職場の集団いじめがきっかけで女性が怖くなってしまいました。



酷く、辛いできごとに間違いはなく、そこで感じた気持ちをきちんと解放してあげることも大切なのですが、そのいじめのさらに奥に本丸が控えているのかもしれません。
しかし、それは自分の魅力を受け取ることでも解消されていくのです。

今日はリクエストにお応えしましょう!
皆さま、ずいぶんお待たせしちゃってすいません!
****
旧ブログからのファンの者です。
根本さんのお話には、驚き、気づかされ、じわじわと詰まりが落ちる感じがします。
さて、根本さんへのリクエストです。
私は、女性が恐ろしいです。
女性の集団や虐めっ子に風貌が似ている女性を見ると、身がすくみ、動悸、冷や汗が出てしまいます。
どう癒せばいいのでしょうか?
この症状が出始めた理由は、就職して即、職場の女性集団からイジメに遭い、パニック障害を患ったからです。
主犯格の方は、仕事も子供も旦那さんもあり、幸せそうでした。
なぜ、私が、嫌われ、精神的に追い詰められたのか、分かりません。
(Kさん)
****

ありがとうございます~!

本当に幸せだったらいじめたりしないもんですけどね。
「私って幸せよ」って演出を頑張っていらしたんじゃないでしょうか?

しかし、就職即集団イジメってなんでそんなことが起きるんでしょうね。
パニック障害になるのもむりないですし、それがきっかけで女性の集団が怖くなくなるのも当たり前のことだと思いますよ。
すぐに会社辞めました?

このあたりの状況ってもちろん詳しくお聞きして見ないと分からないのですが、一つの見方として「いじめはきっかけ」というものがあるんですよね。
元々女性に対して何らかの傷があり、それがいじめによって表面化した、という場合です。

そういうことって意外に多いんです。
その酷いいじめが「スイッチ」になり、それまで内面に潜んでいた痛みが噴き出るんです。
そうするとそのいじめも問題なんですけど、その背景に本当に癒すべき対象があるわけです。

そんな風に私の場合は、「女性が怖い」という問題も、そのいじめも含めた全景をまずは眺めていきます。
子どもの頃はどうだったのか。
お母さんとの関係はどうだったのか。
友達関係はもともとどうだったのか。

そうしてKさん自身の人生を振り返って行くんですね、

そして、その中でそのいじめがある種必然だったことに気付いて行きます。
むしろ、自分自身がより良くなるためのきっかけであることを受け入れていきます。

もちろん、これを受け入れるには少しお時間が必要です。

もしKさんがずっとそのいじめのことを誰にも話せずに抱えていらっしゃるのなら、そこで溜めたストレスは相当なものですから、まずはそれを解消していくところから始めるでしょう。
逆にKさんがそのことを友達や家族、カウンセラー等に散々話して泣いて怒ってきたのであれば、だいぶ感情の解放は進んでいますから、なぜ、いじめが起きたのか?という背景を見つめていく準備はできてるでしょう。

そうして、「許し」というプロセスに入って行くんです。

なぜ、自分がいじめられる必要があったのか?
その女性たちには何があったのか?

でも、繰り返しになりますけれど、いじめ自体はとてもひどいものなんですけど、彼女たちは実はKさんにその奥にある、癒すべき傷に気付かせてくれる存在なんですね。
私などは「彼女たちは実はあなたの人生をより良くするために悪役を引き受けてくれたボランティアさんたちですよ」なんて言うわけです。

そこに注目していくんですね。

しかし、

>なぜ、私が、嫌われ、精神的に追い詰められたのか、分かりません。

と理由が分からない場合、一番多いのはKさんが自分自身の魅力や価値を全然受け取っていないってケースです。

このブログでもよく書いますよね。
「自分の魅力は自分では気付きにくい」
 ↓
「だから、自分には魅力がないと思ってしまう」
 ↓
「仮に人から褒められたりしてもそれを受け取れず、むしろ否定してしまう」
 ↓
「その態度が周りから見れば嫌味に見えて、攻撃の対象となる」

こんなことがとても良く起きているわけです。

さて、Kさんの人間的な魅力ってどんなところにあるんでしょう?
女性たちが嫉妬するくらいの魅力って何なのでしょう?

まずはそのことを深く考えてみませんか?
トラウマを癒すのはカウンセリングなどの場で良いとして、ふだんはぜひ、この自分の魅力、価値について探していきましょう。

それを受け取ることがこのいじめの本当の目的であることも可能性としては高いんですよ。信じられないと思いますけどね。
だから、それを受け取ることで、いじめの痛みも解消されていくことも多いのです。

この投影を学べる講座、各地で開催していますよ!>根本の講座、セミナー、ランチ会。東京、大阪、福岡、広島、名古屋など

この記事毎日メルマガで読めます(^^)

毎日使える心理学講座 
☆根本本。
根本本

あわせて読みたい