欠点は直そうとすればするほど直らない。



先日の『私たちのマインドに「not」はない!~禁止されると欲しくなる心理~』の続き。

「~しないように」

「~してしまう」

ように、私たちの頭の中には not がないわけですが、そうすると“欠点”についても同じことが言えることが分かりますか?


“欠点を嫌えば嫌うほど、その欠点が強化される”ということ。

例えば、「自分はちゃんとしていない」と欠点を見ているとしましょう。

「ちゃんとしていないから、ちゃんとしなければ」と思えば思うほど、「ちゃんとしていない自分」が強化されてしまいます。

「自分はわがままで融通が利かない」と欠点を責めていて、それを直そうとすればするほど「わがままで融通が利かない」ことに意識が集中してしまいます。

では、どうしたらいいのでしょうか?

やはり一旦、受け入れる、ということ。

「ちゃんとしてなくてもええやん」
「わがままでもいいよ」
「融通が利かなくたって大丈夫」

と自分に言ってあげること。もちろん、その傍から「いやいや、そんなことないよ」「ダメダメ」って声が聞こえると思いますが、その声も「そうだよね。確かにね」と受け入れてあげてください。

それに欠点と思っているのは私たちの自己判断です。
欠点も見方を変えれば長所になります。

「ちゃんとしていない」→「おおらか、余裕がある、マイペース」等々
「わがまま」→「自由、自分を持っている、意見を言える」等々
「融通が利かない」→「職人気質、こだわりの人」等々

だから、「ちゃんとしていないところを直さなければ」と思うのではなく「おおらかで、余裕があって、マイペースな私」と意識を変えることが出来れば、気持ちの持ち方も変わるでしょう。

自分のここがダメだな、と思ったり、指摘されたりしたら、直そうとするのではなく、まず、受け入れる、で、いい様に解釈してしまう、、、そんな生き方ができたら、楽ですよね(^^)

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