起きてることがやっぱり“正しい”



今、起きてることは嫌なことだったり、認めたくないことだったり、否定したくなったりするかもしれませんが、すべて正しいことなんんです。
それを受け入れて初めてより良い「未来」が描けます。

東京でグループカウンセリングをしていました。
そこでやっぱり気付いたことは、タイトルの通り。

人間関係がうまく行かないのも、彼ができないのも、夫婦で揉めるのも、離婚するのも、仕事で問題を抱えるのも、病気になるのも、子どもが学校に行かないのも、すべて起こるべくして起こり、正しいことなんです。

私たちの「思考」は「あるべき姿」を求めさせます。
昨日の記事にも通じるところですが、周りを見て、常識を考え、どうあるべきかを考え、基準を作り、その通りに生きられない自分を責めるのです。


そういうとき「思考」はよく間違いを犯します。
でも、「感情」は常に正しいのです。

もし、あなたが涙を流したくなれば、失恋から1年経とうが、2年経とうが、悲しいんです。
もう立ち直らなきゃなんて思わなくてもいいのです。

病気が治らないのもまだ今は病気でいる必要があるだけのことです。
病気であることに何かポジティブな理由があるから、その状態でいるんです。
早く元気にならなきゃって思えば思うほど、新たな病気を呼び込むかもしれません。

「悲しいものは悲しいんだもん」って言ってみてください。
「嫌なものは嫌だもん」って。

自分の「感情」に素直になってみるんです。

仕事や学校に行くのは「常識」ではないんです。
嫌な仕事を我慢してしてるなら、「俺って偉いなあ。したくないことするなんて、大人、だなあ」と褒めてあげるべきです。

そうして自分の気持ちに素直になる、起きてることが正しいって思う、とは、「今の状況を丸ごと受け入れる」ということです。

今を丸ごと受け入れて初めて「じゃ、どうしようか?」って未来を描けます。
離婚問題が起きてるのは自然なことで正しいことなんだって受け入れて初めて「やり直したいのか、前向きに離婚に取り組むのか」ってテーマに挑めます。

「そんなわけがない。自分の人生にそんなことが起こるはずがない」と否定している段階では、その嫌な状況を変える方向にしか意識は向きませんし、場合によっては「蓋」をしてしまって見ないようにしてしまうでしょう。

もし、あなたが今を変えたいのならば、より良い状況を自分に与えてあげたいならば、「今」に素直に、正直になってみてください。
そして、今起きてることが正しいことで、必要なことと全面的に受け容れて、そこから、「これから」を思案しましょう。
そうすると「思考」は素晴らしいアイデアを提供してくれるでしょう。

とはいえ、「今を受け入れらない」ことも「正しい」ことなんて、それはそれで必要なことなんですけどね(笑)

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