「100でいいところを120、150とやってしまうんですよね」
ハードワークな方へのカウンセリングでの私の常套句。心理学講座でも連載しました。
それだけ情熱的で、いい人で、人のためにがんばっちゃう人が多いと思うのです。
でも、本当は100でも多いんですよね。
普段は50とか60くらいがちょうどいいと思うのです。
そうしないと、いざというときに、100、出ませんよね。
でも、この50,60はとても中途半端で難しい。
だから、120の人が60にしようと思うと、半分にすればいいのだけど、現実的にそれが難しい上に、まるで0(ゼロ)にしてしまうようなショックを感じたりするのです。
そして、仮に120を60に減らしたとすると、新たにまた60をどこかから見つけてきて、以前と変わらなくなってしまったり。
そうなると、表面的なことを取り繕っても何も意味がないということで、なんで120もやってしまうのか?なんで、そんなハードワークしてしまうのか?を掘り下げていく必要があるのです。
最近もそのようなカウンセリング多いのですが、やはり、幼少期の親子関係に繋がるところが多いようです。
期待に応えなければいけない、とか、助けたい人がいた、とか、愛されるために頑張るしかなかった、とか、子どもの頃から120をやってたみたいです。
休みましょうね、と、そんな心を緩めるセラピーから始めることが多いですね。
そして、一旦ホッとして、心に余裕というか、スペースを作るのです。