青い鳥症候群になっちゃってる人とライフワークを見付けられる人の違いって何?



自分が本当にしたいことを見付けられる人と、そういうものに出会っても「違う」と思って放浪してしまう人って何が違うのでしょう?
今回は自分と繋がる、自己否定、感謝、この3つの角度からお答えしたいと思います!

今日もリクエストにお応えします!(リクエスト下さる方は根本宛と必ず明記くださいね。お手数ですがよろしくお願いします!!)

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私は青い鳥を探すことも、自分の好きなことや本当にしたいことを見つけるのも同じ様な気がします。
確かにこれ!って言ったものを探してはいますが、好きなことを見つけることができると続けられる自信はあります。
上手く説明できませんが、違いを教えて頂ければ助かります。
よろしくお願いします。
(AH)

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「青い鳥症候群」という心理があります。
自分がしたいことや好きなことを探し求めて放浪するのですが、これぞ!というものに出会わない、一瞬、これ、と思っても「違う、これじゃない」と次の瞬間に思ってまた放浪を続けてしまう、という心理です。
チルチルミチルの青い鳥という物語があったかと思いますが、存在しない青い鳥を探してあちこちを旅する物語に由来しています。
この青い鳥がしたいこと、ほしいものだったりするのです。

さて、青い鳥症候群になってしまう人と、自分が本当にしたいことを見付けられる人(つまりはライフワークに出会える人)との違いって何でしょう?

AHさんがおっしゃるように、青い鳥を探すことも、本当にしたいことを探すのも、行動としては同じです。

 自分は何が好きなんだろう?
 自分は何に向いているんだろう?
 自分は何をすると一番イキイキするのだろう?

と思っているわけですから。

むしろ、青い鳥症候群になっていても、本人にとっては「本当にしたいことを探している」という自覚しかないはずです。

「自分は真剣に自分に合うものを探しているんだ、今まであらゆるチャレンジをしたけれどまだ出会ってないだけなんだ」

という風に思っています(そう思いたいのです)。

では、結果的に青い鳥を探してしまう人と、本当にしたいことを見付けられる人って何が違うのでしょう?

(1)ちゃんと自分の心と繋がっているのか?

青い鳥を探してしまう心理には「期待」やその奥の「依存」の匂いが漂います。
「自分にはもっと素晴らしいものが相応しいはずだ」
「自分が求めているのはこんなもんじゃない。もっといいものがあるはずだ」
「もっといい場所を与えられたら自分はもっと輝けるのに!」

こうした期待は「人からよく思われたい」とか「自分の存在を認めてもらいたい」等の欲求によるもので、「本当にしたいことを探している」つもりで、実は「人から認められるものを探している」だったりするのですね。

本当にしたいことを探すには、自分の心の奥の思いと繋がっている必要があるんですね。
つまり、自分を知る必要があるのです。
自分は本当に何が好きなのか。
どんなものに嬉しいと思うのか。
どういう時に喜びを感じるのか。
自分がワクワクすることは何だろう?

本当にしたいことってそういう思いから生まれてきますよね。

だから、自分の感情ときちんと繋がっていることが大切なのです。

(2)自己嫌悪、自己否定の癖はないか?

自己否定の癖があると、自分が手に入ったものすべてを否定したくなります。
誰かが持っていると素晴らしいものでも、自分の手元に来ると全然魅力を感じなくなります。

自己嫌悪、自己否定というのは「自分」を嫌悪し、否定するわけですから、自分が見つけた「素敵な物」も当然、嫌悪し、否定するようになります。

「好きなものを探していて見つけるんだけど、いつも違うと思ってしまう」
という体験をされる方は特にこのパターンに当てはまると言えるでしょう。

また、他人のことを羨んだり、比較したりしてしまうのも、このパターンに当てはまります。

これはもういつもこのブログで書いているようにいかに自分を愛するか?いかに自分を大切にするか?だと思うのですね。

相変わらず「1日5個自分を褒める」好評ですね。
自己嫌悪しなくなる、との感想をとてもよく頂きます(^^)

(3)感謝の思いを今、持てているか?

結局は(1)(2)の流れなのですが、自分の感情と切れていたり、自己否定していたりすると、どうしても「感謝」ができなくなるのです。

今あるものに対して否定的になりますから感謝どころではなくなる、と言った方がいいかもしれません。

本当にしたいことを見付けるプロセスを見るときに、いきなり「これぞ!」というものに出会うことって意外と少ないと思うんです。
自分の心の奥深くと繋がれている人や子ども時代からずっと抱えて来た夢がある方は別です。(子どもって心の奥深いところと繋がっているので、子ども時代からの夢は意外とライフワークになることが少なくありません。)

大人になってからしたいことを探す場合、今、目の前にある「嬉しい」「楽しい」「好き」「面白い」「ワクワクする」「ドキドキする」を積み重ねていくことで、「ああ、自分はほんとうにこれがしたいんだな」と気付くことが多いのです。

ということは今あるものにより「感謝」することから始めてみましょう。
その時「できてる」「わかってる」と思ないことが大切ですね。

ああ、まだまだなんだなあ、と謙虚な気持ちでいましょう。

皆さんがライフワークに出会えますよう、いつも応援しています!

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