今を見極めて、流れを知り、身を委ねる



半年くらい前からちょくちょくお会いする方が先日久しぶりのカウンセリングでこんなことを話してくれました。
インスピレーションと許可を得て、お話させていただきます。

「最近友達に、『あんたなんか変わったねぇ?』て、しみじみ言われたんですよね。で、『どこが?』て聞いたら、一言、『あんた最近よう笑ってるやん?それ見て思うねん』て。言われてみれば、確かにちょっと前の私は笑ってなかったですよね・・・。でもそんなことも忘れてました。私に何があったんでしょう?」


カウンセリングを受けて、講座に行って、1DAYワークに行って、あれこれ講座に行って、カウンセリングもたまに受けて。
あとは日常生活をふつうに過ごすことだけを考えて。
あの辛いできごと、あのしんどい日々のことから逃げずに、ただそこに居続けて。

彼氏ができた女の子に「なんでできたの?」て聞くと、「なんとなく・・・」なんて答えが返ってくることが多いんですね。

ポジティブな変化って、何か具体的にこれがあれがと起きてるわけじゃなくて、気付かないうちに“いい流れ”に乗ってることが多いんですよね。
(本当はネガティブなものも同じなのですが・・・要するにコントロールはできない・・・ということなんですね。)

なんとかしたい!でも、どうしていいか分からない!という中で、必死に動いてみた時にその流れがやってくるものです。
カウンセリングでも、セミナーでも、その変化を起こす推進力になるんだろうと思います。

焦って、無理して、頑張って、犠牲して、我慢して・・・そういうのはむしろ逆。
余計にネガティブな環境を招いてしまうんじゃないかな?

その彼女はまだ不思議そうな顔して、「何ででしょうねぇ?」なんて遠い目をしてます。

「でもね、ちょっとはどうでもいいように思えてない?」
「まあ、そうですね。まだすっきりとは言えないけれど前向きですね。」
「それがまたいい流れを引き寄せます。頑張る、というより流れに逆らわない方がいいんですね。」
「根本さんは船頭ですか?」
「みたいなもんかもですね、まぁ、ちぃちゃい艀みたいなもんですけどね。」
「でも沈みそうにないですね。なんとなく。」
「ま、天然の浮輪完備ですから(笑)」(サムイ?)

『今を見極めて、流れを知り、身を委ねる』・・・楽なように見えてすごく怖い方法なのかも。

彼女、私からみても、ほんとうによく頑張ったんです。
でも、ほんとうに頑張ってるときって、それに夢中なので、頑張ってるって意識はないのかもしれません。

でも、何かを良くしようとか、そういうコントロールみたいなことって彼女はしませんでした。
ただ、自分を変えること、自分を成長させることだけに意識を向けてたみたい。

そのお陰で一つ一つの行動に意味を持たせることができました。

最近、“サレンダー”という言葉をよく口にするんです。カウンセリングの中で、セミナーの中で。

サレンダー・・・身を委ねること。流れに身を任せること。
すごく怖いから、大いなる勇気が求められるもの。

でも、何もしない、というわけではなく、今できることに一生懸命になること、なんです。

今できることに夢中になっていると、自然と道は開けます。
特に今、悪い流れだな、と気付いたらなお更に。
そういうときこそ、焦ってしまいがちだけれども、そこはぐっと忍耐のとき。

手はまだまだ尽きません。
やることやったら、あとはサレンダー。
神様お願い!みたいなものです。

意外に効きますよ、これは。

カウンセリングでも、セミナーでも、ぐっと身を委ねてみてください。
ごろんと寝転んだら空がきれい、みたいな、新しい景色が見えるはず。

それが手放し、勇気、そして、サレンダーなんだろうと思います。

新しい道が拓けますように・・・。


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