やっぱり気持ちが戻らない、と苦しむ旦那さんを手放してあげたいけど一緒にいたくて。

なぜ苦しいのかというと2つの要因が重なっているんです。
1つは「好きだから葛藤する」ということ。
もう一つは「彼が主人公になっている」ということ。
その2つを手放すテクニックを今日はご披露します。

***
ついに、旦那から
「離婚しないと言ってから結構時間も経って、嫌な思いしないようにと努力してくれてるのも分かるけど、やっぱり気持ちがもう戻らへん。
頑張ってるの見ても、帰ってご飯用意してくれたり気を使わせないように色々してくれてるの見ても、一緒におる事が苦痛で苦痛で、、、気持ちがなくても一緒におる夫婦もおるけど、俺にはそれが耐えられないみたい、、、俺が一緒にいるって決めたのにゴメン。
俺、やっぱりこれからずっと一緒におるってのは考えられへんわ、、」
といわれました。
「俺が不倫しといてみんな傷つけといて、自分さえよかったらいい最低な奴や、うちに申し訳ない気持ちしかない」と言って泣いていました。やり直すのも、私が慰謝料もいらん!って言うからそこまで言うなら、気持ちかわるかな?と思っていたらしく、ラブラブに戻ったと思っていたのも、俺が自分が決めたことやから。と無理してたそうです。やっぱり気持ちが戻らないから無理だと。

これで振られるのは3回目です。一度目は浮気がわかったとき。二度目はチャンスをもらったけど無理やったとき。3回目は離婚はなくなった後のやっぱり無理でした。ここまできたらやっぱり無理なのでしょうか?

昨日その後眠ってから、気づいたら旦那が腕枕してくれてて、めちゃ優しくなでられていました。手もギュって握ってくれて。申し訳ないからの補償行為なのでしょうか?
でも嬉しくて、、
一緒にいたいけど、旦那を苦しめたいわけじゃなくて、ここまで苦しんでるなら離婚してあげるべきなのか?苦しんでる旦那をみるのは私も苦しいです。悲しいです。
でも私はじゃあ離婚しよ!とは思えなくて、執着かな?と思ったり、私の幸せって何?と思ったり、どぉしたらいいかわかりません。こんなことメールで相談したらダメなのですが、どうかなにかアドバイス頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
(Mさん)
***

このメールを頂いてからずいぶん時間が過ぎているのですが、きっと今日も同じ思いをされてる方がたくさんいらっしゃると思うので、採り上げさせていただこうと思いました。

執着と言えば執着ですよね。
でも、だからって離婚してあげるって気持ちにもなれないですよね。

なぜ、苦しいのか?というと愛情が戦ってるからとも言えるんです。
“旦那さんのことを大好きな自分”が葛藤してるんです。
1人の自分は言います。
「そんなに苦しんでいるんだから別れてあげようよ。好きな人が苦しむ姿なんて見たくないでしょう?」って。
でも、もう1人の自分が言うんです。
「でも、好きな人と離れ離れになるなんて嫌だよ。一緒に居たいよ」って。

これがややこしいんです。
ファン同士が争ってる、みたいな感じ。

だから、私、こういうお話を聞くとこんな風にお聞きするんです。
「旦那さんのこと、ほんとうに好きなんですね」って。

たいていの奥様は(この人、何言ってるの?当たり前じゃないの。)という顔をして「は、はい。好きです。」とおっしゃいます。

で、その顔を見てスイッチが入った私は言うんです。
「ほんとうにめっちゃ好きなんですよね。こんなに好きな人っていないでしょう?こんなに好きになっちゃったことってないんでしょう?」

で、やはり(ん?何連呼してるの?)って顔しながら「は、はい。」っておっしゃってくれるんですね。

で、「それって幸せなことですよね。こんなにも愛せる人がこの人生に現れるって」と伝えます。そのあとに「だから、苦しんですけどね」って付け加えるんですけど。

で、こんな話をするんです。
「好きだから葛藤するんです。好きだから、苦しむんです。苦しめたくない、一緒にいたいって。でも、苦しめたくない、一緒にいたいってのも大事だけど、やはり『好き』って気持ちが一番大切だと思うんです。『私、こんなにも旦那さんのことが好きで、だから苦しくて、しんどいんだ』ってこと。
これがもっと幼い頃だったら旦那の気持ちなんて考えないで自分の気持ちだけで暴走してたと思うんです。だから、もっと葛藤は少なかったんです。
でも、今は大人になって旦那さんの気持ちも痛いほど分かるようになったんです。つまりは、愛を学んだんです。
愛する人を苦しめたいのか?って。
自分の好きを押し付けていいのか?って。
これってものすごく大人な悩みなんです。」

そして、「大人になりましたね。おめでとう!」って手を差し出して握手するんですけど、当然、クライアントさんは目がテンですね。

(この人何が言いたいの?いったい何なの?あほじゃないの?)って目で見るわけです。
そういう目で見られるとますますやる気になるので一番言いたいことをお伝えするんですね。

「旦那さん、幸せですよね。こんなに愛されて。羨ましい・・・(と天を仰ぐ)。
でも、それが私なんですよね。そういう生き方しかできないのが私なんですよね。しょうがないんじゃないですか?そんな器用に生きられず、自分の気持ちに嘘もつけず、好きな人には一直線で、でも、愛したくて仕方がない、そういう女なんですよね。
だから、苦しいのもしゃあないんです。
あなたがもっと冷たい女性だったらとっくに別れてますよ。こんなに頑張らないですよね。
あなたがもっと幼かったら自分の気持ちしか考えないからこんな苦しみはないんです。
あなたが成熟した大人の女性で、かつ、そんな情熱の女で愛に生きる人だから、こんな苦しみを持つんです。
いかに自分が素晴らしい女性か分かりますか?」

まあ、100%の奥さんが「私、そんないい女じゃありません」って言います。
でも、ここまで来ると少しはウルッと来られる方が多いので、ティッシュを差し出しながらこんな話をするんです。

「それが私なんだよねって言ってみてください。これが私、それが私って。」

これで不思議なほどに気持ちが落ち着きます。
人によってはスーッと力が抜けて崩れ落ちそうになる方もいます。

なぜでしょう?

実は私、あるテクニックを使ってるんです。
それも2つ。
何か分かりますか?

テクニックっていうと、やらしいですねえ。だからほんとカウンセラーって人種を信用しちゃいけませんよね(笑)

人はどんな不安や怖れに迫られていても絶対に安全な領域を持っているんですね。
それは自分の心の奥深くにあります。

海に例えましょう。
大きな嵐が来て波が10メートルだの15メートルだのって荒れ狂ってると思ってください。
じゃあ、そのとき、水深1000メートルの海の底では何が起きているんでしょう?
そこも暴れまわってると思います?

すごく静かなんです。
光も届かない海の底は表面が荒れ狂っていても、静かなんです。

心の中にもそういう部分があると言われたら信じられますか?

つまり、一つ目のテクニックは「自分を受け入れる」ということ。
「私ってそういう女ですよね?」という言葉にそれを含ませています。

「結局私ってそういう女なのよね。
 浮気をされたって嫌いになれないし、追っかけちゃうし。
 もっと誠実な男もいるかもしれないけれど、この男がいいんだよね。
 惚れた弱みだよね。
 だからしょうがないのよ。好きになっちゃったものは。
 私ってそういう女なんだもの。」

そう思えたらね、本当に楽になりますよ。

「何者かになる」んじゃなくて「私は私のままでいる」ってことですから。
そうして自分を受け入れたら、その心の奥にある平穏な世界に繋がれるんです。

そのために、もう一つのテクニックを使っているんです。
「意識を自分に引き戻す」ということ。
こういうときってどうしたって話の主語が「旦那が」になりやすいんです。

 彼がこう言うた。
 彼がこうした。
 彼がこう思ってる。

人生の主人公を旦那に置いちゃうんです。
そうすると旦那の人生を生きることになっちゃいます。
それって彼に振り回されることになるんですよね。

だから、彼に向かってる意識を自分に戻すためにテクニックを使います。

「旦那さんのこと、ほんとうに好きなんですね」って。
「ほんとうにめっちゃ好きなんですよね。こんなに好きな人っていないでしょう?こんなに好きになっちゃったことってないんでしょう?」
「それって幸せなことですよね。こんなにも愛せる人がこの人生に現れるって」
「だから、苦しんですけどね」
「「好きだから葛藤するんです。好きだから、苦しむんです。苦しめたくない、一緒にいたいって。・・・」

上にあげた私のセリフを抜き出してきたんですけど、これらのセリフのすべてって主語は「奥さん」ですよね?

なんたって私、「補償行為なんでしょうか?」って質問を華麗にスルーしますからね(笑)
だって、それ、旦那さんのことだから。今はもっと大事なものに目を向けたいんです。

Mさんの場合はそこまで旦那さんへの依存が顕著じゃなくて「苦しめたくない」等の「私」が主語になってるものも多いのですが、でも、全体的に旦那さんが主語なのは分かりますよね?

「やっぱり気持ちがもう戻らへん。」という彼の言葉が元ですから。

こうして「私」に意識を戻してくると、「私は私、彼は彼」と線を引くことができます。
自分自身に意識を向けてその愛に目を向けると「自分の愛に自信が持てる」ようになります。

そうすると「自分が主人公の人生」がやってきます。
私のカウンセリングの目的地はこれですね。

でも、そうしたら「じゃあ、どうしたらいいんですか?具体的に」って聞きたくなりますよね?

「私は私」で「自分の愛に自信を持つ」ことができれば何でもいいんですよ。本当は。

「やっぱり一緒にいたい」って思うのならば「気持ちが戻らへん」て言う旦那さんにすり寄って「こんな女を嫁にしなきゃ良かったのにね。かわいそうに」ってほっぺを撫でてあげてもいいでしょう。
そして、「超魅力的な自分」を愛する旦那さんに提供すべく、再び今日から自分磨きです。
まずは最高の笑顔の練習でもしましょうか???
それともやはりベッドテクニックから学びますか???

「お互い愛し合いたい」って思うのならば「彼を苦しめるのは本意ではないから、愛のために手放してあげる」を選べるでしょう。
あなたを自由にしてあげるって言えるんです。

どっちも幸せなんですよ。

だから、「どっちでもいいんですけどね」って言います。

・・・ということで、今日は裏話付でお送りしました。

根本さんってやっぱり腹黒い!計算高い!やだ!こわーい!とか思いました???(笑)

あ、知ってた?・・・・か。

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