【out of 愛され本】なぜ、男はすぐに逃げたがるのか。


彼と話をしようと思ってもはぐらかされる。
都合が悪くなるとすぐにその場を逃げる。
ケンカになりそうになると部屋に引っ込んで閉じこもる。
「うるせーな!」の一言で会話を切ろうとする。
全然向き合おうとしてくれない。

私のもとには女性からのそんな“苦情”(!?)が後を絶たないわけですが、それは一つ男性的心理の特徴と言えるものでもあります。

男女関係だけでなく、ビジネスの世界でも都合の悪い現実から目を逸らそうとしたり、言い訳や弁解を繰り返して逃げようとしたり、隠ぺいしたり、ねつ造したりと言った現実がよくあります。


これは本の中でも幾度となく触れていますが、その理由を男性心理から見ると「感情を感じることに抵抗がある」からなのです。

男性は思考的です。理性的で、論理的に物事を“考える”生き物です。
だから、以前も書きましたが男性にとって「気持ちを整理する」ということは「思考を整える、考えをまとめる」という意味なんですね。

だから、何も男性が逃げるのはネガティブな時だけでなく、嬉しいときにも起こり得ます。
彼のことをすごく褒めたら「そんなことねーよ」とその場から逃げた。
仕事で成果を上げて表彰されても能面のような顔をして全然嬉しそうじゃなかった。
好きな気持ちを伝えようとしたら、気配を察して誤魔化された。

これらは「嬉しい」とか「恥ずかしい」という気持ちを感じることに抵抗があって起こる行動。

逆に言えば、自分がそうだから、人のことをあまり褒めなかったり、好きって言わなかったりするんですね。
「私のこと、本当に好きでいてくれるのか自信がない」と女性が思ってしまうのも、そういう理由からです。

だから、嬉しくても無表情だし、恥ずかしければその場を逃げます。
女性もこうした態度に対しては「ほんとは嬉しいくせに」などと思って、むしろ、「かわいい」なんて思えたりしませんか。

ポジティブな感情に対してもそうなんだから、ネガティブな感情に対してはもう耐えられないんです。

罪悪感を感じたり、痛かったり、惨めだったり、悔しかったり、そんな感情を少しでも感じようものなら、すぐにシャッターを降ろして殻に籠ったり、シェルターに逃げ込むように自室に閉じこもったりしてしまうんです。

これは成長過程や日々の生活が影響しています。
子どもの頃から男性は「感情を抑圧すること」を良しとします。
痛いのも「男の子なんだから我慢しなさい」と言ったり、悔しくて泣いたら周りからバカにされたり。
元々脳の構造も思考的にできているので、感情という点については苦手なんですね。

一方女性は子供の頃から人のつながりが大事だったり、コミュニケーションを重視したりして感情と慣れ親しんでいます。
そして、生理が毎月あって、かつ、心身ともにホルモンの影響で変動があるので、ネガティブな感情に付き合うことにも慣れっこなんです。
男性からすると、毎月体温が1度も変化し、生理痛やらPMSやら排卵日やらで常々体調が変化する生活なんて想像もできません。
男性は基本的に常に一定ですから。

そうすると嫌な感情に向き合うことに女性の方が圧倒的になれっこなんです。

その感覚で男性に近づいたら・・・ね?どうなるか分かりますよね。
もう男性は叶わないんです。

だから、女性からすると序の口の話し合いで、もう男性はお腹がいっぱいになってしまいます。

しかも、話し方が感情的になったり、その内容が論理性を欠いていると、話に付き合うだけでも大変に思えてしまい、逃げることばかりが頭を過ることになります。

それで「明日、早いからもう寝るわ」と逃げ出したくなるのです。

逆に女性も男性から正論を振りかざされて話をされると逃げ出したくなったり、切れたくなりませんか?

お互いの得意分野が違うので、なかなか思い通りに行かないのです。

じゃあ、2人のことをどう話し合って行ったらいいのか?
そこが「新しいステージ」なんです。

男女ともに自分の感覚で、自分がしたいように振舞うと、それは相手にとっては苦痛になります。
いわば、日本語を話せない彼に、日本語で話をして「なんで、理解できないの?」と不満を感じるようなものなのです。
それくらい男女は違うのです。

だから、「2人が話せる言語を見付ける」というのが双方に求められるものなのです。

そういう意味でも男性にとって分かりやすい論理的な話し方を女性も多少は学ぶ必要がありますし、男性も女性のそうした感情面を気遣い、きちんと話を聴く姿勢が求められます。

そして、「要はこういうことを言いたいんでしょ?」「違う!!そうじゃないの。私が言いたいことは~なの!」「ええ、だから、こうなんでしょ?」「違うって!!」「お前が言ってることはわけが分からん」「あなただって全然私の気持ちを分かってくれない」という会話を何度も繰り返しながら、お互いの表現の仕方(言い方、聞き方)を学んでいくんです。

どっちが正しい、のではないんです。

もし、あなたが日本語しか話せなく、相手が英語しか話せないのであれば、身振り手振りを交え、お互いに分かる言葉を探し、時には絵を描いたりして何とか伝えよう、理解しよう、とするでしょう?

男女にもそれと同じだけの努力が必要なのです。

「うわー!めんどくせ~!!」

本を読まれた方から寄せられる感想でとっても多いのも、このセリフ。
裏を返せば、それだけ「通じてる」「通じるもの」と思ってたってことですね。
だって、イギリス人に向かって同じことは感じないはずですから。

そのめんどくささを乗り越えさせてくれるのが「愛」です。
好きだから、愛したいから、愛されたいから、うまく行きたいから、いい関係を築きたいから。
その思いがその壁を乗り越えさせてくれます。

そして、その行動がお互いの信頼を築き、お互いがかけがえのない存在になっていくための必要なプロセスなのです。

パートナーシップに限らず、人間関係は長い時間をかけて育てていくものです。

よく人間関係の記事に「まずは相手を理解することから」って書いてあります。
これを男女間でもぜひ活用していただければと思うのです。
パートナーはあなたの感情を処理するための道具ではなく、あなたが支配する相手でもありません。
創造的な関係なのです。

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男と女の心理学

 

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