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勇気あるリクエストを有難うございます!笑
男女の違い、その成長プロセス、そして、どうしたら「猛獣使い」になれるのかについてお話させていただいております。
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自分は根本先生に相談するタイプの人種ではないかもしれませんし、武闘派女子の攻撃がとても恐ろしいのですが、この際言ってしまいます。
武闘派女子がどうしても苦手です。
パートナーとは思いやりあいたい、労わりあいたいと言う気持ちがあるんですが、
武闘派女子よりも強く、しゃしゃり出る事もなく、都合の良い男でいなければならないのなら、
好かれたくもないし、結婚もしたくない、と最近思うようになってきました。
そして最近そういう気持ちの男は多いと思うんです。職場にも多いです。
最近、もの凄いスピードで増殖中の武闘派女子ですが、彼女らがどこに向かっているのかが、全くわかりません。そんなに毎日に刺激が欲しいというのも、あまり理解出来ません。
平和を望む草食男子は時代遅れなんでしょうか。
僕は平和が大好きです!!笑
今までお付き合いした方は大人しめのタイプが多く、平和な関係が多かったのですが、アラサーになり最近出会う方は武闘派女子が凄く多いのですが、とてもじゃないけど、恋愛や結婚が想像つきません。色仕掛けも全部どギツい罠のようににしか見えません笑。
てか、とにかくギスギスしててマジ無理っす!!
根本先生、そんな草食男子が武闘派女子と付き合って幸せになれますでしょうか。
またどのように付き合っていったら良いんでしょうか。
最近はしおらしい女子を探す方が難しく、腹をくくらなアカンのかなと、覚悟しております。
しょうもない質問かもしれませんが、宜しくお願い申し上げます。
(Hさん)
このところ、本の宣伝ばかりで食傷気味の方も多いと思いますので、今日は久々のリクエストネタです。
それも皆さんが泣いて喜びそうなネタですよね~。
まさに「ピラニアの池に新鮮な生肉を放り込む」という表現がぴったりくるんじゃないかと思います。
Hさん。勇気を出してくださってありがとうございます。
私と同じ名前というのもご縁を感じざるをえません。
そして、そのお気持ち、とてもよく分かります。
怖いですよね・・・
ほんと。。。
リクエスト頂いた文章を読みながら、大いに頷いてしまいました。
まるで私の気持ちを代弁したような・・・(今、何万人かの地雷を踏んだ気がします)
申し上げたいことは山ほどあるので今日は支離滅裂になるかもしれず、また、このブログ/メルマガを読まれた方から多数の脅迫状が届くかもしれず、私もびくびくしながらパソコンのキーを叩いております。
さて、
>武闘派女子がどうしても苦手です。
勇気ある発言。有難うございます。
これを読んで「ドキッ」とした該当者もいらっしゃれば、「なに?お前ちょっと表出ろ!」とつい手元の刀剣を手に取ってしまった該当者もいらっしゃると思います。
Hさんが特に苦手なのはこの後者ですよね?
私もよくセミナー後にトイレの裏に呼び出されてヤキを入れられておりますので、その気持ち、よく分かります。。。
ただ、武闘派女子にも実はさまざまなタイプがいらっしゃって、いわゆる「とうが立つ」ようになって、女を捨てちまったタイプの方もいらっしゃるんですけど、たぶん、そういう方はHさんにとっても女性として見られなくなってると思いますし、私の読者にもそういう方はほとんどいないと思われるので今日はそこは横に置きたいと思います。
ちなみに、そういう女性は我らが武闘派女子たちも苦手、毛嫌い、あっち行け、どう付き合っていいか分からん、という声をよく聞くんです。
>今までお付き合いした方は大人しめのタイプが多く、平和な関係が多かったのですが、アラサーになり最近出会う方は武闘派女子が凄く多いのですが、とてもじゃないけど、恋愛や結婚が想像つきません。
おっしゃる通りです。
だいたい大人しめのタイプの女子は早い段階で、武闘派男子たちに根こそぎ狩られている行くことが多く、それゆえ、アラサーまで残っている女子たちは・・・・・・・・なわけです。(言葉を濁す事情をどうかお察しください)
とはいえ、私が知る限り、ですが、20代の頃に大人しめに見えたしおらしい女子たちが、そのまま一生をお淑やかに終えるかというと案外そうではなく、「まだ目覚めていないだけ」という現実も多数見受けらます。
こういう話をするとHさんはますます結婚欲が萎えてしまうかもしれませんが、大人しかったしおらしい女子も年々力を付け、気が付けば刀剣から小銃、さらにはロケットランチャーまで様々な武器を懐に抱えるようになることも珍しくありません。
ちなみにうちの妻も結婚した20代の頃は大変お淑やかで・・・・(語尾を濁す事情をどうかお察しください)。
だから、
>最近はしおらしい女子を探す方が難しく、腹をくくらなアカンのかなと、覚悟しております。
という意味では腹を括らなあかんと思います(笑)
しおらしい、というのも最初だけなんて思ってもいいですよ。
特に子供を産んだ後には・・・(語尾を再び濁す事情をどうかお察しください)
>平和を望む草食男子は時代遅れなんでしょうか。
いえいえ、むしろ最近増えてますよねー。
少し真面目な話をすると(笑)、バランスの法則というのがありまして、どっちが先かは分かりませんが、草食男子が増えると、それに比して肉食女子が増えるものです。
その辺って食物連鎖のバランスと同じで、ライオンとか虎が増えるということは、エサとなるシマウマとかウサギも増えてるわけですね。お互い持ちつ持たれつつみたいな関係なのです。
そうすると、草食系と自称するHさんは、そんな武闘派女子から見れば、格好のエサに見えるのでしょう(笑)つまりは、とても魅力的な存在として見えるのです。
けっこうモテるでしょう?お誘いもよくあるんじゃないでしょうか?
実は彼女たちも平和を好みますから、Hさんのような男性は特に好みに入ると思います。
あと、さらに真面目な話をしますと、男性性と女性性のバランスというものがありまして、男性は20代中頃までは男性性が非常に活発に成長します。その後、肉体的にピークを越えると相対的に女性性が発達していきます。
だから、20歳の男子よりも30歳男子の方が一般的に「落ち着いている」雰囲気を醸し出します。
この辺は20代の頃は自分の成績だけを追っかけてガツガツしてもいいけれど、30代にもなると後輩や部下を抱えるようになっていくプロセスと一致しますね。
一方、女性はずっと女性性が優位に成長していきます。それが20代も後半になると社会的な立場も相まって「自立」が進みます。自立、すなわち、男性性が発達していくのです。
そうすると20歳の女性よりも、30歳の女性の方が「男前」「かっこいい」「しっかりしてる」という状態になります。
だから、人間の成長プロセスから言ってもアラサーを過ぎれば、女性の方が強くなっていくものです。
そもそも肉体的には男性が、精神的には女性が強いのが世の常でして、より精神性が求められる大人の社会では放っておけば女性の方が強くなるのが自然なことでもあります。
すなわち、男性はどんどん寛容になり、女性はどんどん強くなるのが30代以降の特徴と言えます。
もちろん、個人差はありますけどね。
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で、この辺で名誉を回復しておく必要があるのですが、そんな武闘派女子たちが平和を憎み、常に戦闘を求めるわけではありません。
>パートナーとは思いやりあいたい、労わりあいたいと言う気持ちがあるんですが、
この気持ちは男性はもちろんですけど、武闘派と呼ばれる女子たちも実は盛んに求めているアプローチでもあります。
でも、なんでいきなり戦闘態勢に入ってしまうか?というと、それは20代の頃の体験が影響しているとも言えるんです。
つまり、「立場が逆になった」と考えると分かりやすいんです。
20代の頃、今は武闘派にしか見えない女子たちにもしおらしい時期があったんです(そうでない人も多数いますが)。
しかし、その頃に肉食系だった男性たちに振り回されたり、平和を犯されたり、傷付けられたりした結果、「自分の身は自分で守るしかねえ」「男は敵だ。気を許すんじゃねーぞ」等の処世術を身に着け、立派な戦士となられたわけです。
Hさんはそうではないかと思いますが、かつてと今とで立場がひっくり返り、かつて追われる身だった女子たちが、今は追う立場になった、というのも現実的にあります。
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そして、これは男女の違いですけど、女性は現実主義者な部分があります。まあ、ずるがしこいというか、要領がいいというか、頭いいというか、、、コミュニケーション能力においても、また社会性においても、生活能力においても、女性の方が適応性も高く、男性よりもずっと計算して動ける存在なんですね。
色仕掛けなんてのは男性にはとてもできない芸当ですけれど、女性はその気になれば全然できてしまいます。
そういうところから「女は怖い」なんて話がわんさか出てくるんですけどね。
忘れちゃいけないことはそもそも女性には男性にない「年齢制限」というものを有しています。
それは出産年齢というもので、子どもを産みたいかどうかは別として、制限がある分、焦りも生まれやすく、ガツガツしてしまうところがあるんですね。
それでギスギスしてるように見えるのかもしれません。
また、これは社会性によるところもありますが、昔ほどではないにせよ、女性が独身でいることは世間的にまだまだ厳しい目で見られます。
30歳過ぎて独身の女子の場合、おそらく腐るほど「結婚しないの?」という質問を投げかけられてると思います。
Hさんはアラサーですけど、そういう質問されることってどれくらいあります?
きっと男性よりもはるかに多く「女は結婚するもの」という風潮に縛られます。
また、職場での対応も女性の方が男性よりもずっと厳しいことが多いです。
そうすると、どうしたって社会の中で生きるには、男性よりも逞しくないと生き残れなくなるんですね。
「女が会社で認められるためには男の3倍頑張らなきゃいけない」なんて言葉もありますし、Hさんの御勤め先でもそんな風に見えませんか?
この辺が諸外国に比べてずっと男尊女卑の風潮が残っている日本では特に強くなると思います。
そういう心理的、社会的背景もあって、女性が強くならざるを得ない環境に今はあるんだろうと理解しています。
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そういうわけで、彼女たちが武器を纏うのは案外外見だけで、中身はむしろ磨かれて素敵な女性が多いと思います。
以前、こんなリストを作成しました。
>【保存版】自立系武闘派女子とは?
>http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15420
表面的には武装して向かうところ敵なしで荒野を跋扈している彼女たちも、内面はとても女性らしく、魅力的な要素がたくさんあるのです。
アラサー以上の男子に求められるのは、そうした彼女の本質を見抜く目です。
弱いと生き残れなかったから強くなるしかなかった彼女たちの、その本質をちゃんと見てあげることが「猛獣使い」になる秘訣なのです。
そのためには大切なことに気付く必要があるんです。
おそらくHさんの中にも自然と埋まっている思い込みです。
「女はだまって男についてくるべきだ」
「女は男よりも強くなってはいけない」
「女は男を立てるべきだ」
といういわば「男尊女卑」の思考です。意外でしょう?そんな思いがあるとは。
Hさんも女はしおらしくあるべきだ、そんな武器を振り回すようなことはしてはいけない、という思いがありますよね。
それって「男は・・・女は・・・」という思い込みで、明治以降日本に根付いている考え方です。
つまり、そこでは「男女が対等である」という意識がないんです。
そういうのを「競争心」と言います。
おそらく、Hさんもそういう自覚はないと思うのですが。
だから、周りのギスギスして色仕掛けを吹っ掛けて来る女子たちの、その内面をよく見てあげることが大切なんですね。
そうすると、肩の力を抜いて信頼し、任せられるだけの器量と能力を持っていることが分かってくると思います。
昔は女性が力を持つことを禁止されていたので「男が女を幸せにする」という考え方が一般的でしたけれど、今はそうではありませんよね。
だから、今の時代は「共に幸せになる」と意識が大切なんです。
ちょうどアラサーのHさんにとっては男女の対等性を学ぶにいい時期だと思います。
大人しい女性を求めていると、今の武闘派女子たちには反発を覚えると思いますが、それを「競争心」だと認めると、そんな武闘派たちの素晴らしい要素がたくさん見えてきます。
「自分も彼を幸せにしてあげたい。たくさん与えてあげたい」
「彼を支えて成功させてあげたい。」
「お互い愛し合っていい関係を築いていきたい」
「自分も社会で活躍し、パートナーと共に成長していきたい」
そういう思いを持った女性はとても多いです。
少なくても私のブログをお読みの武闘派女子たちはそんな方々が多いです。
なんせ、そういう訴えをよく耳にしますから。
なので、さらなる勇気を振り絞って私のセミナーにちょくちょく参加してみてください。
会社では「男には負けておれん」とギスギスしている女子たちの内面がよく見えてくると思いますので。
とはいえ、もちろん、女子同士のどろどろした水面下での権力闘争とか、感情的な一方的思い込み体質とか、女性ならではの直感・感性を駆使した様々な罠事情などここでは書ききれない裏の事情もありますが、それも含めてとても魅力的な存在だと私は思っているんです。
Hさんもこれを機会に女心とか武闘派女子の生態についてより深く研究されてみるといいと思います。
そうするともっと気軽に肩の力を抜いて恋愛や結婚について考えられると思います。
つまりは、そういう女性たちと付き合えるくらい器の大きい男になっていきましょうね!!というのが今日の結論です。
大人しいと思っていた女子と付き合っても、ガンガン器を広げざるを得ない事情がやってきますしね。
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ちなみに補足ですが、
>そんなに毎日に刺激が欲しいというのも、あまり理解出来ません。
という特性は、男性は安定を好むのに対し、女性は変化を求める、ということにも起因するかと思います。
>色仕掛けも全部どギツい罠のようににしか見えません笑。
そういう方は案外武闘派に転向して間がなく、まだ上手に装えないのかもしれません。
本当に怖いのは、一見大人しそうに見えて、だんだん真綿で首を絞めるように外堀を埋めていく女子たちで、そういう方の話を聴いていると本当に背筋がぞっとしますけどね(笑)
草食系は草食系の生き方があります。
競争を手放して、女性を信頼できるようになると、猛獣に守られて安全な環境の中で思う存分草を食むことができるのです。
そういう意識の転換が求められてるのかもしれませんね。
ぜひ、そういう女性心理をこれからも勉強してみてください。
悪いようにはならないと思いますので。
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私からの切なる願い。
ぜひ、Hさんの思いに同意される同志のみなさま。
もし勇気が出ましたら、ぜひセミナーなどにもお越しください。
ほんとはもっと男性に来て欲しいのですが、たいへん厳しい現状につき、切なるお願いでございます。
もし、狩られそうになりましたら、身を挺してお守りする所存でございますので。
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