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仕事が忙しい、寂しそう、構ってほしそう、でも、壁がある、など情熱の女には垂涎の的なんですよね。
今あるものでベストを尽くすしかないし、今できることしかできないんですが、それ以上に自分の価値を受け取りましょう。
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こんにちは!根本さんのブログを日々楽しみにしています。
今まで、心理セミナー等には参加したことがないのですが、根本さんのセミナーに思いきって飛び込んでみます笑
さて、今回リクエストするのは、情熱の女シリーズです…!
情熱の女&野良猫の彼のコラムを読むにつれ、どうも私は情熱の女らしいと薄々気づき始めました……。
そして、気になる異性も野良猫な彼のようで……笑
最近失恋した彼も、野良猫でした。20歳以上年上の方でしたが、本音を言わず壁を作っているようで、でも寂しくて構って欲しい雰囲気が一杯で。
遠距離恋愛で忙しい仕事の合間を縫って会いに来てくれましたが、メールの返事が返ってこなくなり、悩んだ末別れを切り出しました。
別れのメールすらも、返事がなく悲しかったです……。
少し時間が経ち、彼は只単に仕事モードだったかも、そして彼の中で親密になる事の恐れがあったのかなと感じ始めました。
それと同時に自分の中にも、恐れがあるなと。相手に振り回されたくない、自分ばかり求めるのはきつい、なにより本気で好きになって傷つきたくない…などです。これらが原因で別れを宣言したのだと思います。
今は、自分の気持ちを素直に感じようと考えています。まだ彼が好きなこと、沢山楽しい時を一緒に過ごしたかったこと、同様に彼に対する恨み、怒りなどです。
大分、落ち着いてきたのですが、この先幸せな恋愛が出来るのか不安です…。男性を信じるのも怖くなって来ました。
そして、男性から相手にされないだろうという、無価値感が広がっています…。
別れた彼も、仕事では重要なポジションについており、様々な事を精力的に取り組む方でした。
そんな彼に相手にされなかった私は、魅力が無い幼い女なのかなぁと、目の前が真っ暗になってしまいます。_(._.)_
こういった場合は、自分を認めて好きになる事から始めるでしょうか…?
長くなりましたが、取り上げて頂けると幸いです。
では、また。
(Mさん)
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「情熱女と野良猫男」というのは「刺身と日本酒」「串カツと酎ハイ」くらい、いや、「イタリアンにワイン」というか「バーでカクテル」くらいセット商品でございます。
(あ、分かりにくい?「お饅頭と濃い日本茶」「カフェとケーキ」ではどう?)
情熱の女というのは、すぐに手に入るものには興味がなく、かつ、手に入らないものを追いかける習性があることで知られています。
それはアスリートがより困難を目指すのに似ていますね。
情熱の女をサッカー選手に例えれば、野良猫男というのはイングランド・プレミアリーグのような刺激的な存在なのです。
(これも分かりにくい?)
その情熱の女たちが惹かれやすい条件をMさんが教えてくださってますので振り返ってみましょう。
>20歳以上年上の方
年上・年下というのも意外とポイントみたいです。
年上の男性の場合は「助けられなかったお父さん」を象徴していることも多いんですね(不倫も含む)。
年下の場合は「お母さんとの競争心(お母さんが失敗した子育てを私が何とかする)」などのケースもあります。
ただ、これはオプションで野良猫男に年齢はあまり関係ありません。
(とはいえ、年齢を重ねるにつれて野良猫化する人が多いです)
>本音を言わず壁を作っている
この辺は情熱の女のやる気スイッチを入れるポイントですよね。
探検隊の如き情熱女は「この私に壁を作る?は?ええ根性しとるな」と、その壁をぶち破りたい欲求に駆られるんですね。
「なぜ、山に登るのか?そこに山があるからだ」なのですね。
「壁」って心の傷を表すんですね。
壁の向こう側には癒されていない傷があるんです。
助けてあげたい!情熱の女がそれを見逃すはずはありません。
ただ、助けてあげたい女と、そんなのは怖いという男の葛藤はすさまじく、この綱引きが原因で別れてしまうこともあります。
情熱の女としては非常に無力感を感じるシーンです。
「エベレスト登頂を目指した登山家が、気象条件が厳しくなり、やむなく断念する」みたいな感じでしょうか。
>寂しくて構って欲しい雰囲気が一杯で。
この空気を感じて放っておける情熱の女はいないんじゃないでしょうか?
まさに「寂しさ・孤独」「構ってほしい」、さらに「影・陰」や「傷ついてる様子」、そして「親密になる事の恐れ」が揃えば、もう「3度の飯より野良猫男」の如く、鼻息が荒くなっちゃいますよね。
そんな寂しさを癒してあげたい、安心させてあげたい、喜ばせてあげたい、という思いが猛烈に動き出して、あとは特急の如くノンストップですね。
「愛してほしい!構ってほしい!好きになってほしい!付き合いたい!」という自らの欲求の奥に「助けたい、愛したい、癒してあげたい、安らがせてあげたい」という思いが出てきたらもう止められませんね。
全身全霊助けに行こうとしてしまいます。
>遠距離恋愛
>忙しい仕事
これも情熱の女を刺激する要素として不可欠でもありますね。
それがセットになるなんてもう、ほんと三ツ星レストランの予約がようやく取れたくらいの歓喜ではないでしょうか?
(ああ、これも分かりにくい?)
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というわけで、Mさんは正真正銘真打の情熱女なんだろうと思います。
「私ってそういう女」ってまずは毎日100回は唱えてください。
そんな自分を否定したり、変えようとしたりするのではなく、ありのままに受け入れていきましょう。
「私ってそういう女」という響きには少々諦念じみたものが混じりますが、でも、そこがスタートなんですね。
“頑張って”好きになるわけじゃないでしょう?
“気が付けば”好きになってるわけだし、ね。
それは変えられないって思った方がいいんです。
>そんな彼に相手にされなかった私は、魅力が無い幼い女なのかなぁと、目の前が真っ暗になってしまいます。_(._.)_
情熱の女は情熱的に愛し、情熱的に落ち込み、情熱的に自分を責めます。
そういうもんなんですけど、それは辛いですね。
落ち込むまでは仕方がないかもしれませんが、責める必要はないんです。
たぶん、できることはやりましたし、彼もそれは受け取っています。
野良猫男って「受け取り下手」ですよね。
それにお気づきのように「愛されるのが怖い」んですね。
それを情熱の女は「なんとかあたしが!」と思ってしまうものですが、彼はそれを望まないことも多いんです。
「私の力がないんじゃなくて、彼がそれを望まないだけ」ということに気付く必要があります。
「もうお腹がいっぱいって言ってる彼に、『そんなことないでしょう?もっと食べなさいよ』って言ってるようなものだよ」って言います。
「孤独になりたい」という人を「孤独にさせてあげる」ことも愛なんです。
それを見守るのも愛ですよね。
情熱の女はついつい鼻息荒く突撃してしまうものですが、「待て!」も大事なんですよね。
野良猫男は境界線が大事なんですよね。
ある線まではオープンなのに、ある線を越えると急にフンギャーと怒り出すか、シャッターをサッとおろして音信不通になります。
そこで情熱の女はそのシャッターを打ち破ろうと体当たりするんですけど、相手もシャッターの向こう側にテトラポットを積み上げて防御に当たります。それは必死です。
そこでは一歩引いてあげる余裕も大事なんですね。
でも、急には難しんですけど、こういう恋を重ねていくうちに自然と分かってくることがあります。
「目指せ、スナックのベテラン・ママ!」なんですね。
野良猫たちが唯一心を開くのはそういう存在です。
距離感をきちんと保ってくれて、そして、甘えさせてくれるので。
Mさんも
>それと同時に自分の中にも、恐れがあるなと。相手に振り回されたくない、自分ばかり求めるのはきつい、なにより本気で好きになって傷つきたくない…などです。これらが原因で別れを宣言したのだと思います。
という風にちゃんと自分を見つめられてるのはいいと思いますよ。
怖れがあり、振り回されたくないし、相手からも愛してもらいたいし、求めてほしいし、ね。
今までの傷が残ってる分、本気で好きになるのが怖いものです。
こういう心の状態で、できること、やったでしょう?
あれがベストだったんですよね。
そう思えたらいいんですけどね。
Mさんもまた情熱の女の例にもれず、自分に厳しすぎるんだと思います。
ものすごくよく分かってらっしゃいますし、感じてます。
彼のことも、自分のことも。
そこに自信持ってもいいかな。
「私はちゃんと分かってるし、適切なことしてるし、ちゃんとできてる」って。
>こういった場合は、自分を認めて好きになる事から始めるでしょうか…?
これは大事ですよね~
でも、もう一歩踏み込んで、
◎私がいい女である30の理由
◎男が私を愛したがる30の理由
◎私と付き合うとお得な100の理由
それぞれ答えがかぶってもかまいませんので。
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今の自分にあるもので勝負するしかないんですよね。
ないものねだりをしてしまいがちなものだし、今あるものにダメ出ししてしまうものだけど。
今の自分にできることをやろう、と思ってください。
逆に言えば「それは自分になんとかできるもの?」って自分に聞くようにして、そこで「待て」ができるといいですけどね。
まあ、それができないのも愛嬌ってことで長所ですけどね~
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