいつに振り回されてまた前みたいな痛い思いをせなあかんかもしれんやん?そんなん嫌やからちょっと距離置こうと思うねん。」

○それで遠ざかると発せられる野良猫の鳴き声。

「忙しく余裕もないから断るかもしれないけど会いたいならめげずにもっと誘え」
「お前の愛情表現はわかりにくい」
「俺が返信しなくても気にせずに、返しやすい内容のメールなら送って」

(ポイント)傷ついている男はこのように主導権を主張して、自分は正しい、お前がおかしい的論理に執着します。これまた翻訳すると次のような感じです。

「距離置くって言ったのは俺やからなー。こっちから誘うのはめっちゃ勇気いるねん。分かるやろ?せやから、お前から誘ってくれたらええのに、て思うねん。」
「もっと分かりやすく好きって言うて。俺のこと、好きなんやろ?な?好きなんやろ?自信ないねん。」
「お前からのメールが来えへんと寂しいからちょくちょく送って~な~。」

ちょい、彼、寂しい、焦ってるみたいです(笑)

○でも、それで近づかれるとそれまた怖くなるので発せられる野良猫の鳴き声。

「お前は甘くするとつけあがるから、よく考えろー」

(ポイント)近づいて欲しいと思ったわりに、実際近づかれるとやっぱり怖くなって発せられる忠告。翻訳するとこんな感じ。

「近づいてって言うたけどなー、もうちょっとゆっくり言うか、そぉーっとって言うか。そういう風に頼むわ~。あ、でもな、決して嫌やないで。嫌やないねんけどな、ちょいと怖くなってまうねんなー。俺まだ、引きずっとるしなあ。そう、ぐいっと来られるとやっぱどうしていいか分からへんっていうかー。だから、その辺、ちょっと考えてやー」

***

Yさん、なんとなくニュアンス伝わりませんか?
彼の気持ちや発言の意図が。

そう、彼もまたどうしたいか?という意図が明確でないんです。
Yさんと仲良くしたいけれど、でも、付き合うまでは勇気が出ない、でも、離れられるのは辛いし、これで体の関係をまた持ってしまったらもっと深入りしてしまうかもしれないし、、、みたいな。

【依存の競争】という関係性があるんです。

ふつうは【自立の競争】と言ってどっちが主導権を取るかを争ってケンカになるんですが、自分が「どうしたいのか?」という目標が定かではないので相手に決めてもらおうというスタンスを取ります。

それが依存の競争です。
分かりやすく言えばこんな感じ。

男「なあ、ご飯何食べる?俺、何でもええで」
女「私も特にこれってのはないよ。何が食べたいの?」
男「俺も別に何でもええねん。お前が食べたいのでええで」
女「私も何でもいいもん。」
男「じゃあ、どうするよ。お前決めてーなー」
女「ええ?なんで私が決めるのよ。あなたが決めてよー」

Yさんと彼も「ゴール」が見えてないわけですね。
「自分がどうなりたいか?」

だから冒頭の質問に繋がるんです。

お互いにゴールが見えてない関係性だと、この「何食べる?カップル」みたいに、うまいこと自己責任を回避して、相手に主導させようとします。

つまりは「後出しじゃんけん大会」なんですね。
向こうに提案させて、それを自分が飲む、飲まないを決めるんです。

「大人の世界」ですね(笑)
そして、これは責任を取りたくない野良猫同士の恋愛にはよく起こることですっ!!

だから、Yさんは彼の「自立系男子」にして主導させたいという意図が隠れています。
もちろん、そんな意識ないでしょう?(笑)

でも、自分も気持ちがあいまいだから、彼が「俺と付き合ってくれ」と言ってくれたら「ちょっと考えさせて」と言いながらも心の中ではガッツポーズ取るつもりはあるんです。
で、そこから本当にどうしようか?を真剣に考えるんだろうと思います。

ところが、彼も自立系のところもあるけど、恋愛に対しては依存系らしいので、やはりはっきりしません。
そうすると、二人のやり取りは先ほどの「ご飯何食べる?カップル」と同じようにあいまいなまま、なんとなく時間が過ぎていくんです。

Yさん、ここは男らしく、自分がどうしたいのか?をズバッと決めてみたらどないでしょう?(笑)
たぶん、彼は決められませんから、ここはYさんの出番ですね(^^)

野良猫系男女の恋によくある話なのですが、こういう彼を好きになって振り回されるゲームに参加する、ということは、私も彼同様の傷を背負ってることが多いんです。

それって何でしょうか?

7年も付き合ってる彼がいるってことは、相当退屈されてるんだと思いますが、その裏側にある痛みって何だろう?と掘り下げることも可能です。

カウンセラーは「親密感への怖れ」と呼びますね。

距離が近づいたときに生まれてくる何らかの怖れ。
このルーツが親子関係にあることは言うまでもありません。

だから、もしその辺を本格的に扱うのであれば、ぜひ、幼少期からの親子関係を見つめ直してみてください。

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