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問題があると深刻になってネガティブな気分に支配されるものですが、でも、見方を変えれば何とかしたいと思うわけですから、人生を諦めていない証拠と言えるんです。
すなわち、まだまだ自分の中にはやる気がたくさん埋まっているんです。
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昨日のカウンセリングは京都、東京、九州から来てくださったお客さまでした。
「京都も家出たときはぱらぱらと来てました」
「東京は雨降っていませんでしたよ」
「地元はすごい雨で、広島でもけっこう降ってました」
生の天気中継(?)です。
そんなカウンセリングの中で降りてきたお話。
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何か問題がある、悩みがあるってすごくネガティブなイメージなのですが、全く逆に見ると、「人生を諦めていない証拠」なんですよね。
「生きてる」から悩めるのであり、「諦めていない」から何とかしたいと思うのです。
だから、ある意味幸せなことなんじゃないかなあ、と、また私は不謹慎な発言をするのですな(笑)
昨日のご相談ではないのですが「全然仕事にモチベーションが上がらないんです」とか「今、行き詰っていて、何がしたいのかが全く見えないのです」というカウンセリングもあります。
「それでも、カウンセリングに来てるってことはめちゃくちゃ前向きなんですよ」
と答えて、クライアントさんをポカンとさせたりするのです。
何とかしたい、と思うから、わざわざ予約センターに電話をして、日程を調整し、そして、約束の時間に江坂(大阪)まで来てくださるわけですから、ほんとにやる気が無かったらそんなことできないと思うのです。
「なんとかしたい」という思いがあるからこそ、の行動なのです。
だから、まだまだ大丈夫。
ちゃんとエンジン動いているし、ガソリン(エネルギー)も残ってます。
何とかなりますし、できますよ。
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ある節によれば、天国はすべて自分の思いが叶い、何の苦労も悩みもない、すごく幸せなところなんだそうです。(臨死体験をした患者さんにお医者さんがアンケートを取りまくった結果)
ご飯も食べなくていいし、人目も気にしなくていいし、誰かと争うこともなく、何ら問題もなく、お金の心配だってしなくていい、そんな世界にあるただ一つの問題。
それは「退屈」ということ。
だから、3次元で、肉体という不自由な体を持って生まれて来るんです。
私たちは「制限」があると、それが刺激となり、楽しめるのです。
その「制限」が「問題」なのです。
だから、私たちがかつて天国にいたときには味わえず、この地上に生まれたときに望んでいたのが「問題」というわけです。
こういう視点からも問題がある、ということは決してネガティブなことではありません。
むしろ、自らが望んだものと言えるのです。
だから、人生問題だらけと言う方は、相当やる気で今生、生まれてこられたわけですね!(笑)
そもそも、どのようなゲームもルールがあるから面白いんですよね。
サッカーはゴールキーパー以外は手を使ってはいけないし、ラグビーは自分よりも前にいる選手にパスを出してはいけないし、野球は3回バットを振る間にボールに当てないとアウトになるし、バレーボールは3回以内に相手のコートにボールを返さないといけません。
そのルールがあるから、悩みも出て来るんです。
自分はドリブルが下手だ、とか、バッティングはいいけど守備が下手だとか。
だから、本来「問題」というものは楽しむものだと思うのです。
苦しいし、悩ましいし、辛いし、悲しいし、むかつくし、自分を責めるし、絶望するのだけれど、その一方で、楽しんでもいいと思うのです。
難しいけれどね。
そういうしんどい感情にも寄り添いつつ、一方で、この問題が自分の人生を楽しませてくれる大切なものなんだ、という思いでカウンセリングをしています。
だから、意外とカウンセリングルームには笑いが溢れるんです。
「まさか、この話で笑えるとは思っていませんでした」
と言われることも多々あります。
そもそも深刻になってもなかなか問題は解決しないものです。
むしろ複雑化させてしまったりしてね。
とは言え、深刻になるくらい大きな問題ということは明らかですから、それが悪いわけではありません。
人ですから、問題が起これば嫌だし、しんどいし、深刻になります。
しかし、まずはそこを抜けること、そうじゃない感覚(笑える、楽しめる)を知ることもできるのです。
「状況は全然変わっていないのですが、気分は前よりもずっと楽です。」
最初の段階はここかもしれませんね。
そういうわけで、今日も問題とがっつり向き合いつつ、変な視点からも眺めて新たな展開を提供したいと思います。