電車の中で音楽が手放せない理由。


パーソナルスペースという言葉を聞いたことがありますか?
私たちは人それぞれ自分の縄張りを持っていて、そのエリアに心を許していない他人が入ってくると、とても居心地が悪く感じる距離感のことを言います。
満員電車やエレベータの中だと、そのパーソナルスペースに他人がいっぱい入って来るので人は落ち着かず、どうしていいか分からず、また、その違和感を出すこともできず、その感情を押し殺して能面のような顔をしてしまいます。
みなさんもエレベータに乗ってる時に何となく落ち着かずにじっと階数表示なんかを眺めている経験があろうかと思います。


電車の中でイヤホンを付けて音楽を聴いたり、スマホをじっといじったりするのは、そうした居心地の悪さを退け、自分自身の世界に入るための手段です。
言葉は悪いですが、音楽に集中して殻に閉じこもることで自分を防衛しているのです。
いわば「気配を消して、他人を感じないようにしている」「他の人が入って来ないようにバリアを張ってる」状態なんですね。

だから、心を閉じる必要がないときには音楽なしでも電車に乗っていることができます。
例えば、旅行に行くときなどはすっかり非日常モードで心もオープンになってワクワクしていますから、音楽を耳にしなくても電車も楽しめますし、周りの人も苦になりません。
また、友達と一緒に帰るときなども心はオープンですから「近づくなオーラ」は必要ありません。
そういう時はパーソナルスペースはとても狭くなっているか、無くなっているかなんです。

だからって音楽を聴くことが決して悪いわけじゃないです。
自分の心を守ることは大切な本能ですし、それが無くなると他人との距離感が分からなくなって変な人を引き寄せることだってあるんですよね。

なるほど、確かに音楽好きな私だけれど、そういう心理もあるんだ、と知って頂ければ幸いです。

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