10/27 大阪心理学WSのフォローアップ


ご参加くださった皆さんありがとうございました。
大変お待たせしましたが、アンケートにて頂きましたご質問に回答させていただきます。
いつもたくさんの温かいメッセージをありがとうございます。

心理学ワークショップ(大阪)
2007/10/27(土)
13:30-17:30『カウンセリング的アプローチによる問題解決の実際~カウンセリング実況“生”中継~』
18:30-20:30『ビジネス・仕事の心理学~人間関係、ヴィジョン、そして、天職~』
江坂・ホテルパークサイド


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【疑問・ご質問・聞いてみたいこと】

Q.自分が好きな仕事をしているのだと思うんだけど、仕事が面白くなかったり、辛かったりします。自分には向いていない、才能が無いのかも、と思うことがあるのですが、こういうのは天職ではないですよね?

A.うーん・・・判定するのはとても難しいです。
「好きな仕事」というのは必ずしも天職にはならないのですが、なりうる可能性を持ったものではあるんですよね。「好き」なんだから。

でも、好きな仕事だったとしても、事務、営業などの“好きじゃない要素”が入ってくることもあれば、“ノルマ”や“締め切り”などの外圧が入ることがあって、必ずしも楽しい、楽、嬉しいだけではないと思うんですね。

実は天職って言われるものですから、それ相応の苦しみもあるんですね。

僕は小説家の方が書かれるエッセイなどを読むのが好きなんですけれど、小説家が天職で、ほんとうにたくさんの素晴らしい作品を残してる方は、それゆえに、一つの小説を生み出す苦悩もまた凄まじいんですよね。

だから、彼らもまた辛くて、面白くないと感じることだってあると思うんですよね。

この前のワークショップではお話していなかったんですけれど、天職(ライフワーク)には、“どうしたってそこに戻ってきてしまう部分”が出てくることが多いんです。

辛くて、面白くなくてやめようと思ったんだけど、そこに色んな障害が出てきてやめるに、やめられなくなってしまった・・・とか、
思い切ってやめたんだけど、何だかんだ回ってくる仕事が当初のものと同じようなものばかりで、結局俺はこれなんだ、と気付いた・・・とか。

だから、まことに残念なお知らせかもしれませんが、その好きな仕事は、意外に“天職”かもしれません。
そういう可能性を含みつつ、またじっくり心を掘り下げてみて欲しいな、と思います。

Q.長い間、働く意味を見出せないでいます。今の私に求められていることを教えてください。

A.働きすぎて燃え尽きてしまうと、働く意味ってなんだろう?って考えるようになります。
働くことだけじゃなくて、一生懸命頑張って生きてる方が燃え尽きても、生きる意味って考えるものでもあります。
意味を探すから、生きられる、そんな感覚になることも。

働く意味ってなんなのでしょうか?
そこに答えが出なくて、また何とかそれでも食べていけるとしたら、今のあなたにとっては意味がなくてもいいものかもしれませんね。
すなわち、意味を探す必要はないのでは?ということ。

それよりも他に大事なことはないかな?と思ってみるといいですよ。
パートナーシップなどはいかがでしょうか???

Q.今自分がワーカホリックになっていることに気付き、好きな仕事だけど適度に関われるように、ワーカホリックから抜け出せる方法を知りたいです。あと自信を付けたいのに、なかなか自信がもてません。人と比べない自信を持たせる方法を教えてください。

A.ワーカホリックになってしまうには、仕事そのものにある感情的要素が張り付いてしまっている場合が多いんですね。
例えば、
「自分には仕事を頑張るしか人に認められるものしかない」
「仕事に夢中になることによって寂しさを感じないようにしている」
「自分は何もできないと思っているので、仕事で成果を上げるしかない」
「本当は断りたいが、上司や周りから嫌われないようにするにはやるしかない」
「仕事をしなかったら自分がなくなってしまう」
等々、仕事にまつわる様々な感情が流れていることが多いんです。

ですから、まずは「ワーカホリックである理由」について自分なりに掘り下げてみられてはいかがでしょうか?
何かしら、不安、怖れ、見たくない感情が眠っているはずです。
その感情が見つかれば、あとはそれを解放し、癒していくことでだいぶ緩和されるでしょう。

もう一方では、あなたが仕事をする目的についてもう一度考えてみるといいですね。
ワーカホリックは心身共々相当な負担・犠牲を強いますね。
ですから、本当に好きな仕事、やりたい仕事であれば、体を壊す事は決してプラスにはならないはずなんです。
そうすると、休む事も仕事の一つとして受け取れるようになるのです。
顧客のために休む、という発想です。
これができるようになると、ベストなものを顧客に提供するために、無理な仕事はできないようになります。

こうしたアプローチは、ご自身を大切にする試みでもあります。そうすると、自分は自分、という考え方がないとどうしても周りに流されてしまいます。
逆に言えば、この「自分は自分」や「自分なりに」というところを持てるようになると、自信はついてきます。
なぜなら、自分で自分を褒められるようになるからです。
ですから、自信をつけるためには、今の自分を十分に褒めてあげたり、価値を受け取ることがとても大切なのです。

Q.我慢しながら義務感で仕事を続けるとどうなるのでしょうか?なぜ、義務感で仕事をする人が多いのでしょうか?

A.我慢というのはしんどい気持ちを飲み込み続けることです。食べ物に例えれば決して体にいい物ではありませんよね。それを無理に詰め込みすぎればやがては体を壊してしまいます。
義務感は自分を縛り付けるものですから、なおさら抜け道がなくなってしまうんです。
だから、義務感が「やる気」に結びついたり、「使命感」として更なる意欲を呼び起こしてくれるうちは良いのですが(必ずしも義務感は悪いものではないんです)、それがプレッシャーとして強く圧迫するようになれば、心も傷めてしまうでしょう。

だから、義務感を強く感じたときは、ちょっとその仕事から距離を置いたり、ちゃんと心のための気分転換を重視するのが本当はいいんですね。

でも、責任感が強かったり、人から認められたい、あるいは、嫌われたくない、という気持ちが強いと、どうしても義務感を先に立てて仕事をしてしまいがちです。
義務感で仕事をするのは基本的にはマジメな人。だから、日本にはとても多いですね。
それはどこかに「楽しんで仕事をしてはいけない」とか「仕事は喜びを与えてくれるもの」というよりも、何となく精神修行のような色合いを持っているからかもしれません。

今でこそ、僕も慣れましたけれど、やはり「こんな楽しい仕事をしてもいいんだろうか?」と思っていた時期もありました。
出張で飛行機に乗ると周りは真剣なビジネスマンばかり。そんな中、旅行に行くのか、仕事に行くのか分からないような感じでウキウキしている自分にちょっと罪悪感を持ったこともあります。

僕の中にも仕事はマジメにするもの。もっとストイックにするもの。という観念があったようです。

こうした観念から解放されていくと、もっと仕事は楽しくなるんでしょうね。

Q.営業を継いだのですが、仕事に意欲がなく、やりがいが感じられません。仕事が楽しく頑張れるようになりたいです。「仕事をしなければならない」と思っているのですが、出来ていないので、考えと行動のギャップで疲れています。

A.もう少し具体的なお話を伺ってみたいのですが、意欲ややりがいが感じられないのは継がれる前からなのでしょうか?それともその後から?
それから「仕事をしなければならない」という思いはどこから沸いてきたのでしょうか?すぐにはピンと来ないかもしれませんが、どうして自分はそういう考え方をするようになったんだろう?としばらく考えてみてもいいかもしれません。

さて、仕事に対して結構強いプレッシャーを感じていらっしゃるようです。
今の仕事のいいところ、魅力、可能性はどんなところなのでしょうか?
また、この仕事を通じて誰が喜んでくれていますか?

私達は自分一人のためには仕事を頑張ることってできないんですね。
顧客の笑顔のため、周りの従業員の幸せのため、あるいは、家族の喜びのため、に仕事ができるんです。
逆に言えば、仕事はそれらのものを与えてくれるものと言えるんですね。

改めて自分の仕事のいいところについて考えてみてはいかがでしょうか?

ただ、一筋縄ではいかないですし、もしかしたら、意欲ややりがいを感じられないのは仕事に対してだけじゃないかもしれないので、一度、じっくりカウンセラーにご相談されてみると良いかもしれません。

色んな気付きが出てくると思います。

【ご意見・ご感想・根本へのメッセージなど】

○もっと深く掘り下げたいな、と思いました。これを4時間か1日でやって欲しい。

○駆け足と言われてましたが、とても良かったです。個人的には考えがよく纏まりました!

○現在の仕事に対して観念だらけだということがわかって少しショックを受けました・・・

○(昼)扱った問題が自分にも通じるところがあったので参考になった。(夜)仕事で悩んでいたので、仕事に対して考えてみる機会になった。

○夜のワーク、難しかったです。好きなものとライフワーク、仕事の結び付けの部分が特に。

○(昼)自分が自由になることが問題解決に繋がる、ということが自分の具体例を通して、とっても現実的にありありと感じることができました。これ以上自由になった私ってどうなっちゃうんだろうか?とワクワクしました。

○(夜)ライフワークとは?で、出たものは、それってほんとうは好きなの知ってるんだけど、それってどうなんやろ?って思っていたことでした。やってみようかしら・・・。

 ⇒Ans.ぜひ、やってみてください!!!!

○やっぱり仕事の講座は大人気ですね。熱気で酸素が薄くなりました。1日の3分の1は仕事に費やすので充実した時間を過ごしたいですね。仕事観をじっくり見つめていこうと思いました。

○生カウンセリングなんて初めてなので、本当に楽しみにしていました。来て良かったです。手を挙げてくださった方の勇気に感謝したいと思いました。

○初めてなのでちょっと戸惑いました。でも、なんとなくライフワークが探せそうで楽しみです。

○普段考えない点をじっくり考える事ができて面白かったー。

○(昼)アドリブ的なグループワークでよかったです。(夜)大変面白かったです。仕事の方向性が少し見えた気がします。

○2時間でこれだけの内容ですごく良かったです。この後自分でじっくりできそうで、次に繋がる点がまた良かったです。

○うまく纏め切れなかったので不完全燃焼な感じがする。

○頭の隅においておいたら、ある日ふっと浮かんでくるんじゃないかな、と思うと、受けてよかったな、と思いました。

○新鮮でよかったです。思い切って自分の質問をさせて頂いてよかった。ありがとうございました。2hワークショップはもう少し時間が欲しかったと思います。

○これまでの自分を見つめなおしてみて“やっぱりな”って思いました。考えられる時間、考え方を教えていただきまして参加して良かったです。でもやっぱり考える(書く)時間が少し足りませんでした。

○実例が大変分かり易く、面白かったです。

○実際に書き出すことで新しい発見がありました。

○自分が幼い頃大好きだったことと、今の自分の仕事が結びついているということが分かった。

○去年から趣味でピアノを始めたのですが、これをライフワークにできたら、という希望が生まれた。ピアノを続けたいという気持ちを再確認できて良かったです。

○忘れかけていた小さい頃に好きだったことが思い出せて日常生活にも取り入れていこうと思いました。仕事観について棚卸ができて良かったです。もう少し他の人と話す時間があれば良かったです。できれば、席はもう少し広い方がいいです。

○自分がどれだけ仕事を楽しんでいるか、仕事を好きか、を改めて実感できて良かったです。あ~、今仕事したい!って思いました。

○自分では気付かない事(どのようなことに興味があるのか)を知ることができた。

○自分が求めている感覚が改めて分かったような気がします。

以上です。ありがとうございました!!

ワークショップのフォローアップ&テキスト集

 

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