私も、きょうだいも、こぞって異性に縁がないのはなぜ?

心の距離感は母、父、きょうだい(祖父母)、友達、知り合い、、、という風に遠ざかっていきます。
もし、母、父の距離で嫌な思いがあると、パートナーをそこまで近づけられなくなるのです。

***
いつも楽しく拝見させていただいています!!
私は長女なのですが、私の兄弟は、みんなこぞって異性に縁がありません。容姿や性格は普通で、そこまで酷いわけではなく、仕事も真面目にして(みんな異性がイッパイいる環境)、友人にも恵まれています。
しかし、全員、まったく異性とお付き合いできないのです。
両親が言うには「いい子ばかりで仲がいい家族」です。(しかし、私は子供の頃から家族が苦しく内心大嫌いでした。家族写真や家族旅行も大嫌いです)
母は過干渉、父は母のイエスマンである上に、子供たちとの距離の取り方がわかっていない感じがします。
全てが親のせいとは言いませんが、このような親の呪縛が兄弟にかかっていることは確かです。(一つは「家族=束縛」という概念が私の中にあることに最近気が付きました)
私は、ここ数年、異性から声をかけられることも多くなりました。しかし、気になる男性とは縁がなく、既婚者からのアプローチが多くうんざりしています。
どうしても結婚して家族を離れたくて、一年で結婚するぞ!!と思って自己改革に励んでいます。親離れするには、家族の呪縛をとくためには、どうすればいいのでしょうか??
普段は優しい両親なので、邪険にするのも気がひけます。
(Aさん)
***

結婚したいけどできない、とか、何か欠点があるわけでもないのにずっと男ができない、というご相談はとても多いですね~。
セミナーをしていても、カウンセリングでも、こうしてブログ上でもよく扱っているテーマだと思います。

基本的な見方は【できないってことはいらないってこと】です。
シンプルでしょ?
でも、もちろん「んなわけないがな。何言うてまんねん」と皆さんツッコミが入ったかと思います。
ちなみにその返しの手法として「せやな、確かにいらへんわな。うち、そんな結婚したないしなって、んなことあるかいな!めっちゃ結婚したいわい!」というのをノリツッコミと申します。教科書の132ページに書いてございます。

【できないってことはいらないってこと】だとしたら【なぜ?いらないの?】と意識してみることが潜在意識へのアプローチになります。

どうしていらないんだろう?
仮に結婚したくないとしたらなぜなんだろう?

もちろん、すぐに答えが出るわけではないと思いますからしばし考えてみてください。

そこで私がよく言うのは家族と距離感の問題。
セミナーなどでもこの図を見たことある方多いと思います。

20160126距離感

自分に近いところから「母、父、きょうだい(祖父母、親戚)、友達、知り合い、他人」と距離は遠くなっていきます。
お母さんから生まれる私たちはやはり一番近いのは母なんですね。

パートナーは他人から始まって、私自身とイコールになるくらいまで近づく超・特別な存在。

ところがその他人から私に至るまでの距離感で様々な感情を“再体験”していくんです。

例えば、パートナーが父親と同じ距離感の場所に来た場合。
(ちなみにこの「父親と同じ距離感」というのは今のことではなく幼少期の距離感です。だから、人によってはすごく遠い方もいらっしゃるかと思います。)

そうすると、かつて幼少期にお父さんに対して感じていた感情、それも未消化の感情が噴出してきます。

例えば、子どもの頃、お父さんが多忙であまりかまってくれなくて寂しい思いをしていたとすると、とても優しいパートナーで自分をちゃんと見てくれていることが分かったとしても、「なんか寂しい」と感じたり、「本当は私よりもほかに興味があるんじゃないか?」って感じたり、「今はいいけど、いずれは距離を取られそう」って不安になったりするんです。

人間関係でも「友だちはたくさんいるけど、親友と言えるほどの人は誰もいない」という方はきっと「友だちの距離まではオープンになれるんだけど、家族の距離で何かあった?っていうか、家族に問題なかった?」って見方をしてみるとなるほどなあ、という答えが見つかることもあるでしょう。

さて、Aさんの場合、

>しかし、私は子供の頃から家族が苦しく内心大嫌いでした。家族写真や家族旅行も大嫌いです。
>母は過干渉、父は母のイエスマンである上に、子供たちとの距離の取り方がわかっていない感じがします。

という環境で育ったわけですから、父・母の距離にはとてもいや~な空気が蔓延していることと思います。

しかも、きょうだいは仲がいいんですよね?友達たくさんいるんですよね?
それがかえって、パートナーができにくい理由になってるかもしれません。

仮にいいな、って相手ができたとしても、友達止まりになってしまいませんか?
何でも話せて安心できる人を友達以上に見えなかったたり。

友達やきょうだいの距離 → とっても楽しい
母・父、家族の距離 → とっても憂鬱

こういう環境だと、どうしたって「パートナーと親密になるよりも友達の方が楽しいし、そっちの方がいいじゃない!」って思いやすいと思いません?

「彼女・彼氏の関係になると、なんかめんどくさいのよね。それなら友達のままの方が良くね?」ってことです。

これが「友達ともうまく行ってないし、家族ともダメダメ」って場合ならパートナーシップを何とかしよう!ってか、何とかするしかない!って気合が入るんです。
それしかないわけですから情熱も傾けられます。

けれど、友達が多い分、切迫感に欠けるんですね。必死になれないんです。
「ま、友達いるし、寂しくないもんな。結局最後は友達だしな」みたいに(笑)

そうすると、本音としては

「何とかしなきゃいけないと思うんだけど・・・彼氏もいないよりはいる方がそりゃいいけれど・・・でも、・・・うーん・・・・まあ、でも現実的にはそんなに困ってないんだよなあ・・・」

って感じになっちゃうかもしれません(笑)
ま、だいぶ思い込みが入ってますけれど。

しかも、Aさんの場合、

>普段は優しい両親なので、邪険にするのも気がひけます。

という風に気を使ってるわけですね(笑)
親が問題なんだ!って思うと罪悪感がセットで付いてきませんか?
そういう風に思うのが申し訳ないって。

だから、私のセミナーではそういう方のために座右の銘を授けてるんです。
「ひとつ、鬼畜生になるべし」
「ひとつ、不義理非人情を徹底すべし」

冗談半分・・・と思いきや、Aさんのような優しい心根の方はそういう意識を持つくらいの方が良かったりするんです。

「こっちを立てると、あっちが立たない」みたいな気の使い方しませんか?
人間関係においても、私だけが幸せになる、とかあまり気が進まないでしょう?

#だから、きょうだいのことまで心配しちゃうんですね。

そういう人は優しくて、思いやりのある、いい人、なのですが、でも、そうすると「都合のいい人」になっちゃったりするんです。

>どうしても結婚して家族を離れたくて、一年で結婚するぞ!!と思って自己改革に励んでいます。親離れするには、家族の呪縛をとくためには、どうすればいいのでしょうか??

まず、怒りの中に入っていきましょう。
鬼畜生であり、不義理非人情で生きるわけですから、ふだんは穏やかな両親に対して怒り、否定、侮蔑、憎しみ、恨み辛みを意識的に認めていきます。
よく「恨みの手紙、怒りと憎しみの手紙を書いてください」って宿題を出します。

ふだんから怒りを抑圧していたり、いい人でいたりすると、この怒りを認めることがなかなか難しいんですけど、Aさんはもうある程度お気づきですよね。できそうですね。

この手紙を最低3回は書いてみましょう。
そして、次は「寂しさ、悲しみの手紙」を書いてみます。これも3回。

この辺で少し手放しが進んでいきます。

最終的には許しまで行くのですが、いい子でいらっしゃると感謝の気持ちは自然と持っていることが多いので、そこはあまり意識しない方がいいでしょう。

さて、このプロセスはグループセラピーのロールプレイ・セッションでいろいろとアレンジができるんです。
例えば、親と向き合う、というプロセスは得意ですね。
会場からご両親を思い出させてくれる人たちを選び、向かい合って立ちます。
言いたいこと、伝えたいこと、封印してしまった気持ちなどを言葉にして伝えていきましょう。
それだけで恨み辛みが流れていく、肩に荷が下りたような体験ができるのです。

「ずっと寂しかった」「頑張ったのに褒めてくれなくて悲しい」「私が娘でよかったの?」等々、正直な思いを伝えていくのです。

そして、「許し」がゴールになります。
様々な感情を伝え、解放し、表現していくとやがては感謝と愛が沸いてきます。
「この人がお母さんじゃない方がよかった?」という質問に思わず涙が溢れたりします。

そこで愛と繋がったときに、この「許し」が加速するのです。
その結果、あれだけ嫌な感じがした「父・母」の距離が大丈夫になります。
愛でそこにあったネガティブな思いを溶かしちゃったんですね。

そしたら、その距離にパートナーを近づけることができるようになりますね。
恋人ができる確率はグッと上がると思いませんか?

男と女の心理学
○根本のメールマガジン
○根本のセミナー・スケジュール
○根本のカウンセリング

☆根本本。
根本の著作