(3/13)ファンタジーと現実社会


家を留守にするとき、ショコラ(パピヨン、牝2歳)の目線が痛い今日この頃です・・・。

ちょっと首をかしげて「え?どこか行くの?あたしを置いてくの?」と語りかける様は、何とも罪悪感を刺激されるもので・・・。
妻も定宿の山本家でも、この視線に随分とやられてたそうです・・・。

こうして仕事をしているときも、時折、こちらを見ながら「まだ、仕事してるん?遊んでくれへんの?」と眠たそうな目で訴えてきす。

こいつはいつしか「鏡の原理」を学んだようで、テレビや窓ガラスに映る僕の姿を観察しているようです。
「いつも監視されてるみたい・・・」という妻の言葉に嘘はありません。
眠っているとき以外は常に「今か、今か」と観察されてますからねえ・・・(笑)

罪悪感と向き合ういいレッスンになってます・・・。

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さてさて、辛い時代が続くと、僕達は自然と空想(ファンタジー)の世界で遊ぶようになります。
現実社会が辛いから、ファンタジーに救いや楽しみを求める心理です。

ただ、それでも現実社会ときちんと区別が付いていて、適応できている場合は問題にはならないのですが、時に、そこが乖離してしまって、まったくのパラレルワールドのように二つの世界が存在してしまう場合もあります。

こうすると、どこかのオタク達をイメージされるかもしれないのですが、実際は、僕達のすぐ身近に存在していたりするものです。
恋愛でも、仕事でも、趣味でも。
もっと具体的に言えば、夫婦の間でも「セックスレスなのに旦那はいつもエッチなサイトやビデオばかり見ている」というのもそうですし、「この人が運命の人なの・・・」と強烈に惹かれあって不倫をしてしまうのも、同じことと言える場合が少なくありません。

現実というのは、往々にして辛いものがあるので、僕達は何らかの手段でそこから逃避したくなります。
それがいいとか悪いとか言うわけではなく、場合によっては防衛本能によるものだってあるんですが、ただ、そのファンタジーの世界と現実の世界が乖離してしまうと色々な問題が起きてきます。
典型的なのが「話が合わない」「誰といても楽しくない」「自分は他の人とは違うって強く思う」といった感覚ですね。

そうして、社会との繋がりが切れてしまうんですよね。

自分の心の中にはバリとハワイとタヒチを足したようなパラダイスがあるとしたら、それをどう現実の社会に「生かすか?」というのがその人のテーマになります。

ファンタジーの中では、素敵な男性とめぐり合い、素敵な恋をしているとしたら、それを現実社会で、どう「実現させるか?」というのがテーマになるわけです。

たぶん、コンマ3秒くらいで「無理!無理!無理!」と決め付けてしまいそうですが・・・。

でも、それは不可能なことではありません。
現実社会が痛すぎて、ファンタジーの世界に行くとすれば、ファンタジーの世界で得た感覚を、現実社会に適合させていくことは不可能ではないはずです。

でも、そこにはきっと、社会との間になんらか見えない壁を感じていらっしゃるんじゃないでしょうか。
過去の痛み、トラウマ、辛い気持ち、寂しさ、ハートブレイク等々・・・。
あるいは、人の顔色を伺っている自分、人の意見に左右されてしまう自分、自分の意志をもてない自分などのコンプレックスがあるのかもしれません。

ならば、あなたにとっては、そんな自分を受け入れていくことが大きな一歩になるのかもしれません。
痛みを受け入れ、ファンタジーを必要としてしまうことに気づくだけで、その二つの世界は細い糸で繋がれます。

痛みをそのまま、ありのままに受け入れていくことで、更にその糸を太く紡ぐこともできるでしょう。

逃げ込まずに、現実社会を見つめる勇気がまずはその一歩になりますね。

 

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