ハワイから一時帰国している友人が遊びに来てくれました。
気づいてみれば彼女に会うのは1年数ヶ月ぶりらしく、うちに来たのは2,3年ぶりとのこと。
そのブランクの長さにちょっとびっくりしてしまいました・・・。
2,3年といえば、もう、一昔前って感じなのに、彼女がよく遊びに来てた頃の記憶が鮮明に残ってるせいか、とてもとても意外な感じがしました。
ハワイに住んでちょうど1年が経つ彼女は、こんがり日焼けしていて、興味深い話をたくさんしてくれました。
妻はアメリカ(本土)によく行っていた頃の記憶が蘇ってきて、僕は雑誌等で見かけるハワイの風景が実感として沸いてきて、大阪でお茶を飲みながら話をしてるのに、心は全員ハワイに飛んでました。
原や山本は今はバリに旅行中ですし、僕のお客さまも最近何人も沖縄に行かれてますし、いいなあ~南の島~。
ちなみにお客さまや友人が旅行先から送ってくれたポストカードは、仕事部屋の壁に飾ってます。
それを見るだけで、ほんと、心は日本を飛び出しますね~
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リクエストシリーズ。
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自分を大切にするには?
無自覚に気づけば自分を傷つけるようなことをしてしまうんです。
やめようと思っても、きちんと意識できないので・・・
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過去に何度かテーマにしてますので、お時間のあるときにご参照ください。
・3/10のミニコラム
・2/5のミニコラム
・うちの奥さんのコラム「自己愛」
その他、無料相談コーナーのバックナンバー集(ご相談事例集)で検索してみても、たくさんヒットしました。
その内容を読んでると「自分を大切にする」って言葉を僕がいかによく使っているかがよく分かりました・・・(^^)
自分でもよく使う言葉だと認識してはいたんですけどね、これほどとは・・・。
無意識的、無自覚、衝動的と表現はいろいろありますが、意識していないところで自分を傷つけてしまうにも何かしらの理由があるものです。
自分を傷つけたいとしたらなぜ?
何かを恐れているんでしょうか?
何かが麻痺してしまっているんでしょうか?
それくらい罪悪感が強いのでしょうか?
あるセックス依存症という女の子をカウンセリングしていたときのことです。
彼女は衝動的にセックスを求めてしまうようで、気が付けば、見知らぬ男性とベッドを共にしていることが続いていたそうです。
えー?うそー?そんなことありえないでしょう?
と思うかもしれないんですけど、あとから思い出せば断片的な記憶はあるものの、そこまで至る一つ一つの細かいところは覚えていないことも少なくないそうです。
また、直接的に自分を傷つけてしまう(自傷)方にお会いすることもあります。
その場合も無自覚なケースも少なくないですね。
セラピーをしていて、特に感情を解放していくようなセッションになると、頭がぽーっとなってしまって、意識が飛んでしまう方もいらっしゃいます。
セラピーの場合は、半覚醒といって、半分意識があって、もう半分はぽーっとなってるような状況なんですけど、感情をとても強い力で抑圧していると、自分の心の中から湧き上がってくる感情に思考(意識)が付いていかなくて、そういう状態になるんですね。
上で紹介したケースでも、同じことが起きていると思います。
だから「依存症」と言われながらも、実際には自分の中の「超自立的な私」が作り出している問題といえます。
「依存」の問題ではなく「自立」の問題なんですよ。
アルコール依存症はアルコールにしか頼れないから問題なんですね。
セックス依存症もセックス以外のものに依存できるようになれば緩和されていきます。
自傷癖やワーカホリックも無意識レベルでは同じ問題としてみることができるんです。
何を抑圧しているんでしょうね???
罪悪感?セクシャリティ?恐れ?不安?寂しさ?
僕の経験では、この5つのエネルギーが織り交ざっていることが多いように思います。
どれかひとつが単独で出てくるというよりも。
だから、最初にセックス依存症という女の子の話をさせていただいたんですけどね。
だから、無自覚、無意識的に行動してしまう場合には、感情レベルまで上げてあげることが求められます。
どんな感情が自分を傷つけようとしているのか?ということに気づくために。
罪悪感を抑圧すると、それを感じません。
でも、本当は感じていないわけではなく、感情として認識していないだけなんですね。
だから、その罪悪感を感じてみましょう・・・感じられる自分になってみましょう・・・というのが、このパターンを変える方法(すなわち、自分を大切にする方法)となります。
カウンセリングとしては、どうして感じられなくなってしまったのか?とか、じゃあ、何の罪悪感なんでしょうね?とか、そもそも何を抑圧しているんでしょうね?という点を見つめていくのが一歩目で、次に、その感情を解放したり、セラピーによってその元となるトラウマを癒したり、トラウマを作り出した人間関係を変えていくことが多いです。
(もちろん、人によって、ケースバイケースで変わります)
そんなときにはこんなイメージワーク(瞑想)はいかがでしょうか?
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目を瞑ってイメージしてみましょう。
今、あなたの目の前にとても傷ついている自分自身が立っていると思ってください。
どんな姿をした自分が見えますか?
表情は?
しぐさは?
年齢は今のあなたと同じ?
服装はどんな感じ?
もし、肉体的に傷ついているとしたら、どこにその痛みが見えますか?
(瞑想の中で出てくる肉体は、心の状態を投影していると考えることができますので、傷ついた体が見えたら、それはあなたの心がそれくらいひどい傷を負っていることを示唆しています)
どんな言葉をかけてあげたいでしょうか?
今、どんな気持ちでそこに立っているでしょうか?
その自分に近づいて触れてみてください。
どこに触れますか?
触れたときの感触はどんな感じでしょうか?
そして、目の前の自分の目をしっかりと見ながら、彼(彼女)をやさしく撫でてあげましょう。
やさしい言葉をかけてあげてもいいですね。
そして、ゆっくりと彼(彼女)を抱きしめてあげましょう。
その体を温めるように、やわらかい光で包み込むように。
そうして、あなたの心の中に湧き上がる感情にただ注目していきましょう。
腕の中の彼(彼女)の様子を感じてみましょう。
ゆっくりと深呼吸を繰り返しながら、彼(彼女)をしっかりと受け止めてあげます。
きっとその傷ついた自分は誰にも受け止められたことなんて無いのかもしれません。
あなた自身がその第一号になるつもりで、ただ、受け止めてあげましょう。
あなたの心が深い落ち着きを取り戻したら、この瞑想を終了します。
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うまくやろうと思わずに、ただ、思い浮かぶイメージを大切にしてみてください。
何も浮かばなくてもいいです。
何も感じなくても構わないのです。
このイメージは1回きりのためのものではなく、何度も何度もチャレンジしてみると良いでしょう。
もし、相手が逃げ出したら、追いかけて下さい。
追いついて、しっかり抱きしめられるまで。
相手に触れてはいけないような気持ちがしても、その気持ちを感じながらゆっくりと触れて上げましょう。
怒りがこみ上げてきても構いません。
ただ、その怒りを受け入れてあげましょう。
それはあなた自身の怒りなのですから。
「自分自身を大切にする=自分の今の気持ちを受け入れる」という観点からお話をさせていただきました。
安らかな気持ちが訪れますように・・・。