「息が詰まるのは距離が近すぎるせい?」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

誰かと一緒にいて何だか息苦しいな、と感じるとき。
それは、相手の言動にイライラしてしまうときでもあるし、自由がないような束縛を感じるときでもあるし、「仕方がないなあ」と諦めが入ってくることもあるし、緊張や不安が強くなってちっとも安らげないときでもあります。

そういう時、ちょっとその距離が近すぎるのかもしれません。

心の距離、ね。


でも、その距離に慣れすぎていると、なんかもう動けないような感じがして、ただひたすらイライラのみが募っていくのです。

勇気を出して、一歩後退。
それはしばらく連絡を取らないことでもあるし、一人でお出かけしてみることでもあるし、それより何よりも“相手をもっと信頼する”ことや“自分をもっと信じること”が大切な場面かもしれません。

というのも、距離が近すぎるということは、時に執着心がセットになっていたりするからです。

しがみついている感じ。

だから、それを手放すことが今の目標。
両手をパッと離す感じ。
相手を自由にし、自分も自由にしてあげる感じ。

すると息が吸えます。

カウンセリングで、色々と話をして、私に色々と話をされて、心に溜まっていたものが流れたり、頭の中が整理されたりしていくと、「息が吸えます・・・」とおっしゃってくれる方が少なくありません。

心理的には、その方と、相手の方の間に少し私がお邪魔した感じ。
その分、心の距離が空くのかもしれません。
だから、人に話すって大事なんですよね。

因みにこの話。人に対してだけじゃありません。
むしろ、「会社」とか「お金」とか。

思い当たるところありませんか?

それが今、手放してあげるものだと思ってください。
より自由になるために。

心の処方箋

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