好きだけどこの人は違うと思う彼を断ち切る方法。



頭で「この人は違う」分かっていてもなかなか心は付いてこないもの。
「好き」という感情の方がはるかにパワフルだから。
でも、その好きにも意味があるし、また、断ち切ることが魅力的であれば私たちはそれが可能になるのです。

***
こんにちは。
いつもブログやレクチャーで色々学ばせていただいております。

今日はどうしてもなんとかしたい問題があって、ネタとして取り扱っていただければと思いご連絡いたしました。

今、私には好きな人がいます。
その人は職場の上司です。年齢も2つしかはなれておらず大学時代の先輩というのもあり、親しみを感じながら一緒に働いています。

彼が上司として異動してきてからとにかく気になって気になって仕方ない存在です。残念ながら一年前にメールで告白をしたものの振られてしまいましたが、それ以降ますますなんでも話せる存在になりました。時々思わせぶりな態度もとってきますが、お互いに踏み込めずの関係です。

しかし、仮に彼と一緒になったとして幸せになれるかと聞かれると首を傾げてしまいます。悪い人じゃないけどなんか違う、ずっとそう思って(分かって)いるのに諦められず、もちろん他の男性に興味ももてません。

でももう断ち切りたいと思います。
好きでいるのをやめようと思っても痛くてつらいのですがどうすればスムーズに乗り越えられますか?

どうぞよろしくお願いいたします。

(Aさん)
***

好きな人がいることはいいことですよね~
でも、特に問題がないのに断ち切るのってなかなか難しいものです。
シンプルに言えば、

「彼を好きな気持ち」>「断ち切りたい気持ち」

ならば、なかなか断ち切れませんよね。
その逆なら、何とか頑張って断ち切れるかもしれません・・・。
でも、気持ちって動くでしょう?

だから、ある時は「 > 」だけど、ある時は「 < 」になっちゃったりするんです。

また、「感情」と「思考」だったら、圧倒的に「感情」の方が強いんです。
だから、頭で考えて「断ち切らなきゃ」としようとしても、感情が「え?いやや。まだ好きやもん」と思ってたら、「断ち切りたいのにできない」という状況を作り出します。

むしろ、感情が暴れ出すことだってあります。
「彼を断ち切ろうと思えば思うほど気になってしまって・・・」なんて風に。

年も近く、大学の先輩で、何でも話せる存在。とても親しみを感じてる存在。

これは「感情」ですよね。
では、その「感情」が納得するような「断ち切る理由」って何でしょうか?

>悪い人じゃないけどなんか違う

ってどんな風に違うのでしょうか?

ちなみに「悪い人じゃないけどなんか違う」みたいな感覚って媚薬のような効果があるんですね。
よくブログでも書いていますが、

「真面目で、穏やかで、誠実で、きんとした、将来も安定しているサラリーマン」

よりも

「悪い人じゃないんだけどちょっといい加減で、影があって、私を振り回して嫌なところもあるんだけど、なんか気になるバンドマン」

の方が惹かれてしまったりするのです。

だから、Aさんももう一段深く掘り下げてみるといいんじゃないかと思うのです。

「なぜ、違う、と思う彼にこんなにも惹かれてしまうのだろう?」

そこにはAさんのパーソナリティに関する様々なテーマが見えてきます。
しかもそれは問題が見つかることもあるけれど、長所や才能、価値、魅力が見えることも多いので、すごくお勧めなのです。

例えば、先のバンドマンに惹かれてしまうのは例えば次のような理由がよくあります。
(ネガな理由)
自分にはそういう男が相応しい。
彼みたいな人しか自分を相手にしてくれない。
私はほんとうは結婚なんてしたくない。
私はほんとうは男の人が苦手だ。
誠実な人と添い遂げる自信がない。
私も実はいい加減で、悪い人。等々

(ポジな理由)
私は助けてあげたい女。彼を何とかしてあげたい。
私は情熱的女子あから人生を楽しみたい。だから刺激が必要。
彼が成功したらすごくうれしいし、それを間近で眺められるのは最高。
退屈な人生よりも刺激的な人生の方が私に合っている。
ふつうは嫌い。人と違うことが好き。
私は恋に生きる女。等々

そんな風にAさんが彼に惹かれてしまう感情的な理由を探してみるといいと思います。

そうした上で、「彼を断ち切る理由」をもっとワクワクするものに変えていく必要があるんです。

悪い人じゃない上司の彼に今はワクワクして、嬉しい気持ちを感じてしまっています。
一方、他の男に惹かれない今のAさんは、彼を断ち切った後の毎日にあまり楽しみは感じてないと思うんです。

寂しいし、つまんないし、一人だし、男もできないし、、、という。

だから、彼への気持ちを断ち切った後の方が、彼を好きでいるよりも素晴らしい!ワクワクする!というヴィジョンが必要なのです。

そんな世界を想像して創造していくのです。
そうしたら、この痛みを乗り越えて断ち切ることもできます。

よく「好きなことをしましょう」というのは、このヴィジョンを作るためでもあるんです。
だから、日常からAさんは彼のことに限らず「好きなこと」「ワクワクすること」に意識を向けることが大切。

生クリームのケーキと、チョコケーキ、どっちがワクワクする?
今日の帰り道はどのルートが一番ワクワクする?

そんなことを常に意識してみるともいいですよ~。

彼を好きでいるのはなぜだろう?って掘り下げて自分を知る。
そして、彼を断ち切った後のワクワクするヴィジョンを創造する。

試してみてはいかがでしょうか?

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