(7/3)認めたくないこと



暑い日が続いていますね。
出張の準備も半分終わると気が抜けて、データのバックアップを取りつつ、テレビに見入っていました。
最近、気が付けばお笑い番組が増えて、若手芸人がよく出てますよね。
お笑い好きな僕としてはとても嬉しいことなのですが、どの番組が何曜日の何時からやってるのか、イマイチ把握できなくて、テレビをつけたらもう終わりかけなことが多いです。

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認めたくないことってありますよね。
いきなりショックなことが起きれば、心のブレーカが飛んでしまって何も分からず、パニックになったり、頭の中真っ白になったり。
で、少し落ち着いた後も「うそだ。そんなことは無い無い」と現実を受け入れられなくなること。

この前テレビであるタレントさんが話してたんですけど、奥さんに内緒でちょっと悪さをしてホテルから出てきたら、奥さんが目の前に立ってたんですね。
自分では絶対浮気がばれてないって思ってたので、その現実がすぐに受け入れられず、奥さんを無視して素通りしたそうなんです。
「これは幻に違いない。俺は夢を見てるんだ」と。
奥さんから「ちょっと・・・」と袖を引っ張られて我に返ったそうなんです。

その後はきっと怖い目に会ったのかもしれませんが・・・、案外、似たようなことって僕たちの人生では何度も起こる事だと思います。
突然の失恋もそうだし、離婚を切り出されたり、仕事で大失敗したり、あるいは、突然の異動だったり。
大切な人の死も急にやってくることがあります。

そうした出来事を受け入れるのは、僕たちにとってはすごく困難に感じられることも多いんです。
じっくり、ゆっくり、その現実が身に染み入るようにやってきます。
でも、現実に起きたことを「そんなことないもん!」と否定してしまうと、今度は自分自身が前に進めなくなってしまうようです。
そして、解決できること、乗り越えられることも手遅れになってしまうのかもしれません。

また、現実に起きた、ある程度目に見えることは分かりやすいのですが、自分の心の中にある気持ちを認めたくないことだって少なくありません。
どちらかというと、目に見えない分だけ、こちらの方が厄介ですね。

例えば、「旦那しかいない」と思ってた奥さんの心に、最近知り合った別の男性の影がちらつく時。
その心の動きを受け入れられなくて、否定し続けていると、その男性への意識が日に日に高まり、やがては「軽はずみな行動」として受け取られかねないことをしでかしてしまいます。
最初にその気持ちを受け入れておけば、そうはならなかったのに・・・と思っても手遅れですよね。

何が邪魔してると思います?

それは自分の意地やプライド、世間体など。
感情的には罪悪感や恐れなど。
そうした要素が壁になって、僕たちは自分の気持ちに素直になれなくなってしまうようです。

ありのままに受け入れること・・・本にはよくそう書いてあります。
でも、難しいですよね。

でも、自分の心に起きたことは自分にしか分かりません。
誰かに悟ってもらおうとしても、淡い期待に終わってしまうことも多いんです。
まずはその気持ちを言葉に出してみて下さい。
一人のときに、そっと呟いてみるだけでOKです。

そうすると「目に見えること」に昇華して、受け入れやすくなります。
気持ちは天気と同じですから、受け入れてしまえば傘を差すなり、雨宿りするなり、方法はいくらでもあるものです。
雨が降ってるのに「降ってないもん!」と表に飛び出すと、風邪を引いてしまいますよね。


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