【out of 愛され本】男が競争心が強い理由



「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」の中でちょくちょく出てくるキーワードの一つが「男の競争心」。
プライドだったり、負けん気だったり、女子が口を揃えて『男ってめんどくせえ』と思う理由の一つがこの競争心。

皆さんもこんな経験ないでしょうか?
「何か意見するとムキになって言い返してくる」
「道に迷っても人に尋ねない」
「彼が知らないことを教えてあげるとムカつかれる」
「俺ってすごいだろ?って自慢話をしてくる」
「友達の彼の話をするだけでイラッとされる」
「何かと張り合ってくる」
「周りの人と比較したがる」
「プライドが高く、話をするとき気を使う」
「嬉しいくせに表現しない」
「間違いを決して認めない」
「意地を張って収集が付かなくなる」等々

なんだか書いてて私自身のことかと恥ずかしくなりました(笑)


女性の皆さんはこういう経験をすると、初心な時代は不安になったり、怖くなったりするでしょうし、大人になれば“めんどくせえ”と思う部分でしょう。

女性にもこうした競争心がないわけではありませんね。
でも、案外「あたしってほんと不器用。そんなところで意地張らなくてもいいのに」と気付いていたりします。なぜかというと、いわばこの部分は“オプション”で、後天的に身につけた物だから自分でも分かりやすいのです。
一方、男性は“標準装備”されてるので、その部分の自覚がない人が多いんですね。

なぜ、こんなに競争心が強いか?というと、男性心理はいわば“トーナメント式”の個人競技の世界です。(女性はどちらかというとチームでのリーグ戦です)

負けたら終わり、自分が全責任を負わなければいけない、という立場にあります。

男性は長らく戦いに明け暮れてきました。
部族間の争いから、領地争いの戦い、大規模な戦争まで、命がかかった場面に多く遭遇してきました。
負けは死を意味しますし、生き恥を晒すことにもなりました。
だから、決して負けを認めてはならないのです。

また、人との戦いだけでなく自然や動物との戦いもあります。
家族や村の食糧を得るために狩りに出かけたり、自然を克服して農地を開拓したり、と。
そこでは失敗すれば“飢え”が待っています。
家族やムラを飢えさせてしまうんです。
だから、ここでも必死でした。

だから、男性はすぐに戦闘モードになるんです。
本の中でも“戦闘服”という表現を何度か使っていますが、男性が仕事に行くとき、人と対峙する時、どうしても戦闘服を身に着けてしまうのです。
時に彼女に対しても、戦闘服を身に着け、武器を装備してしまうことがあります。
心を裸にすることがどうも苦手なのです。

そして、何かと“戦い”を作るのが好きです。
車を運転すれば隣に並走する他人の車とつい張り合います。抜かれるとイラッと来たりします。
同期より先に出世すれば気にしてないふりして優越感に浸りますし、逆のことが起これば悪口を言って悔しさを表現します。
病気になれば好んで“闘病”と言う言葉を使います。
「男は家から一歩外に出れば7人の敵がいる」なんて言うんです。

あらゆるところで戦いを演出します。
その辺が繋がり、共有、分かち合い、一緒、がキーワードの女性からすると理解しにくい点になるのです。

そういう部分を理解し、何かと張り合ってくる彼に対して上手にコミュニケーションするといい関係性を築けます。

実は本を読んで下さった2名の方から同じ報告を頂いたんです。
「ドライブ中、明らかに道を間違えて焦ってる彼に“間違えたんじゃない?”とは言わずに“あ、景色がきれいね”などと気を逸らす言葉を使ってます。今のところうまく行ってます!」と。

女性は思ったことをすぐに口にする能力に長けているので、つい「道、間違ってんじゃない?」って言ってしまうところ、素晴らしい努力ですね!パチパチ。

女性心理としては無価値感があると、つい「私を見て、注目して」という競争心とはまた別の自己顕示欲を出しやすくなります。
そこを抑えるのは辛いときもありますが、気まずい空気を避けたいときは、ぜひ、そんな工夫をしてみてください。

競争心を満たしてあげる言葉は
「あなたってすごいのね」
「へえ、頑張ってるんだ」
「そんなのあなたにしかできないと思うよ」
などの褒め称える言葉です。

競争心は劣等感の現れですから、そうした言葉は彼の自尊心を満たし、自信を付けてあげることができます。
そうして彼の競争心が“めんどくさい”ではなく“かわいい”と思えたら最高ですね。
彼を手のひらの上でコロコロと転がせるでしょうね。

さて、男性の皆さん。
こういう話を書くと「俺はそこまでじゃないけどね」みたいな競争心を煽られるかもしれませんが、そこはもうちょっとお付き合い下さい。

素直さ、が男性にとっては一番のキーワードです。
特にあなたを愛してくれている彼女は敵ではなく、味方です。
あなたが自分を強く見せなくても、すごい人だと思わせなくても、ちゃんとその部分は理解してくれています。
だから、安心して、彼女の前では素直で、正直にいることを心掛けてください。
でも、油断は禁物。気を緩ませて、扱いを低くするのは間違いですね。

そして、男性の皆さんに気付いて頂きたいこと。
あなたが隠しているつもりの競争心も、全部、バレています。
女性の感性は我々男性の10倍優れてると言われます。
すなわち、あいつらはとんでもない高性能のアンテナを持っているんです。
だから、隠しても無駄、ということです(笑)

出来ないことを出来ない、分からないことを分からない、という素直さは彼女のハートを射止める武器になること、ご存知でしょうか?
勇気を出して、弱さを出してみてください。
彼女はそこを愛したくてうずうずしているのですから。
素直になれないことに素直になることから、始めて見るといいかもしれません。

参考になりましたら幸いです。

男と女の心理学

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