その悩み、もしかしたら成長の証かもしれませんよ!


私たちは成長します。けれど、「問題を見る」という見方をすると、新たなステージでも早速問題を見つけてきてしまいます。
だから、「ああ、それってちゃんと自分軸になったからこそ感じられる悩みだよね」なんて「変化」を見つけてあげると自己肯定感もグッと上がります。

例えば、今までずっと怒りを抑えて生きてきた人。
その人が心を解放し、自分が怒りを許可することができるようになったとき、きっとその人はこんな悩みを持つでしょう。

「最近、いろんなことにイライラする。今まではそんなことなかったのに・・・」

でも、それ、怒りを許せるようになったから出てきた問題なんですよね。
だから進化してるんです。確実に。

怒りを抑圧したまんまだったら、それは感じられなかったわけです。

また、この間のグループカウンセリングでもこんな話題が出ました。

「自分はついつい意志の弱い人間だと気付いたし、孤立感を最近、感じるようになった。また、自分が何をしたいのかが分からないし、自分をうまく表現することができなくてやきもきする」

その話に対し、私は「ああ、うまく行ってるね。順調順調。」という回答をしたのです。

さて、この話題を振ってくれた方、以前はどんな方だったか、想像できますか???





#回答を考えてもらうふりをして行数を稼いでいる図



複数回答があるかと思いますけど、実際は「人に流されてきた私」なんですね。
周りの人に流されやすかった自分が、自分の意志を持つようになった結果、上記のような問題を持つようになるのです。

私たちは成長していきます。
特に何か問題が起きているならば、その間の成長ってすごいと思います。

例えば、夫婦で問題があって、恋愛で彼とうまくいかなくて、仕事の人間関係でつまづいていてこのブログに出会って1週間という方もいらっしゃると思うんです。
もし、1週間、あれやこれやと私のブログを読んでみて、まだ全然問題は解決していないんだけど、1週間前には知らなかった知識や見方やあり方を今は知っていると思うんです。
つまり、たった1週間だけど、ずいぶんと成長してるんです。

でも、ついつい私たちは「見方を変える」ということを忘れてしまいます。

特に問題が起きていたり、うまくいかないことがあると、どうしたってネガティブな見方が癖になります。

明るい方よりも暗い方に惹かれるのです。

そうするとかつて「自分は人に流されやすくてダメな奴だ」と思っていた人は、自分というものを持ち始めると「自分は意志が弱い奴だ」という言い方に変わるのです。

でも、それ、周りの人の「流れ」に今までは流されていたのに、今は「自分」というものを持ち、流れに抵抗するようになったから見えてきたこと。
まだ、自分を持ち始めて期間が短くて、流れの方が強いから、「意志が弱い」と感じるのでしょう。

「そもそも以前の自分って何がしたいのか、分かっていた?そのこと自体に気付いていた?」

という質問をその人に投げかけたんです。すると、こんな答えが返ってくるわけです。

「あ、いや、以前はまあ、このまんまでいいか、とか思っていました。今から思えばそんな真剣に未来のことは考えてなかったかもしれません。」

「自分を持つ」ということを始めたから「自分がしたいことって何だろう?」って考えることができるようになり、でも、すぐには分からないから「自分のしたいことが分からない」という風に思うようになったのです。

だから、「自分を持つ」ということが確実にできているからこそ、生まれた問題と言えるのです。

それで、「ちょっとその問題をポジティブな方向から眺めてごらん」なんてことを話すわけです。
もちろん、すぐには難しいけれど「これがもし、よい変化の証だったとするならば?」なんてことを考えてみるわけです。

そういう意味で「悩みの変化」というのに注目してみるのもアリなんです。
以前はこんなことに悩んでたけど、今は、こういうことに悩んでる、、、という。

例えば、典型的な例が「手放し」なんですよね。

失恋してカウンセリングに来られた時は60分のカウンセリング時間の全部が別れた彼の話でした。
それが何度か繰り返されるうちに、元彼の話が40分くらいになって、今度は「次の出会いがない」みたいな相談になります。
そして、元彼の話が20分くらいになり、「出会いなんてねーぞ!」という話が20分くらいになり、「最近、おかんがむかつく」という新ネタが出て来たりします。
そうして、元彼の話が全然なくなり、「最近、仕事が行き詰ってて今日はその話をしたい」みたいな展開を迎えるわけです。

相変わらず彼女は何らかの問題を持っているわけですが、その中身や程度はどんどん変わって行くのです。

「そういや、今日は元カレの話が全然出ないけど、もうそれは闇に葬ったん?」

って聞くと、

「いや、そら、まだ思い出すことありますよ!全然出会いもないし!彼以上の人はいないんじゃないか?とか思って不安になることもありますよ!」

とか言うんですけど、要するに「カウンセリングで議題に上げるほどの価値はねえ」という状態まで手放しが進んできているわけです。

でも、悩んでることは変わりはありません。それでこんな聞き方をするんです。

「前と比べてどうよ?だいぶ自分が変わったと思わん?」

そうすると、「うん、変わったよ。すごく変わったと思う。前は元カレのことしか考えられなかったけど、今はだいぶ余裕できた。でも、出会いはねーんだよ、何とかしろよ」という勢いなわけです。

私たちは成長し続けているわけです。
何も変わっていない、と思っているのは見方を固定しているだけで、違う見方をすれば、意外なほど成長している自分に気付けるのです。

それに気付いてあげると「自己承認」は加速して、「自己肯定感」も高まります。

それは「これが良い変化だったとすれば何?」という問いかけだったり、「この半年でどんなところが成長した?」という質問だったりします。

私の場合、以前からお付き合いのある方にはけっこうそういう見方をしてまして、

「なあ、最近出会った男、また野良猫な気がするんだけどヤバい?」

とか聞いてくる輩には、

「おお、なんだ、事前に察知できるようになったのか!偉いのぉ」

と孫の成長を見守るおじいちゃん(縁側でお茶啜り中)のような反応をしますし、

「やっぱりやりたいこと見つからないんだよね。ほんと自分、何に向いてるんだろう?何がしたいんだろう?って最近思うのよ」

とか言うてくる輩には

「おお、なんだ、そんな風に真剣に自分のことを考えられるようになったのか!自分軸になってきたのぉ」

と久々に会った親戚のおじさん(野良仕事中)のような反応をするわけです。

そういうわけで、皆さんに質問です。

「今の問題(悩み)があなたの成長の証だとすれば、そこにどんな成長が見て取れますか?」

つまり、「成長したからこの問題を感じられる。じゃあ、どんな成長をしたのか?」と考えてみるんです。

あるいは、「半年前の自分と比べて、自分が成長したところはどこ?」と自分に問いかけて見ましょう。

「眼尻の小じわが1本増えた・・・」「お腹の肉厚がだいぶ成長してる・・・」というのはポジティブじゃないよね?ポジティブじゃないよね?じゃあ、それ以外で・・・(笑)

こういうテーマにじっくり取り組みたい!という方はセミナーもどうぞ。

http://nemotohiroyuki.jp/event

 

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