◇初めてお話しする時は・・・



最近面白い感想を別々のお客さまから頂きまして。

面談に来られたお客様から・・・
「根本さんって面談の時はけっこうしゃべるんですね・・・。電話のときはあまりお話されなかったので意外でした。」

初回無料の電話カウンセリングを受けられたお客様から・・・
「ホームページやワークショップなどでのイメージから、けっこうおしゃべりな方だと思ってたんですけど、あまりお話されないんですね。」

電話カウンセリング、中でも初回無料カウンセリングなどでは初めてお話しするわけですから、できるだけお話をお聴きする方に意識を向けてます。
面談から始められるお客様も多いんですが、そういう方の場合も、最初の30分から1時間はできるだけお話を聴くほうに意識を向けるようにしています。
面談の場合は、お会いするだけで、その雰囲気やちょっとした仕草、お話の内容などで、色々と分かること、お伝えしたいことも出てくることもあるので、いつもそうとは限らないですけどね。

何故かというと、色々とお聴きしたいことが山ほどありまして、それでご質問させていただいたりしているうちに時間が飛ぶように過ぎていく・・・で、結果的に僕からお話する時間が少なくなる・・・というのが一番大きな理由です。
気が付けば30分過ぎてた・・・なんてことはザラにあります。

それから、できるだけ始めにお話をたくさんしていただく方が、気分もすっきりして余裕も生まれやすいでしょうし、特に初めてお話しするときは、それまでの時間に何を話そうかずっと考えて来られたと思うので、やはり最初はできるだけしたいお話を聴くほうが良いと思っているのもその理由です。
それに話をする方が自然と緊張も和らぎますしね。

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僕のスタイルだと思うんですけど、何に対してもある程度全体像を掴んでおきたいんですよね。
最初に大風呂敷を広げるようなイメージかな~。
遊園地に行ったら、まず最初に案内図を広げて、その遊園地にどんなアトラクションがあるのかを把握して、興味のあるところ、乗ってみたいアトラクションに向かうタイプです。
とりあえず身近なところから・・・って行くことはあんまりしないですねー。

で、全体を見渡してから、詳細な点、カウンセリングならば今相談したいテーマに絞り込んで行くんです。
その方がお客様にとっても流れが掴みやすかったり、自分では想像もしなかったことに気付けたりするんじゃないかなあーと思います。

例えば、今彼氏との関係でちょっと悩んでることがあるとしても、そこに至るまでに色々な経験をされてきてると思うんですよね。
昔の恋愛で、家族の中で、あるいは視点をちょっと変えて友人、職場の対人関係で。
一度にすべてのお話をお聴きするのは難しいけれど、関連するだろうところは一通りお話伺っておきたいんです。

そうすると、彼氏との関係で引っかかってるものが、実は昔の恋愛でもあったことで、さらに実は両親との関係にも繋がっていて、一方では職場でもそれが出てる、なんて総合的に自分を見つめられるようになると思うんです。

そうすると、問題解決のアプローチもすごく選択肢が広がると思うんです。
だから、僕も最初に全体像をある程度掴んでから、具体的な提案をしたり、分析的なお話、感覚的、感情的なお話をさせていただいて(ここはとても饒舌です(笑))、で、面談ならばセラピーをして心の痛みを取り除いていく・・・というスタイルに今はなっています。

彼氏との関係で悩んでいて壁にぶつかっていても、その解決の糸口が友人との関係にも見出せたとしたら、何とかなりそうな気持ちになりやすいでしょう?
それに実際、何とかなることが多いんです。

ので、最初にお話しするときは結構無口かもしれません。
でも、次にお話しするとき、あるいは休憩時間を挟んだ後半戦は、かなり饒舌になってると思います(笑)

ちょうど、お客様から同時期に面白いご感想を頂いたので改めて見つめなおしてみました。

2005年1月7日


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