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正しさをなぜ主張しなければいけないのか?という点に注目していくと、その裏に様々な観念が根付いていることが見て取れます。
怖れや不安、恨み辛みなどを手放すことで、正しさも手放して行けるのです。
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根本さんのブログ、いつも楽しく拝見しています。
リクエストなのですが、自分が正しい症候群はどうやったら改善するものでしょうか?
いつも母親と衝突してしまうのですが、母も私も絶対に譲る気がありません。妹に言わせればどっちも相手の言い分を聞かないからだと・・・。どちらも相手に非があるととらえてしまうのです。
衝突しないように冷静に話を進めようとすると、今度は感情的になって中断されてしまいます。
小学生の頃に自分の気持ちも言えずにいた反動が今ここで来たのかなと思うのですが。
ですが、いつも疑問に思うのですがなぜ母は絶対に私の意見を聞かないのかなと。
小さい頃聞き分けがよかったから今もそう思っているのでしょうか?
時々意見の齟齬が生じるとなぜかにらみつけてきて、目をそらすと「勝った」と言ってくるのですが・・・なんかもう母親と娘のバトルというよりオス同士の争いですね(笑)
面白いなと思ってくれればネタとして使ってください。
(Mさん)
>オス同士の争い
よく分かっていらっしゃいますね。
あの、サバンナで繰り広げられている猛獣同士の威嚇し合いですね?
ちなみにこのバトル、お母さんとだけですかね?ほかの方にも出てきます?
お母さんというのは一番身近な人なのでその分愛憎交えるところがありまして、時に「反抗期がそのまま30代になっても続いている」なんてケースも珍しくないほどです。
「顔を合わせればケンカする」なんてのはまさにそういったパターンで、関係性の固定化を表しています。
つまり、潜在意識で「お母さんというのは○○で○○で○○な人だから○○になる」というプログラムがしっかり組み込まれてるんですよね。
だから、お母さんの顔を見るとそのプログラムが発動して、さっきまで機嫌がよかったのに急にファイティングモードになっちゃったりするんです。
私たちにはみんなそういうプログラムが埋め込まれているのも確かです。
「夫を見るとなんか文句を言いたくなるプログラム」とあ「お父さんが部屋に入ってくると自動的に部屋を出ていくプログラム」とか「男性を見るとなぜか委縮して何も話せなくなってしまうプログラム」とか「数ある異性の中からピンポイントでダメンズを見極めるプログラム」とか「手に入らない男にだけ恋心を抱くプログラム」とか「逃げられると自動的に追いかけるプログラム」とか。
これは長年の「習慣」によるもので、思い込みの一つなのですが、特に相手との関係性において成り立ってしまうと、もうこれが癖みたいになって、自分でもなんでそうなるのか分からないのにそうなってしまう現象を作り出します。
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で、自分が正しい症候群ですけど、なぜ、そんな正しさを主張しなきゃいけないんでしょう?
負けたら何がダメなのでしょう?
そこにヒントがありそうです。
お母さんの「勝った」という声を聴いて、ものすごく屈辱的な気持ちがして、再戦を望むようになるのでしょうか?
例えば、Mさんの場合、子どもの頃は聞き分けが良かったんですよね?そうすると、本当は嫌なことでも我慢していたことがいっぱいあったのかもしれません。
そうすると、その我慢していた気持ちが自立するにしたがって我慢できずになり、復讐心となり、そして、いよいよ決戦の火ぶたが落とされる!ということになっている可能性もあります。
そう、遅れてきた反抗期ってわけです。
反抗期というのは実は大切な時期で、精神的にお母さんから自立するもの。
だから、別にケンカするのはいいと思うんです。
妹さんも「どっちもどっち」て呆れてるくらいだからいいんじゃないでしょうか。
ちなみに思春期の頃は反抗期はあったのでしょうか?
でも、今、それだけ出るってことはそれだけお母さんに対して言いたいこと、我慢してきたことがあった、というわけで、これはやはり吐き出した方がいいでしょう。
そう、お恨み帳の登場です。
ぜひ、これを10冊くらい書きまくってお母さんへのわだかまりを解消してみてください。
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正しさを主張してケンカするってことは別の見方をすれば「似た者同士」ということになります。
妹さんのご指摘通りです。
ちょっとお母さんのいない場所にいきましょう。
で、ちょっと冷静になれるように紅茶でも一杯飲みましょう。
ケーキを付けてもいいです。サービス、サービス。
それで、スマホかノートを取り出して、おもむろにこんなタイトルのページを作ります。
「お母さんと似ているところ」
そして、思い当たるところを全部書き出します。
屈辱にまみれるかもしれません。
ものすごく怒りが湧いてくるかもしれません。
そういう時のためにお恨み帳は存在します。
怒りはお恨み帳に吐き出しつつ、お母さんと似ているところをどんどん書き出していきましょう。
そして、ひとしきり似ているところを書き出したら、次のページにはこんなタイトルを付けます。
「お母さんのいいところ」
そして、再び、屈辱にまみれながらもお母さんの長所だと思われるところをバンバン書いていきます。もちろん、お恨み帳は必須です。
そして、むかつきながらもどんどんいいところを書き出したら、次のページに書き出すのはずばりコレ。
「お母さんに感謝しているところ」
これまたお恨み帳片手に幼少期から思い出を辿りながら感謝できることをバンバン書いていきます。
そして、今日のレッスンは終了。
終わった後、どんな気分になるかを味わいます。
もし、愛の気持ちの方が強い(心地よい温かさ)ならばOKです。
でも、少しでも不純物(嫌な気持ち)が残っているのであれば、再び、この3つの課題を明日、頑張りましょう。
そうして、温かい気持ちになってきたら、お母さんに手紙を書きます。
「感謝の手紙」
ネタはすでにたくさん上がっていますからいくらでも書けると思います。
そして、それをお母さんに実際に渡します。
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もちろん、そんなことをしてもお母さんは変わりません。またプログラムされてますから、お母さんの前ではバトルモードになっていきます。
でも、今までとは少し違います。
そして、お母さんと会ってバトルになったら、再び上記の3つの課題に挑みます。
毎回同じことばかりでも構いません。
これは「許し」そして「手放し」のプロセスです。
これを何度も繰り返すことでお母さんとの関係は確実に変わって行くものです。
ただ、もう一つメリットがあるとすれば、お母さんとの関係が変わる前に、他の人との関係性の方が早く変わり始めます。
職場が一番変化が早いかな?
ぜひ、そんな体験をしていただければ!と思うのです。
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さて、そんなときに役立つお恨み帳ですが、実は「通販」も始めました。
ご自宅等にお届けさせていただきます!
>http://nemotohiroyuki.jp/service/20595
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また、手放しを直接体験したい方はぜひこちらのセミナーも検討下さいね。
新・本気の手放しワーク
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