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お金って両親の意識をもろに影響受けやすいもの。
今日はそこを見て行くことで、潜在意識の中にどんなイメージが刷り込まれているのかを見つめて行きます。
そして、それをどうしたら変えて行けるのかのエクササイズです。
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お金って元々とてもニュートラルな物ですね。
よく「火を付けたら燃えるもの」と言いますが(お札はね)、なぜ、印刷物である紙に私たちは色々な意味を持たせてしまうのでしょう?
そこには必ずと言っていいほど、幼少期に“洗脳された”イメージが影響しています。
特に、家計を管理していた人の性格や価値観、考え方がもろに子ども時代の私たちの意識に刷り込まれていくのです。
あなたの家庭ではどなたでしたか?
その人はどんな風にお金を扱っていましたか?
お金に対する口癖はどのようなものでしたか?
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お母さんが家計の管理をしていて、毎月、家計簿を付けながらため息をついていたとします。
「今月も赤字だわ。ほんとどうしましょう。もっと削らなきゃ」と。
そして、
「お父さんの稼ぎがもっとあったら楽ができるのに」と。
更には、
「あんたはもっと稼げる男になりなさい」
「あんたはもっと稼げる男と結婚しなさいよ」
などと言われます。
いつもそんな愚痴を聞いて育ったとしたら、あなたの中にはこんなメッセージが刷り込まれていくのです。
・お金は無くなるもの。
・何とか工面しなければいけないもの。
・出費を抑えなければいけない。
・夫(男)は稼がなければいけない。
・もし稼ぐことができなければ、妻や家族を困らせることになる。
もちろん、1,2回の愚痴で、その意識ができることはありません。
何度も何度も、耳にして、潜在意識に入って行きます。
そして、潜在意識に刷り込まれたその概念は、知らず知らずのうちに私たちの「常識」となっていきます。
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“常識”だと思うことってほとんど“思い込み”です。
「男がしっかり稼がなきゃいけない」って思い込みを持って世の中を見渡してみれば、その通りの現実が見えて来るでしょう。
そして、それを自らのプレッシャーに変えてしまい、委縮してしまうこともありますし、逆に、「今の時代は女だって仕事しろ」と逆向きの発想に“逃避”することもできます。
一方、「お金は天下の周り者」という思い込みを持ってる人は、そんなにお金にガツガツしなくても大丈夫よ、と思っています。
そして、そういう目で世の中を見渡しているので、やはりそういう風に見えて来ます。
私たちは潜在意識の中に刷り込まれた情報を“常識”と捉えていて、それに反応して生きています。
お金はそれが特に顕著に出やすいもののひとつと言えるでしょう。
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だから、もしあなたのご両親が幼少期からお金を素晴らしい物、素敵なモノとして扱ってきたとしたら、それがあなたの潜在意識に刷り込まれ、あなたはお金に対してポジティブな思いと結果を手に入れてきたはずです。
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さて、その常識の刷り込みを変えていくには
1.幼少期の両親と自分との関係を見つめ直していく。
2.ポジティブな価値観を潜在意識に伝えていく。
というアプローチが考えられます。
1についてはお金だけでなく、人間関係全体に影響がある根本的なヒーリングになります。
カウンセリングを通じてみていく方がいいと思います。
2についてはコツコツと時間をかけて潜在意識と対話していくアプローチです。
今日はこちらを紹介しましょう。
そこで早速質問です。
「お金の素晴らしいところってどこでしょう?」
ささーっと10~20個リストアップしてください。
(例)
・欲しいもの/好きなものを購入することができる。
・持っていると安心感がある。
・ワクワクさせてくれるもの。
・人生(生活)に余裕を作り出してくれる。
・したいことを実現するための大切なパワー。
・人生の可能性を広げてくれるもの。
・自分や家族の生活に豊かさを与えてくれるもの。
・周りの人たちに喜びを与えられるもの。
・人生に自由を与えてくれるもの
・とても身近で、大切な、素直な性格の友人。
どうでしょう?
意外と難しくないですか?
その素晴らしいことのうち、一つ一つを検討していきます。
「これって心がワクワクしてくる?」って。
ワクワクしないものは思い切って削除しましょう。
そして、ワクワクしてくるものがあったら、それを身近なところにメモとして置いておきましょう。
それを意識的に見る機会を作るのです。
このワクワク感が潜在意識へのポジティブなメッセージとなります。
「お金っていい友達だよね」
と思うと、お金に親近感が湧いてワクワクして来たら、あなたの潜在意識に一つインプットされました。
これを繰り返していくことで、お金に対して持っているネガティブな思いをポジティブなものに変えていくことができるのです。
さて、このワクワクをしばらく続けて行きましょう。
気が付くと普段のお金使いに少しずつ変化がでてくると思います。
そして、給料日の出会いにもきっと感謝できることでしょう。