自信がある、ってどゆこと?



もし、あなたがふだん料理をされるのであれば、きっと毎回計量スプーンできちんと「小さじ3杯」を測ったり、ゆで時間を料理本通りにセットしたりしないでしょう。「ま、塩加減はこれくらいがちょうどいいよな」とか「この鍋、火の通りがいいから、短めにしないとゆで過ぎちゃうし」という“感覚”を知ってらっしゃるでしょう。
また、味付けが思ったよりも濃くなっても慌てませんよね。
“誤魔化し方”を知っていますよね?「卵入れちゃえばかえっていい感じになるんじゃない?」って。

でも、そんなあなたに「料理に自信があるんですよね?」って言ったら、何て言います?
「いやいや、そんなことないです」ってマジで謙遜しちゃいませんか?
「いや、しょっちゅう手抜きして、冷凍食品とか使ってますし、そんな人様にとても食べさせるようなものなんてできませんから」って言い訳しちゃいませんか?

「料理に自信がある」って言うには「家に多くの友人を招いて、手料理でもてなしている」とか「いや、昨年のミシュランで星を一つ頂きましたが?」くらいにならないとダメだと思ってませんか?

日本人ってものすごく自分に厳しいんです。
皆さんってものすごく自分に厳しいんです。

「周りの人はそうかもしれないけれど、私は違うわ」って思った人は、めちゃくちゃ自分に厳しい人ですよ。
「あ、確かに私は自分に厳しいかも」って思った人も、めちゃくちゃ自分に厳しい人ですね。

以前、たまたま見ていたテレビで、インドでインド人たちにインタビューしてたんです。
インタビューアが集まってきた男たちに「皆さんの中で日本語がしゃべれる人いますか?」って聞いたら、ある青年が「はいはーい!」って前に出てきて言うんです。
「スシ、テンプラ、フジヤマ!!」そして、現地語で「俺、日本語、ぺらぺらだぜ!」ってドヤ顔で言うんです。
そうすると、周りの野郎どもは「おぉ!すげえ、お前、ペラペラだな!」って大歓声です。
もちろん、その後、レポーターが日本語で彼に話しかけたら「お前、何言ってるのか分かんない!」って顔するんですね。何も悪びれていません。

さて、皆さんが「英語ぺらぺらだぜ」って言うには、どれくらいのスキルが必要でしょう?
「スシ、テンプラ、フジヤマ!!」で日本語ぺらぺらだって言うなら、皆さん、4、5か国語くらいペラペラじゃないです?

アメリカ人とふつうに会話ができて、ビジネス上も支障がなくて、TOEICで800点くらい取れてたら、英語ぺらぺらって言ってもいいかな?って言う時点で、「自分に厳しすぎ」なんですよね~。

だって、そのインド人、自信満々だし、かつ、とても楽しそうでした。

「自信」って不思議なものですよね。
皆さんは歩くことに自信、ありますよね?
階段登るのに、自信、ありますよね?
ペットボトルの水を飲むのにも、自信、ありますよね?
字を書くことにも自信、ありますよね?

実は私たち、自信の塊なんですよ。
全然気付いていないだけで。

ものすごく自己評価が低いんです。
自分を褒める、とか、認められるためには、少なくても大阪府代表くらいにならないといけないと思ってるんです。

「自信がある」という状態は、それくらい気付きにくいんです。
自信がある、のが「ふつう」の中で私たちは生きているから。
自信がある、のが「当たり前」なんです。私たち。
だから、白い壁に付いた黒い汚れが目立つように、「自信がある」中での「自信がない」分野がとても気になるのです。

そして、あらゆる問題は「自信がない」分野で起きて来るので私たちは悩むんです。

料理を作ったことがないのに彼氏に「君の手料理が食べたいな」なんて言われたらパニックになりますよね。
どうしよう、どうしよう、って悩んでお母さんに相談して、料理本買ってきて、計量カップできちんと時間測って、味が濃くなったらパニックになって「えいっ!」って捨てちゃって、もう一度作って、何とか形になって、それを彼に食べてもらいますよね。超ドキドキしながら。
で、すごく悩むんです。

でも、もし、あなたが気付いてないけど料理に自信があるんなら、「え?手料理?いいけど。ありあわせでいい?」って冷蔵庫開けて「うーん。これだとヤキメシとか、野菜炒めくらいしかできないけどいい?卵あるから目玉焼きにして乗せてあげるわね」なんていいながら、適当にさくさく作って出すでしょう?

自信があるかないかの違いってこういうことなんです。

でも、自信はないけれど、頑張って彼のためにって何度も料理を作っていくと、だんだん料理が上手になっていきますよね。それで気が付けば、後者のようなことができるようになっているんです。

これが自信の付け方の一つ、「経験を積む」ということ。

あなたが今、抱えている問題はきっとそんな白い壁の中の小さな黒いシミなんです。(もちろん、壁中、シミだらけ、という方もいらっしゃるかもしれませんが(笑))

だから、自信を付けるためには、周りの白い部分(自信がある部分)に気が付くことも大切なんです。
それが「自己承認」という奴。
自分を認めてあげる、ということ。
今まで自分なりに頑張ってきたこと、乗り越えてきたこと、いっぱいあるでしょう?
当たり前になっているけれど、実はできてること、いっぱいあるでしょう?
それを認めてあげるんです。

また、自分の長所を知ることも自信を付けるために(自信があることに気付くために)必要ですね。
投影を使ったり、短所→長所変換をしたりして、自分の長所を見つけていくことができます。
セミナーでよく「あなたの周りにいる人の魅力って何?」って聞くんです。実はこれ、投影を使った自分の魅力発見法です。

怒りっぽい(気が短い)→バイタリティがある、んです。
わがまま→自由で、自分の意見がある、んです。
短所ってすべて長所に言い換えられます。

今まで乗り越えてきた問題ってたくさんありませんか?
中学の時、同級生と自分を比べてすごく自分をちっぽけに感じて卑屈になっていたけれど・・・今は、そんな劣等感はあまりなくなって皆と仲良くできてる自分がいる、とか。
高校の時、ブラスバンドでコンクール目指してめちゃくちゃ練習したのに、選考メンバーから外れてものすごく悔しくて泣きたくなったけれど、その経験も今から思えば懐かしい、とか。
20歳で初めて失恋して、死にたくなって、ヤケになったけれど、それも今から思えば自分の未熟さを知るいい経験になった、とか。
仕事でトラブルを起こして会社にすごく迷惑をかけて辞めたくなったけれど、なんとか踏ん張って、自分のミスをなくすように努力したら、今ではふつうに仕事ができている、とか。

そういう経験をたくさんしてきて今の自分があるんです。
だから、実は自信がある分野もたくさんあるんです。

そうして自分を認めてあげたら「なかなか私ってやるなあ」とか「私ってすごいやん」とか「なんかいけそうな気がする」とかが分かってくるんです。

そしたら、今の問題に対しても「何とかなりそう」って気になると思いませんか?
そうすると問題が起きても「さあ、根本君なら、この問題をどんな風に乗り越えていくんだろう?」って思えるし、「この問題から自分は何を学べるんだろう?」ってワクワクすらしてきます。
(その前に感情的には「嫌な気分」になるんですけどね(笑))

それが「自分に自信がある」ということなんです。

さて、ここからは宣伝です~!。
そんな実習を1人でやるよりも、誰かと一緒にやった方が効果的だと思いませんか?

そんな「自信を付けるための実習」や「自信が付くレクチャー」をふんだんに織り込んだセミナーを8/22(火)に新大阪で開催します。
10:00~16:00という長丁場のワークショップで、相当濃いお時間が約束できるかと思います。

【詳細】
日時:2015/8/22(土)10:00~16:00
会場:新大阪丸ビル別館5F 5-2号室
交通:JR新大阪駅東口より徒歩2分
料金:¥20,000-(税込)
   ※当日払い or 銀行振込(振込を希望される方は申込フォームのメッセージ欄にその旨ご記載ください。)

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