自分らしい振る舞いをするのが怖いから、周りに敵を作っても自分らしくいられる人が輝いてみえます。



まずは今の自分がもたらしてくれる恩恵を受け取りましょう。
その上で、新たな自分になるためのチャレンジを始めましょう。
今回は難しい(簡単?)な宿題付です。

今日はリクエストにお答えしましょう!!
****
根本さんのブログは毎日更新されるので、なんだかホッとできる拠り所みたいな感じで、しかも人間関係に役立つので、暇ができるとすぐ立ち寄ってます。

根本さんの文章を読んでいると、言葉で人がこんなに輝いてみえるというか、その人がいきるんだな~と、言葉の力を感じます。

さてさてリクエストなんですが、私の娘のお友達のママに、すごく派手な方がいます。はっきり言ってギャルなんですが、年は36歳くらいです。
私は最初苦手だな~と思っていたのですが、話してみるとすごく気さくな方でした。
それに、自分のこともよくわかっているというか、自分が周りと格好が違ってるのもわかってて、周りからどう見られてるかもわかってるけど、気にしないというか、なにも考えてないと言ったらそれまでなんですが(笑)
本人はいつも楽しんでて、ママ友達もたくさんいて、芯が強いなって感じました。
彼女の見た目だけで近づかない人も結構いると思うし。

私も好きな服は着るけど大体周りから浮かないような服を選ぶし、なんとなく普通とかまぁまぁオシャレと思ってもらえるかなってゆうものばっかりです。
服の話をしたいわけではないのですが、私は自分が自分らしい振る舞いをするのが怖いから、例え周りに敵(?)をつくっても、自分らしくいられる人が輝いてみえるんだと思います。

根本さんもよく自分らしくいるのが大事とブログにかかれてますよね。
どうゆう心境になったら、そんな風に強くなれるのでしょうか?
私は人の顔色ばっかりみてしまって、私に対して怪訝そうな顔をされると、すぐに気を使って自分を変えてしまいます。
もっと自分らしく生きられたらいいなと思います。

機会がありましたらよろしくお願いします。
(Kさん)
****

「自分らしく生きる」というお話が主題かと思うのですが、その前に、Kさんが苦手だろうと思われる「褒め殺し」から始めたいと思います~!(笑)

敢えて頂いた文章を全文載せさせて頂きました。
本題である「自分らしく生きたい」だけに絞るのであれば、冒頭の数行はカットしてもいいんですよね。
読まれる方にとってはその分早く本題に移れるわけで。

でも、敢えて残してるのは、そこにKさんらしさが表れてるんだな、と思うからなんです。
だから、実はとても重要なんです。
最後の1行もそうですよね。
ものすごくKさんらしさを表しているんだと思います。

こうした配慮ができるのは、人の気持ちに寄り添える、Kさんの魅力、価値、才能の一つだと思います。
冒頭も最後の文にもとても思いやりや配慮を感じます。
否定なさるかもしれませんが、とても人の心が分かる、優しい方だと思います。
それは誰が何と言おうと長所なんですね。

#今、首を振りながらこの文章を読まれましたら5000円の罰金ですな。ぜひ、今夜の呑み代にしますのでご寄附ください(笑)

でも、その長所を持つ人は、周りの目を気にしないで行動する人を羨ましく思うものです。
自分にないものを持ってるように思えるからですね。
だから、もし、本気で人生を変えたいと思ったなら、まずやって頂きたいのは、その派手なママ友に「あなたが羨ましい。自分らしく生きられて」と“告白”することなんです。
ここで書いてくださったようなことをぜひ、伝えてみてほしいんです。
彼女、何て答えるでしょうね?

「やっぱり自分らしくしなきゃ人生つまらないでしょう?」的な答えをするでしょうか?
もしかしたらそうかもしれないけれど、彼女みたいなタイプの方って意外と「ありがとう。でも、Kさんのこと、私は実は尊敬してるし、羨ましいと思ってるのよ」って返してくれたりするんです。

えぇーっ!?って思いますよね。
ぜひ、その体験をして頂きたくて、この宿題を出すんです。

また、その話をすると、そのママ友のファンになることも多いですね。
その人の人となりが分かってすごく尊敬できるんです。
だから、ぜひ、勇気出してナンパしてみてください(^^)

ここからは私のブログでもよくありがちな言葉遊びみたいなものなんですが・・・。

「自分らしく生きる」って、必ずしもKさんがイメージされてるような「他の人の目を気にせず、自分がしたいようにして生きる」とは限らないと思っています。

派手なママ友は確かに他人の目は気にしてないかもしれません。
内面の気さくさが、その外見によって阻まれているかもしれません。
でも、彼女はそれを気にせずに、敵を作ってでも自分らしく生きてるようにKさんには見えますよね。

でも、彼女はそのことをコンプレックスに感じてる可能性もあるんですよ(!?)
「私は人に気を使うことができない。だから、空気も読めないし、人に距離を置かれたり、嫌われたりすることも少なくない」って。

つまり、人に気を使う、のが自分らしさである可能性もあるんです。
敵を作らないように振舞うのが自分らしさだったりするんです。
それは決して悪いことではありません。
むしろ、他人に配慮できるわけですし、場の空気を読んで雰囲気も作れるし、誰かの気持ちを害することなく上手に振舞えるし、そういう人は人から信頼され、アテにされ、相談されることも多くなるんじゃないでしょうか?

Kさんに限らず、人は「無いものねだり」をして、「自分が持っているものに価値を見る」ことが苦手になります。
自分が持っているバナナよりも、他人が持ってるバナナの方が美味しく見えるわけです。でも、実際食べて見たら同じ味がした!みたいな。

KさんにはKさんの「自分らしさ」があるんですね。
その派手なママ友と比べると、とても自分がちっぽけに感じてしまいますけれど。
Kさんらしさってのが、周りに迷惑をかけずに、相手を心地よくすることで人間関係を築くことだったらどうでしょうか?

まずは、今、自分がしてることの意味、価値を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
ああ、こういうのが自分らしさなんだな、と思ってみてください。

私自身の話を少しすると、私も人の顔色を伺って生きています。相手が怪訝そうな顔をしたら、自分の意見を変えることも良くあります。
それがすごく嫌だなあ、と思ってた時期もありました。「僕には“自分”がないよな。周りに影響されて流されて。それではだめだ」と思ってました。
でも、ある時から、それが自分の長所に思えるようになってきました。
相手の顔色を伺うのって、カウンセラーとして目の前のクライアントさんに安心して頂くにはとても大切な要素になりますよね。
特にセミナーの空気を見るのも、顔色を伺う性格でなければできないと思います。

また、相手が違うよってサインを出したら話を修整する能力も求められます。
「ああ、そうですよね。そういう考え方もありました。すいません」って。

だから、それらは見方によっては短所になるけれど、別の角度から眺めたら長所になったりするんです。

と言うことは、Kさんの危惧されてるその要素も、実は長所で、すでに多くの恩恵をKさんにもたらしてくれてるのではないかと思うのです。
まずはそのことを考えてみましょう。
その性格のお陰で得た恩恵って何だろう?

そうして、まずは今の自分を受け入れ、それが自分らしさだと認めることができると、ママ友のような行動がオプションとして取れるようになります。

つまり、今日は自由にしよう!派手な服着てみよう!ってバリエーションが使えるんです。

でも、今の自分を否定するところから始めると、常に自己否定が付いて回ります。
仮に周りの目を気にしなくなったら、そんな自分はダメなんじゃないか?て思い始めるんです!!

そんな風にまずは自分自身で今の自分を受け入れつつ、もう一つ宿題を出しましょう。
自宅の、家族が出払った昼の時間で構いません。
その派手なママ友みたいに「派手な私になる時間」あるいは「遠慮しないで自分が思い切り好きな服を着る時間」を作ってみてもらえませんか?
ほんの5分でいいです。
派手なメイクに、服に、アクセサリじゃらじゃらな時間を。
案外それが心地よければ、心は自然とその方向を指向しますから、いきなりそんな派手にならぬとも、徐々にその方向に向かっていくでしょう。
もちろん、人目何てその時は気になりません。

早速、このGW明けから試して頂ければ幸いです。

毎日使える心理学講座
○根本のメールマガジン
○根本のセミナー・スケジュール
○根本のカウンセリング
☆音声配信サービス
【根本の講座が自宅で、電車で聴ける!】ココロノポッドキャスト
☆DVD
「ドロドロ系人間関係をスカッと解消するために知っておきたい心理学講座」
『「手放すほどの愛がすべてを変える! 今、ここから愛されて幸せ妻になる法則」セミナー』
『10年愛されるカウンセラーになる秘密』
☆根本本。
根本の著作


あわせて読みたい