「優しい」人だけが、自分を「冷たい」と感じるもの。



以前から、このお話はしていますが、改めて…。
福岡で「自分嫌いを直す方法」の講座をしているとき、改めて強く感じたことであり、その後のカウンセリングでも「ああ、やっぱり」と思ったこと。

自分の長所ってほんと、ふつう、の感覚なんだな、と言うこと。

 あって当たり前。
 だから、気付きにくい。
 それどころか、逆のことと思い違いをしやすい。


「私ってホント優しくないなって思うんです」

なぜ、そのことに気付けたのでしょう?
「優しさ」ってことを知っているからではないでしょうか。
誰かに優しくされて嬉しかった経験もあるかもしれませんね。
また、誰かに冷たくされて傷ついて、改めて、優しさの価値を知ったのかもしれません。

でも、「優しさ」というこを知っているのは間違いないのです。

いわゆる「冷たい人」というのは「優しさ」に価値を置いていないんです。
だから、自分が冷たいとか優しくない、というのは反応しないし、悩むこともありません。

例えば、このブログをお読みの方はあまり「赤提灯を見ると心がときめいてしまう」という方は少ないですよね?
私はそんなハートを持つ一人なわけで、街を歩いて大衆酒場っぽい暖簾を見ると、ほんとワクワクするのです。
でも、そんな店に興味のない皆さんは、たとえ、私がつい足を止めてしまうような素晴らしい縄のれんや看板がかかったお店の前を無視して素通りしてしまうと思うのです。

なぜかというと「大衆酒場」「赤提灯」「縄のれん」に興味がないからです。

しかし、反面、スイーツにはそれほど興味を示さない私は、女子のみなさんが「わーっ!」と思うかわいい店はほとんど目に入らないのです。

良い悪いではなく、人の見方ってそういうものです。

もしあなたが「彼にもっと優しくしてあげていたら、別れなくて済んだのかも」と感じているのであれば、その更なる本心は「私は優しい人だから、もっと彼に優しくしてあげられていた。にもかかわらず、自分のことばかりに意識を取られて、彼に優しくしてあげらなかった。バカバカ!」なのです。

もしあなたが「また部下に厳しく当たってしまった。もっと優しく指導しようと思うのだが、つい怒ってしまう。こんな怒りっぽい上司ではきっと彼らは付いてきてくれないだろう」と思うのであれば、本当は優しいのに、その優しさを発揮できずにいるから後悔しているのです。

どちらも「本当の私は優しい人」ということを知っているからこそ、出てくる反応です。

冷たい人、怒りっぽいだけの人なら、「それで何が悪いねん」と思ってます。
それでいいと思ってるから、反省などしないのです。する必要もないと思っています。

悩みの影に魅力あり。
問題の影に才能あり。

心理学の格言の一つです。

なぜ、悩むのか?それが自分の価値であり、魅力だから。
なぜ、それが問題になるのか?それが自分がやりに来た使命だから。

皆さんが何かに悩まれているとしたら、それは間違いなく、あなたの価値を教えてくれているのです。

私は悩みが多い・・悩み癖がある・・・という皆さん。
それは今日から変わりますね。

私は魅力がすごくたくさんある・・・(らしい)・・・。

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