(本のご紹介)「男と女の離婚格差」



私、根本がちょっと絡ませて頂いた書籍が発行されました。

(本)男と女の離婚格差

男と女の離婚格差(石坂晴海著、小学館)

小学館の週刊ポスト誌上で連載され、その中で私もカウンセラーとしてインタビューしていただきました。連載が好評につき書籍化と相成ったそうです。
連載中は一段のみだった私のコメントも今回は40ページに渡って掲載していただきました(第5章 破壊と再生)。

“バツイチ”ブームの火付け役になった著者が、モラハラから浮気、セックスの問題など夫婦の間に起こっている離婚問題を詳細に纏められています。
暴力ではなく、精神的なDVによって怖れと罪悪感で縛られ、気が付けば身動きができない状態に陥ってしまった妻の実例などを、とてもリアルな表現で紹介されています。
こうした精神的なものは目に見えないだけに加害者も被害者も自覚するのが難しいんですよね。それで、気が付けば動悸や震え、不眠などの身体症状に発展してしまうこともあるんですよね。

そういった夫婦間の問題に直面された妻達の離婚への決断、または、やり直す覚悟について、インタビュー形式で纏められているので、非常に読みやすく、スーッと内容が入ってきます。

自分は普通でむしろいい家族と思っているところに実は大問題が隠れてることがポイントなようです。
カウンセリングでも耳にする題材だけに、自然と身を入れて読みきってしまいました。

夫婦問題で悩んでいる人は「あるある!なるほど!そうなのか!」と目から鱗なこと必死です。迷いが吹っ切れて、離婚なり、やり直すなり、決断しやすくなるかもしれません。
また、「あたし一人じゃないんだ・・・」という実感は大きな安堵をもたらしてくれるでしょう。

ただし、これを読んで「そうそう!」と思っても、夫に読ませようとするのはご注意。
ちゃんと読める人か読める状態かを見極めてからにしましょうね。

個人的にかなり痛かった!!!(笑)
奥さんにはしばらく見せたくないかも!!!

#そういう意味では夫達にも読んで頂きたいのですが(元々“週刊ポスト”での連載ですしね)、男性としては「へえ、そんな奴もおるんかー。俺とは関係ないわ」という読み方をしてしまうかもしれません。自分のこととして読んでみられると、身につまされるところがたくさん見つかると思います。(きっと僕だけじゃないはず・・・(笑))

また、夫婦の間の問題がリアルな実例としていくつも紹介されていますので、カウンセラーを目指す方にもぜひ読んで欲しい一冊です

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