win-winの離婚とは?~離婚する、しない、よりも大切なことは?~


完全に手放してから離婚しようとか思うと棺桶に足を突っ込むまでは難しいかもしれません。
自分の感覚や直観に従うことが大事です。
また、離婚はあくまで制度上のこと。お互いに心地よい距離感を模索していくうえで自然と結論が出ることもあります。
他にもまだ今のうちにできることもあります。

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毎日根本先生のブログを読むのが楽しみで、とても学ばせてもらっています!
前回の”手放し”の記事を読んで、まさに私にもとてもタイムリーな内容で、私も根本先生の出して下さった手放し完了の課題に取り組んでいこうと思っています!
が、そこで質問があります。
私は去年の夏に結婚して一緒に住み始めて、それからすぐにケンカが多くなり、価値観の違いが現れて、今年の夏には、お互いカウンセリングを受けたり頑張ったけど、自分の理想の夫婦を築いていく為には、彼とでは出来ないみたいだな、この人とやっていくのはもう諦めよう、と離婚をちゃんと考えられるようになりました。
私も彼への依存を手放す事に取り組んでいって、離婚をかなり前向きにとらえられるようになった10月くらいからは2人の関係はだいぶ安定していて手放しはだいぶ進んできたなと実感しています。
旦那さんはひどいケンカもなく、落ち着いた今の状態では、私と一緒にいたいと思っているようです。
でも根本先生のおっしゃる通り、日によって「よし、別れて明るい未来が思い描けるー!」という時と、「やっぱり今の旦那さんで満足出来なくて、自分の理想通りの人を追い求めるなんて贅沢なのかな…」という時と、まだ完全に手放せるまで時間がかかるのでしょうか。出会えた事は本当に良かったと思えるし、私自身も成長出来たし、彼にとても感謝もしていますし、彼に幸せでいて欲しいですが、正直、まだ彼が誰か他の人と幸せになって欲しいなとは思えず、私と別れたら1人で幸せにやっていって欲しいなと、まだ彼はずっと私が好きだったと思っていて欲しいなと思っている状態です。
これらの質問に心からYesと完全に手放しが出来てからお別れした方がいいのでしょうか?(手放しが出来た状態で別れないと、次の相手とも同じような事を繰り返してしまうでしょうか?) それとも、そんな風に手放しが出来るようになる為にも、その前に話を切り出して、別居するなり、別れる方向を進めて行くべきなのでしょうか?
ゼヒ手放し、そして彼は別れたくないと言っていても、お互いがwin-winな幸せな離婚とは、ところを取り扱って頂けたら嬉しいです!宜しくお願いします!
(Sさん)
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完全なる手放しってどんな状態か?と言えば、彼が別の人と幸せになることを心から喜べることですし、自分もほかの人と幸せになることを信頼できるようになることなのですが、人間ですからね。なかなかそんな境地に至ることは難しいし、離れた後の方がそうなりやすいのは確かですよね。

実際、離婚されたとしてもそのあとすぐに別に人とお付き合いするとは限りませんし、彼に他の女性ができて、それがなんだかすごく悔しかったりして、でも、今度はその気持ちを手放していくうちに幸せを祈ることができるようになります。

だから、手放しをちゃんとしてから別れた方がいい、なんてあまり考えない方がいいんですよね。

Sさんがどうしたいのか?どうなりたいのか?が大切です。
気持ちは常に揺れ続けます。

選択って10:0じゃないんです。それは選択じゃないでしょ?
究極は5:5でどっちつかずの中で選ぶこともあります。

逆に4:6なのに、4を選びたいときもあります。

よく言うんです、「結局どちらを選んでも少なからず後悔しますよ」って。
だったらどっちの後悔の方がいいのか?どっちの後悔をしたくないのか?って思いながら選ぶこともできます。

また、自分の幸せ像を描いていく中で彼とどうするのかを決められることもあります。
逆に言えば、これで100%大丈夫!って思って離婚するにはもう何年もかかるかもしれませんね。

>出会えた事は本当に良かったと思えるし、私自身も成長出来たし、彼にとても感謝もしていますし、彼に幸せでいて欲しい

こういう気持ちがあれば手放しも許しもだいぶ進んでいます。

>正直、まだ彼が誰か他の人と幸せになって欲しいなとは思えず、私と別れたら1人で幸せにやっていって欲しいなと、まだ彼はずっと私が好きだったと思っていて欲しいなと思っている状態

これはふつうだと思います(笑)
いや、ふつうよりもずっと良い状態だと思いますよ。

結婚までした人と別れ話になって、それで「ほかの人と幸せになってほしい!」て思うのって気持ちが覚めちゃったのか、もしくは、悟りを開いたかのどちらかでしょうから。

Sさんてほかの面でも完璧主義なところ、あります?
ちゃんとしよう、しっかりしなきゃって思ったり、いい子ちゃんや優等生的な思いに縛られたりすることってあります?
あるいは、失敗をすごく恐れてしまうところとか。

もし思い当たるところがあるのなら、そっちにフォーカスを当ててみるとよいかもしれませんね。

どうしたらいいのか?って“考える”のはやはり苦しい方向に行くし、選べないことが多いんです。
「コインを投げて表なら離婚、裏なら離婚しないでいいんじゃないですかー???」なんて冗談めかして言うこともあります。

ほんとにコインを投げなくてもいいんですけど、考えて選ぶならば期限を決めて山籠もりして徹底的に考え抜くことがお勧めですし、そうじゃなかったら直観・感覚で選ぶのがお勧めです。

お互いに適切な距離感、というのがあります。
それは常々変わりますが、近すぎると何らかの恐れが働いてケンカが増えることもよくあるのです。

以前、Sさんと同様、結婚してからケンカが増えて罵り合う日々が続いたので別居した途端仲良くなり、でも、これなら大丈夫って一緒に住むようになったらケンカばかりに戻っちゃった夫婦がいました。
結局離婚を選んだのですが、今でもいい友人として付き合いがあるようです。
この二人にとっては一緒に住むのは近すぎる距離だったようです。

それはお互いの価値観や個性によるところもあり、相性ってひとくくりにしてしまってもいいんです。

ケンカが増えてこれではお互い傷つけあうだけだな、と思えば、少し距離を置いていい関係を築けるようにすればいいんです。
最近は結婚の形もいろいろとあって、週末婚だったり、別居婚というのも珍しくありません。
仕事や子育ての事情がそうさせることも多いのですが、何が正しい、間違ってる、というのはなくて、それが二人の今にとってベストな距離を自由に取り合えるのは理想だと思います。

うちの奥さんも前に「夫が出張でいないのは寂しいけれど、だからこれだけ仲良くできるのかもしれないね」と言ってました。
なるほど~って感じです。

Sさんは離婚の話が出て、お互いが自分を見つめなおしていく上でケンカもなくなり、いい関係になってきてるんですよね。
だから、今はいい距離感なのかもしれません。
それゆえ、離婚へのモチベーションも低くなって、どうしよう?って悩まれるのでしょう。
だから「離婚」という方向を意識した途端、いい関係になったとするならば、このままどういう状態がお互いにとって心地よいかを見ていくのもありだと思うんです。

離婚する/しないは制度上のことでね、お互いの関係性の方が大事なんですよ、なんて言います。

お互いにいい距離感、関係性を模索していくうえで、離婚になるならなる、ならないならならないでいいと思うのです。

だから、離婚ありき、とか、離婚しない、という「制度上の結論」でものを考えるよりも、今はお互いにいい距離感を模索する方を優先されるといいかもしれません。

距離が近くなるとケンカが増える、というのは「親密感」の問題に起因します。
夫婦になったらケンカが増えるなら、それは「家族の距離」特に、父母との距離感に何らかの痛み・問題が隠れていることも多いのです。

旦那さんを手放すことに意識を向けるのもいいですが、その一方で、自らの幼少期や親子関係にフォーカスを当ててもいいかもしれません。

そうすることで新たな気づきや発見があり、もし問題があるならそれを癒すことで近い距離でもケンカしなくて済むこともあります。

離婚する前にまだできることはありそうですね!
どちらを選ぶにせよ「幸せ」を目指すことは忘れたくないですよね~!

今日もありがとうございました~!

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