(3/17)心に余裕を作る



すっかり春めいた毎日が続きますね。
コートやジャンパーを着ずに家を出る日が続きます・・・。
まだその習慣に慣れないので、時々「あ、コート忘れた・・・」と不安になる今日この頃です・・・。

ショコラを連れて散歩していると、汗ばんでくることも少なくなく、オープンカフェに出かけたくなります・・・。
頭の中で家の近所のカフェを検索してみるのですが、該当するデータがあんまりなく、結果的にスタバに落ち着くんですよね・・・。
オーダーするメニューもいつしか「アイスコーヒー」に変わっていて、あったかい日差しを浴びながら、ぼぉーっとしています。

そんな中でも、プール通いの日々は続いていまして、ようやく「数日通わないと気分が悪い」、つまりは、癖になりつつあるところです。
成果は???
うーん・・・。
ま、長い目で見ていただきましょう(笑)

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特に初回のカウンセリングの中では、問題・悩みを解決していくための、その人に合ったプロセスをお話しすることが多いんですね。

「この問題の背景にはこんな要素があるんですよね。ですから、それを解決していくためには、ここをこういう風に変えていけばいいんです」なんて風に。
(実際にはいくつかのプロセスを順を追って説明させていただくことが多いんですけど)

でも、その第一歩は「余裕を作っていきましょう」という提案が一番多いのかもしれません。

カウンセリングに初めて来られる方の場合、今の問題でいっぱいいっぱいになってしまっていることが多いです。

自分で何とかしようと頑張ってみて、
本やインターネットで調べてみて、
友達や家族に相談してみて、
場合によっては、占いや、他のカウンセリングを使ってみて、
それでもうまくいかなかった・・・という方がとても多いですから。

最初のカウンセリングの時に「よく我慢しましたね」とか「本当によく頑張ってきましたね」とか、そんな自分を承認していく時間が自然と多くなります。
実は、そんな自己承認も余裕を作る一つの方法です。
(こんな状況で自分を受け入れ、認めてあげるのはすごく難しいことですが、カウンセラーからだったら、受け取りやすい、つまりは自己承認しやすいんですよね)

余裕がないってことはもうこれ以上頑張れない状態なわけですから、ほとんどの行動が悪循環、または、悪あがきになってしまいます。
しなきゃいいことをしてしまったり、自分を見失ったり、自分や相手の傷に塩を塗りこんでしまったり。

問題を解決するにはある程度、前向きな気持ちが必要なんですけど、その前向きな気持ちを作るための心のスペース(余裕)が必要なんですよね。
でも、不安や恐れが強すぎると、スペースを作っても、そのスペースにまた不安を詰め込んで、ますます不安や恐れが強くなってしまう・・・なんて悪循環も生まれたりします。

じゃあ、どうすればいいのよ!って気持ちになると思います・・・(^^)

カウンセリングの中では、安心感を作ったり、希望の光を灯したり、解決の方向性を見つけたりしながら、余裕を作り、その心の中に作ったスペースに前向きな気持ち(何とかなるかも!)を入れていただけるように持って行きます。
「大丈夫ですよ」とか「あてにして下さいね」というのも、言葉だけならば誰だって言えるので、色々考えてみて「何とかなるな・・・」と思ったときにだけ僕は口にするようにしてます。
まあ、そう思わないことの方が圧倒的に少ないので、大抵のカウンセリングではそんな言葉をお伝えしてるかと思いますが・・・。

じゃあ、日常の中ではどうしたらいいの?という部分については、宿題って形で提案させていただくことがあって、それをいくつか紹介しましょうね。
セラピーを受けた後だから効果的だったり、やりやすかったりするので、ちょっと分かりにくいかもしれないんですけど・・・。

・自己承認
鏡を見ながら、自分自身に「よく頑張ってるね」「今日も頑張ったよ、えらい!」と伝えてあげる。
これは「アファーメーション」という方法で、半ば自己暗示効果も狙ってます。

・自分の価値、魅力を受け取る
それらを『見つける』のはなかなか難しいので、友達や家族に自分の価値・魅力を聞いてみるんです。
これは色んな意味でとても効果的です。

・思い切って好きなことをする
例えば、次の休みの日に今までしたかったけれど、なかなかできなかったことを徹底的にやってみる。
休日まで待てないときは、明日仮病を使ってでも休みを作ってやってみる。

・好きなことリスト
好きなこと、したいこと、欲しいものなど、ポジティブな気持ちになれるものをリスト化する。
僕の場合は「年齢×10個」なんて膨大な数を指定することもあります・・・。
30歳なら、300個。

・思い切って行きたい場所に行く
普段の生活範囲を離れることは、心理的にも色んな効果がありますね。
「仕事が忙しくてできない・・・」と言うのは簡単なことですから、「思い切って」という接頭語が付くんです(笑)
この辺は問題を解決したいモチベーションによって、ものすごい効果を生むこともあります。

・心の日記
自分の気持ちや感情を書き出すことで、心にスペースを作り出す方法です。

・ボランティアカウンセリングを受ける
電話のボランティアカウンセリングを定期的に受け続け、自分の気持ちを吐き出したり、繋がりを感じられる場を作る。
面談の場合は「週に2回以上は・・・」なんて回数を指定しちゃうこともありますね。

・親しい人に今の自分の状況を洗いざらい話してみる
問題を解決していくのに、友人や家族など身近な人のサポートって結構大切なんですよね。
でも、自立的な人ほど、一人で抱え込んでしまっているようです。
そんな方のために。
面談の時は「パッと思いつく数字を一つ」って実際に話をする人数を決めてもらうこともあります。

他にもその場で思いついたり、過去に試してみてうまくいった方法を提案したりするのですが、「できる、できない」よりも、「やるか、やらないか」の方が大切です。
余裕がない状況に、こうしたできるだけポジティブなエネルギーを取り込んであげることで、今の状況に向き合えるだけの余裕ができていくことが少なく無いですね。

僕の宿題って結構ゲーム性があって(1~30でパッと思いつく数字は?とか)、それを完璧にやるとか、やらないとかではなく、やってみるかどうかに着目しています。
だからか、出した宿題をきちんとやってくれるお客さんってあんまりいないんですけど・・・(笑)

皆さんの参考になれば幸いです(^^)

あぁ、今日も饒舌になってしまいました・・・。
心理学講座のネタにもなりそうですね・・・。

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こういう風に毎日その場の思いつきで、いろいろネタを書かせて頂いているんですけど、心理学講座として、もっと詳しく知りたいものがあればリクエストしてくださいね。
最近の心理学講座は、このコラムを元に書いてるものがほとんどなんですよ・・・。


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