(3/26)雨の音



カウンセリングを終えて、妻と子の待つ実家に行こうとしたら雨がぱらぱら・・・。
このところ、よく、雨が降りますね・・・。

僕は雨が降るとその時々の自分の心の状態がチェックできるんです。
余裕があるときは、雨音や雨の景色をじっと眺めたくなって、気持ちもとても安らかになります。
いっぱいいっぱいになればなるほど、「うっとぉしーなー!もぉ!!!」という気分になります。
皆さんも同じだと思いますけど・・・。

25日は・・・行きは後者、帰りは前者でした・・・。
天気と同じで、心の状態も春は変わりやすいようで・・・。

でも、雨音というのは街中に住んでいると、数少ない自然の音で、心が和むことが多いんです。
ぼーっと雨を眺めて、音に耳を傾けてみると、昔の記憶や感覚が蘇ってきたりします。
小さい頃、雨が車の車庫に当る音を聴きながら、遊びに行きたいのに行けなくてぼーっと雨を眺めていたことを思い出しました。
周りの風景が暗くなってしまい、その頃の僕はその景色に流されるように気分も暗くなっていました。

それがいつしか、雨の音を聴くと心が安らかになるようになったんですね。
大人になったからなのかなあ・・・。
自然がたくさんあった田舎を離れたからかなあ・・・。

過ごしやすい室内から眺める雨からは、自分が守られているような安心感も得られます。
ここにいれば雨に濡れることがないからかもしれないし、今日は何もしなくてもいいかな?という気持ちにさせられるからかもしれません。

でも、耳に聞こえる音や自然のものに目を向けると、僕たちの気持ちは落ち着くようにできているようです。
そういえば、1/fゆらぎ・・・なんて言葉もありますね。
波の音、風の音など自然界の音やエネルギーには、心を落ち着かせる周波数を持っているそうで。

面談の時にも、緊張をほぐしたり、心を和らげたり、あるいは、感情を解放していく下準備として、そういう瞑想を取り入れることがあります。
「耳に聞こえる音に、ちょっと意識を向けてみましょう」という風に。

皆さんも、時々、耳に聞こえる「音」に意識を向けてみるといいかもしれません。
時に、ふわーっとした気分がやってきますから。


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