恥をかける相手がいる幸せ



ある方が「友達の前で急に大泣きして恥をかいた」とおっしゃっていたので、「それってほんとに気を許してることですよね。心の大掃除です。浄化です。知らず知らず溜まっていたものが一気に流れ出ましたね。良かったです!」って思ったんです。

恥をかける場所があるって素敵なことかもしれませんね。
それを望むと望まざるは別として。

「恥」は日本人に強い感覚の一つとされ、恥をかくな、恥ずかしいからやめろ、等々の世間の目を気にする性質を生みます。
周りの目を気にして自分を律する効果もあれど、一方では、縮こまってしまって自分を表現できない、殻を破れない性格を作ることもあり、カウンセリングの中で頻繁に話題になるジャンルですね。


この「恥」と向き合っていくとどうなるか?

根拠のない自信が生まれます。

安心感が湧き出てきます。

恥ずかしい体験をし、それを受け入れてもらえる場があるとしたら、それは幸せですし、そこが居場所になるんですね。
恥ずかしいってことは、素の自分を見せたってことでもありますから、その自分が居られる場所って居場所ってことですよね。

カウンセリングでなかなか人には言えないことを言うのは恥ずかしいと思いますが、それができると皆さん、ホッと安心した表情になりますね。

そして、恥ずかしさを解放すると、セクシャリティがぐん!とアップします。
ほっこり顔が赤くなり、ふわふわとした心地よい気分がやってきて、キラキラが溢れます。

すなわち、魅力アップに欠かせない方法が「恥ずかしいことをする」ということ。
「ちょっと恥ずかしいかな?て思う服を着てみるといいですよ」「ちょっと恥ずかしいな、ということを伝えるといいですよ」というアドバイスはそれが理由。

また、変わりたい!という方にお勧めするのが「恥ずかしいことをする」「怖いことをする」。
どちらも「殻を破る」方向に向くからです。

でも、恥をかける場所があるって幸せだと思うなあ。
私にとってはセミナーがずっと昔からそうだったし、最近は飲みに行って記憶を飛ばす(飛ぶ?)のも、そういう場かも。

皆さんの、恥ずかしさ、についてちょっと考えてみてはいかがでしょうか。

心理学ミニ講座

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